世論調査によれば、ドナルド・トランプおよびヒラリー・クリントンは、米国の2大政党から出馬した大統領候補者の中でも史上最低の支持率となっています。それでも、9月に予定されている第1回大統領候補討論会には第3党候補は招待されない模様です。この討論会は大統領候補討論委員会が主催していますが、この組織は民主党および共和党がコントロールしています。同委員会のルールでは、全米を対象とした5つの世論調査で支持率15パーセント以上の候補のみが招待されることになっています。リバタリアン党のギャリ―・ジョンソンおよび緑の党のジル・スタインは、どちらも最近、支持率を伸ばしていますが、両者とも規定の15パーセントには達していません。オンラインのイニシアチブ団体「ルーツアクション」(RootsAction)が呼びかける、4人の大統領候補による討論会開催を求める署名運動には1万2000人以上の署名が集まりました。緑の党の大統領候補ジル・スタインに話を聞きます。スタインは2012年、大統領候補討論会から除外されたことに抗議して、会場前で逮捕されました。