エチオピアの首相アビィ・アハメドが第100回のノーベル平和賞を授与されることが11日の朝、公表されました。同首相は昨年、エチオピアとエリトリアの和平交渉の取りまとめに尽力しました。隣接する両国の首相と大統領が「平和友好共同宣言」に調印し、1998年から2000年まで20年近く続き7万人の死者を出した「戦争状態」の終結を宣言しました。平和宣言が調印されて間もなく、エチオピアの首都アジス・アベバからエリトリアの首都アスマラに向けて20年間で初めての直行便が離陸しました。アハメド首相は緊急事態を解除し、数千人の政治的反体制派を刑務所から釈放、閣僚の半数に達する記録的多数の女性を大臣に任命しました。英国キール大学法学部准教授アウォル・アロから詳しく聞きます。最近のアルジャジーラ記事のタイトルは“Why I nominated Abiy Ahmed for the Nobel Peace Prize.”(「私がアビィ・アハメドをノーベル平和賞に推薦した理由」)です。