米国・メキシコ国境での移民取り締まり、家族の分離、全米の移民収容所の残酷で非人道的な状況に注目が集まる中、アリゾナ州ツーソンで人道活動家のスコット・ウォーレンが裁判にかけられました。現地からお送りします。移民支援グループ「ノー・モア・デス(No More Deaths)」で長年ボランティアをしているウォーレンは、アリゾナ州アーホで移民に食糧、水、避難所を提供したことが3件の重罪に当たるとされ起訴されました。その人道支援の避難所は、移民たちがソノラ砂漠越えという危険な旅の後にたどり着くところでした。ウォーレンとその他のボランティアはこれとは別に、へき地の砂漠にある国立野生生物保護区内に移民のための飲み水や食糧を置いていたことでも軽罪に問われています。裁判は8日間続き、その後数時間にわたる評議が行われましたが、結果は評決不能でした。無罪とした陪審員は8人、有罪とした陪審員は4人でした。政府は11月に裁判をやり直します。有罪判決を受けた場合、ウォーレンは最大10年の禁錮刑に直面します。次の裁判を待つウォーレンが先週末、アーホでデモクラシー・ナウ!の取材に応じました。ウォーレンは1年ぶりに、移民のための水や食糧を砂漠に置きにいくところでした。