デイリーニュース

  • イブラム・X・ケンディ 人種差別を増殖させるIQテストや大学進学適正試験の点数、その他の“知能”テスト

    作家で大学教授のイブラム・X・ケンディに、彼の新刊How to Be an Antiracist(『反人種主義者になる方法』)について話を聞きます。ケンディに、科学的客観性を装って有色人種をあからさまに差別する知能テストの、人種差別に基づいた開発について話してもらいましょう。「反人種主義について語っていても、反人種主義になるべきだと多くの人の頭に浮かぶのは南部の人々です。彼らはトランプに投票した人たちのことを思うのです。黒人とラティーノの子供がニューヨーク市の一流校に入ることを妨害している、こうした知能テストの存続を推進している人たちのことは思い浮かばないでしょう」とケンディは指摘します。

    dailynews date: 
    2019/8/13(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 「今日リンチ集団が必要なのは自動小銃だけ」イブラム・X・ケンディが語る白人至上主義暴力

    8月第2週は、バージニア州シャーロッツビルに白人至上主義者が集結した事件から2年となります。その現場でネオナチが運転する車が反人種差別抗議者の集団に突っ込み、32歳の活動家ヘザー・へイヤーを殺害しました。トランプ大統領はその事件から数日後、「どちらの側にもとても素晴らしい人々」がいると主張しました。「名誉棄損防止連盟」(Anti-Defamation League)によると、シャーロッツビル事件以来、白人至上主義者によって少なくとも73人が殺害されています。8月第1週には、テキサス州エルパソで1人の白人至上主義者が混雑したウォルマートで発砲し22人を殺害したばかりです。この事件は、ラティーノを標的にした、近代アメリカ史上最も多くの死者を出した攻撃と言われています。アメリカ大学の反人種主義研究政策センターの創設者兼代表で、新刊How to Be an Antiracist(『反人種主義者になる方法』)の著者であるイブラム・X・ケンディに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/8/13(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 「次はクレムリンだ」 モスクワの抗議がなぜプーチン大統領を心配させているか

    モスクワでは10日、ここ数年で最大となる6万人の抗議集会が行われました。抗議活動は正式に許可されていましたが、モスクワでは数十人が逮捕され、ロシア各地でもさらに数十人が逮捕されました。10日の抗議は、9月に予定されているモスクワ市議会選挙に反体制派候補が出馬するのを封じる最近の動きを非難するために組織されました。ニュースクール大学の国際関係教授、ニーナ・フルシチョワに話を聞きます。フルシチョワはIn Putin’s Footsteps: Searching for the Soul of an Empire Across Russia’s Eleven Time Zones(『プーチンの足跡:12の時間帯にまたがるロシアで帝国の魂を探して』)の共著者です。

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    2019/8/12(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 香港国際空港でデモ隊が座り込み 全出発便が欠航

    警察の暴力に抗議し民主主義を擁護する抗議者数千人が詰めかけ混乱に陥った香港国際空港では12日(月)、すべての出発便がキャンセルされました。警察のさらなる行動を恐れた抗議者の多くは最終的に空港を後にしましたが、数百人が残っています。今回の事態は、先週末に起きた警察とデモ隊の激しい衝突に続くものです。対立が激化したのは11日夜、機動隊が地下鉄の駅構内で催涙ガスを発射する様子や、こん棒で抗議者を殴打する場面が撮影された後でした。中国政府はデモ隊への批判を強めており、デモ隊の行動に「テロ」の兆候が見られると政府高官が発言しました。香港で何百万人が抗議デモに繰り出してから10週間がたちました。デモ隊の要求は、香港から中国本土への刑事犯引き渡しを可能とする引き渡し条例修正案の撤回です。デモ隊の要求にはすぐに、香港のリーダーの林鄭月娥(キャリー・ラム)の辞任、デモ隊に対する警察暴力の独立調査、さらなる独立に向けた改革も加わりました。ビジネスニュースサイト「クオーツ」の記者で2カ月以上にわたってデモ活動を取材しているメアリー・ホイに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/8/12(Mon)
    記事番号: 
    2
  • ジェフリー・エプスタイン死亡 被害者はエプスタインの性的人身売買の人脈調査の続行を求める

    ジェフリー・エプスタインが死亡しました。トランプ大統領やビル・クリントン元大統領ら著名人と交友関係にあり一連の性的人身売買で告発されていたエプスタインが、10日朝マンハッタンの拘置所の独房で死んでいるのを発見されました。当局は首つり自殺としています。エプスタインは7月に首にあざのついた状態で意識不明で発見された後、自殺防止の監視下に置かれていましたが、監視は死の11日前に解かれていました。エプスタインは、未成年の少女たちをマンハッタンの自分の邸宅に誘い込み、性的人身売買を行っていた疑いで逮捕され、7月から拘束されていました。最年少の被害者は14歳でした。エプスタインの死が確認されたのは、数百ページの裁判資料が公表されてから24時間足らずでした。この資料は、元従業員による証言や性的虐待の新しい詳細を明らかにするもので、多くの著名人が登場しています。資料に名を連ねた男性には、元ニューメキシコ州知事のビル・リチャードソン、元上院議員のジョージ・ミッチェル、ハーバード・ロースクール教授アラン・ダーショウィッツ、英国のアンドルー王子らが含まれています。エプスタインの連邦刑事訴訟は終了する見通しですが、検察は引き続き共犯者らの罪を問うことができます。多額の不動産をめぐる民事訴訟も続くとみられます。マイアミ・ヘラルド紙の調査担当シニアエディターのケーシー・フランクに話を利きます。

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    2019/8/12(Mon)
    記事番号: 
    1
  • モンサントはジャーナリストや活動家はおろか歌手ニール・ヤングまで監視していた 新証拠で判明

    衝撃の文書が公開され、米国のアグリビジネス大手モンサントが、自社を批判したり告発する報道をする活動家やジャーナリストを監視し、信用を貶めるための「フージョン・センター」を運営していたことが判明しました。有名なシンガーソングライターのニール・ヤングでさえも、標的にされていました。ヤングは2015年に「モンサント時代」というアルバムを発表しています。モンサント社は彼のツイッターを監視し、アルバムの歌詞の分析までやっています。モンサントのフュージョン・センターはまた、ジャーナリストのキャリー・ギラムも監視していました。彼女はモンサントと同社の除草剤ラウンドアップについての詳細な調査と報道を行っています。大量に流通しているラウンドアップは発ガン性が指摘されています。モンサント社はまた、非営利の調査団体「米国の知る権利」(U.S. Right to Know)も標的にしていました。この団体は情報公開法に基づき同社に関する情報開示を請求しています。ミズーリ州カンサスシティとつないでジャーナリストのキャリー・ギラムと話します。彼女はWhitewash: The Story of a Weed Killer, Cancer, and the Corruption of Science(『粉飾 ~除草剤、がん、科学の腐敗の物語』)の著者です。

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    2019/8/9(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 気候変動のスーパーサイズ化 畜産が土地を破壊し重要な水資源を枯渇させると国連が警告

    国連のトップ気候科学者たちが、気候変動危機の破壊的な影響で地球の生物多様性や何億もの人々の食料確保が危険にさらされている中で、人類による土地や水資源の消費はこれまでにない速度で拡大していると警告しています。IPCC(気候変動に関する政府間パネル)は最新の『気候変動と土地』報告書の中で、思い切った方策を打たれなければ、異常気象と気温上昇が、さらに多くの耕地を砂漠に変えてしまい、世界の食料供給が減少すると警告しています。世界の人口は75億人に増加するというのにです。IPCCが推奨するのは、温暖化ガス排出量の劇的な削減と同時に、農耕手段の効率化と食習慣を肉や乳製品から切り替えることです。畜産業は膨大なメタンやCO2を発生させる一方、広大な土地を使います。ゲストはラトガーズ大学環境生物学部の人間環境学科准教授のパメラ・マクエリーです。彼女は件のIPCC報告書の共著者です。

    dailynews date: 
    2019/8/9(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ミシシッピ州の工場で労働条件改善の闘争の後にICEの一斉検挙 学童が家に取り残される

    移民関税捜査局(ICE)は今週、ミシシッピ州の7カ所の家禽処理場に強制捜査を行い680人を逮捕しました。米国の一州で行われた一斉取り締まりとしては史上最大のものでした。この一斉検挙が行なわれたのは学期の始まりの日で、学校から帰宅したら家の扉に錠がかかり家族がいなくなっていたという子供たちもいました。7日(水)の強制捜査は、米国最大級の家禽肉製造業者コーク・フードが運営する鶏肉工場を標的にしていました。同社は昨年、ミシシッピ州の工場の一つでラティーノ労働者に対するセクハラ、民族や人種による差別、報復行為を理由に起こされた集団代表訴訟(クラスアクション)の和解のため雇用機会均等委員会に375万ドルを支払っていました。労働活動家によれば、これは移民労働者が組合をつくって差別に対抗し、安全性の確保されない不衛生な労働環境の改善を求めている工場を標的にした最大の取り締まりです。ミシシッピ州ジャクソン市のチョクウェ・アンター・ルムンバ市長と、ミシシッピ移民権利同盟の法務プロジェクト主任L.パトリシア・アイスに話を聞きます。

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    2019/8/9(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 緊急医からトランプへ:あなたは間違っている 銃暴力の蔓延は精神疾患のせいではない

    トランプ大統領は8月7日、週末に少なくとも32人が殺害される銃乱射事件があったオハイオ州デイトンとテキサス州エルパソを訪問しましたが、どちらにもトランプの訪問に抗議する数百人が待ち受けていました。この2つの都市を訪れる前に、トランプは銃購入の際の身元確認の強化の必要性に触れると共に、銃乱射事件が精神疾患と関係があるという発言をしています。医療関係者によれば、これは危険なレトリックだと言います。他にも多くの政治家が、精神病を銃乱射の要因として挙げています。モントリオールから、アルパート医大とブラウン大学緊急医療準教授であり、NPO「医療分野で銃器による負傷減少を目指すアメリカ財団
    AFFIRM研究所」(The American Foundation for Firearm Injury Reduction in Medicine /AFFIRM Research)のリサーチ部長ミーガン・ラムニー医師に話を聞きます。

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    2019/8/8(Thu)
    記事番号: 
    2
  • カシミール地方が封鎖状態に:併合に向け動くインド 核保有国のライバル パキスタンとの緊張が高まる

    インドが8月6日に、カシミール地方の自治権を認める特別な地位を剥奪したことで、長い間紛争にまみれたこの地域で緊張が高まっています。カシミール地方ではインターネットやその他のコミュニケーションが遮断されており、指導者らも自宅監禁されるなど封鎖状態にあります。インドのモディ政権は数万人の兵をカシミール地域に追加派遣しました。パキスタンは8月7日、インド大使を国外追放とし、予定されていたニューデリーへの新特使派遣も中止すると発表しました。また、インドとの二国間貿易も全て中止すると発表しています。3人のゲストに話を聞きます。ニューデリーを拠点にカシミール地方のドキュメンタリー映画を制作するサンジェイ・カーク、ジャーナリストで賞にも輝くカシミール地方の小説家ミルザ・ワヒード、賞にも輝くインドの作家でジャーナリスト、シッダールタ・デブです。

    dailynews date: 
    2019/8/8(Thu)
    記事番号: 
    1

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