気候変動によって助長された山火事がロサンゼルスからサンフランシスコ湾岸北部を燃やし続けるなか、カリフオルニア州は来る強風に身構えています。10月最終週末、大規模な避難と数百万人を対象とした計画停電による大混乱が起こりましたが、28日の月曜日には、カリフォルニア州ソノマの消防士たちが1約7万5000エーカーを燃やした大規模な「キンケード火災」の15%を消化して状況を好転させました。しかし29日に風が再び強まり、消防士たちは州全域で猛威をふるう少なくとも10の火災との苦戦を強いられています。その中には10月28日にロサンゼルスで最も富裕なコミュニティの1つで発生し拡がり続ける「ゲッティ火災」も含まれます。カリフォルニア州の山火事はこの時期には普通のことですが、気候変動のために州の火災のシーズンは長期化、深刻化しています。カリフォルニア州立大学サンタバーバラ校の政治学の准教授で気候とエネルギー政策の研究者であるリー・ストークスに話を聞きます。また、北ソノマ郡を拠点としバイリンガルの家族を支援する「コラソン・ヘルズバーグ」(Corazón Healdsburg)の最高経営責任者アリエル・ケリーにも話を聞きます。