米環境保護庁(EPA)は、広く使用されている殺虫剤のクロルピリホスを禁止しない方針を固めました。同庁自身の研究で子どもの脳に損傷を起こす恐れがあるという結果が出ているにもかかわらずです。この物質はローズバンという商品名で販売されており、一般家庭向けの販売は禁止されています。しかし、果物やナッツ、穀物、野菜など50以上の作物の農薬として今も使用されています。クロルピリホスの禁止見送りは18日に発表されました。オバマ政権は2015年、有害な化学物質の使用を禁止すると発表しましたが、この規則は施行されることなく、当時の環境庁長官スコット・プルイットによって差し止められました。アースジャスティスの弁護士で、環境保護庁の2017年の決定に反対する訴訟で健康と労働者の権利を訴える人々の弁護を務めたパティ・ゴールドマンにシアトルから話を聞きます。