デイリーニュース

  • 新種の右派の抱き込み:「ネット上で白人国家主義者の温床を生み出した」トランプの新選対本部長

    先週、ドナルド・トランプはまたしても自らの選挙キャンペーン陣営を再編し、「ブライトバート・メディア」会長のスティーブン・バノンを選対本部長に起用しました。ブライトバートは、「女性の魅力を損ないクレージーにする産児制限」、「ブルース・ジェンナーの滑稽な屋外広告板に不平たらたらのトランスジェンダーたち」、「ビル・クリストル:共和党をダメにする裏切り者のユダヤ人」など挑発的な見出しで絶えず論争を引き起こしているオンライン・ニュースサイトです。マザー・ジョーンズ誌に掲載された新記事で調査報道記者のサラ・ポスナーは「スティーブン・バノンの起用は、トランプが『新種の右派』をすっかり抱き込んだことを意味する。かつては、反移民、反ムスリム、白人国家主義的扇動家たちのごった煮だった連中が、トランプの背後で癒着しソーシャルメディアでこの共和党大統領選候補者にごまをすっている」と書いています。サラ・ポスナーとヘザー・マクギーから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/8/24(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 気候変動に対する行動を起こさなければ ミレニアル世代の生涯収入に 8 兆 8 千億ドルの損害

    気候変動に対する行動を起こさなければ、1980年代から2000年代初頭までに生まれたミレニアル世代は気候変動による経済面、健康上、および環境上の影響に対処するため、生涯収入において世代全体で 8 兆 8 千億ドル近くの損害を受けることになるとする新しい研究結果が報告されています。"The Price Tag of Being Young:Climate Change and Millennial's Economic Future(若さの値札:気候変動とミレニアルの経済的将来)"と題したこの研究を行ったのは、次世代気候(NextGen Climate )およびデモス( Demos) という米国の2つの団体です。デモスとデモス・アクション( Demos Action) 会長のヘザー・マクギーから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/8/24(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 気候研究:2085 年までにサンフランシスコを除く全米都市は 暑すぎて夏季五輪が開催できなくなる

    医学雑誌「ランセット(The Lancet)」の最新号に掲載された記事は、2085 年までに北半球の大部分では夏季五輪開催が不可能なほど暑くなるとしています。研究者達は、西欧を除く北半球で五輪開催ができるほど涼しいのは8 都市だけと予測しています。北米では、カルガリー、バンクーバー、サンフランシスコの3 都市のみです。暑すぎて開催が不可能になりそうな都市のリストは膨大で、イスタンブール、マドリード、ローマ、パリ、ブダペスト、東京、ニューヨーク、シカゴ、ロサンゼルス他、多数です。極度な高温はすでにスポーツ競技界に影響を及ぼしています。2007 年には高温のためシカゴ・マラソンが中止に追い込まれました。今年ロサンゼルスで開かれた米国の五輪代表選考マラソンでは、高温のため ランナーの3割がレースから脱落しました。記事の主執筆者でカリフォルニア大学バークレー校でグローバル環境衛生の教授を務めるカーク・スミスから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/8/24(Wed)
    記事番号: 
    2
  • オバマ大統領のルイジアナ州洪水被災地視察の翌日 米政府メキシコ湾の巨大な石油とガスの借地競売を決行

    23 日、オバマ大統領は壊滅的な洪水で 13 人が亡くなり、60,000 戸以上の住宅が被害を受けたルイジアナ州を初めて訪問しました。赤十字社は、この洪水をハリケーン・サンディ以来、米国で起きた最悪の自然災害と呼んでいます。多くの気象学者達はルイジアナ州のこの歴史的な洪水を気候変動に関連付けましたが、オバマ大統領は演説の中で、その関連性について触れませんでした。そんな中、メキシコ湾の 24 エーカーに及ぶ石油・ガス探査と開発の借地権売却を決行しようとする米内務省の決定に抗議した環境活動家 4 人が23日、ニューオリンズで逮捕されました。24日に予定されているこの売却の会場はスーパードーム、11 年前のハリケーン・カトリーナの際、家に住めなくなった何千人ものニューオリンズ住民が避難したいわくつきの場所です。石油とエネルギーの分析家で、Black Tide: The Devastating Impact of the Gulf Oil Spill(『黒い潮流:メキシコ湾石油流出の多大な影響』)の著者アントニア・ユハスがサンフランシスコから参加します。

    dailynews date: 
    2016/8/24(Wed)
    記事番号: 
    1
  • チャペルヒルで殺されたイスラム教徒の女性2人の父親からジャバラの家族へ:「あなた方の気持ちはよくわかる」

    オクラホマ州タルサではカリド・ジャバラ家族が彼の死を悲しんでいます。番組では2015年に起こったノースカロライナ州チャペルヒルでの似たような射殺事件を振り返ります。2015年、ラザン・モハマド・アブサルハ、ユソル・モハマド・アブサルハ、そして彼女の夫デア・シャディ・バラカトは、白人の隣人によって射殺されました。ラザンは19歳、ユソルは21歳、デアは23歳でした。警察は当初、殺害は駐車場をめぐる口論が原因と述べましたが、犠牲者の親族たちは、この殺害は憎悪犯罪だと表現しました。犯人のクレイグ・ステファン・ヒックスは、3つの第一級殺人罪で起訴されました。ラザンとユソルの父親で、デアの義父であるモハマド・アブサラ博士に、さらに詳しく話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/8/23(Tue)
    記事番号: 
    4
  • タルサでの憎悪犯罪:差別主義の白人の隣人に殺されたカリド・ジャバラの家族が発言

    オクラホマ州で8月19日、レバノン系米国人のカリド・ジャバラの葬儀が行われました。警察によると、彼は憎悪犯罪の可能性もある事件で彼の隣人によって射殺されました。警察は、犯人のスタンレー・メジャーズは第一級殺人罪で起訴されると話しています。メジャーズは何年もの間、ジャバラの家族に嫌がらせをしていました。8月12日の殺人は、メジャーズがジョギング中のジャバラの母親を車で轢いた罪で逮捕、収監されてからわずか1年足らずの出来事です。母親のハイファ・ジャバラは当時、メジャーズが彼女を脅し嫌がらせをしたとして、メジャーズに対する接近禁止命令を取得していました。しかし8カ月後、タルサ郡検事たちが彼を「一般市民に対する重大な危険」と呼んだにも関わらず、メジャーズは6万ドルの保釈金で釈放されました。カリドの兄妹であるラミ・ジャバラとビクトリア・ジャバラ・ウィリアムズに、さらに詳しく話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/8/23(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 先住民活動家ウィノナ・ラデューク:パイプライン会社エンブリッジに我々の未来を壊す権利はない

    ノースダコタ州では、様々な部族から1000人以上の先住民活動家たちが、「聖なる石のスピリット・キャンプ」(Sacred Stone Spirit Camp)に集まり、予算38億ドルのダコタ・アクセス・パイプライン建設計画阻止の抗議行動をおこなっています。抗議者たちは、このパイプラインは、スタンディング・ロック・スー族だけでなく、下流に住む数百万人の人々に水を供給するミズーリ川を汚染する恐れがあると言います。アメリカ先住民活動家で、団体「地球を尊重しよう」(Honor the Earth)の代表であるウィノナ・ラデュークから、さらに詳しく話を聞きます。彼女はミネソタ州北部の「ホワイト・アース居留地」(White Earth Reservation)で生活しています。

    dailynews date: 
    2016/8/23(Tue)
    記事番号: 
    2
  • スタンディング・ロック・スー族の代表:ダコタ・アクセス・パイプラインは「私の部族の生活を脅かしている」

    ノースダコタ州では、ミズーリ川を汚染する恐れがあるとして、予算38億ドルのダコタ・アクセス・パイプライン建設計画に対する先住民活動家の抗議が続いています。全米の数十の部族からの1000人以上の先住民活動が、4月1日にスタンディング・ロック・スー族によって設営された「聖なる石のスピリット・キャンプ」(Sacred Stone Spirit Camp)にやってきました。これまでに抗議行動によって、パイプラインの一部の工事が止まっています。スタンディング・ロック・スー族はさらに、パイプラインの承認をめぐり、米国陸軍工兵司令部を相手に訴訟を起こしました。スタンディング・ロック・スー族の代表デーブ・アーシャンボルトに、さらに詳しく話を聞きます。彼は、8月24日に同部族の訴訟の公判が行われるワシントンDCにいます。

    dailynews date: 
    2016/8/23(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 十代の少年を殺し、その親友に殺人の罪を着せたシカゴ警察

    2012年、当時19歳のテビン・ルイスと親友のマルキーズ・サンプソンは、レストラン強盗の被疑者になりました。報道によると、約1200ドルを強奪した2人は、それぞれ別の方向に逃走しました。サンプソンはその途中で警察官に遭遇し、追跡されました。警察官は最終的に発砲し、十代の若者だったサンプソンを殺害しました。親友が殺された現場に駆けつけたルイスは、警察の非常線を超えて立ち入り禁止地域に入ろうとし、治安紊乱罪で逮捕されました。しかし事件は劇的な展開を迎えます。殺したのは警察官であったにもかかわらず、ルイスはサンプソン殺害で第一級殺人罪に問われたのです。ルイスは有罪判決を受け、現在、武装強盗で32年、殺人で20年の刑に服しています。シカゴ・リーダー紙の最新記事“Charged with Murder, But They Didn’t Kill Anyone—Police Did”(「誰も殺していないのに殺害を問われた人々――殺したのは警察だ」)によると、ルイスの事件を含め合わせて10人が同様な目にあっています。この暴露記事を書いた2人、シカゴを拠点とする「インビジブル・インスティテュート」(Invisible Institute)のジャーナリストのアリソン・フラワーズと、フリージャーナリストで「ジャーナリスト国際センター」研究員のサラ・マカレグに詳しく聞きます。

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    2016/8/22(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 「これは米国の戦争だ 恥ずべきことに」 アンドリュー・コウバーンが語るイエメンの戦争での米国の役割

    サウジアラビア主導のイエメンへの空爆が1年余り前に始まる前から、イエメンは、世界の最貧国の一つでした。しかし戦争が始まって1年半となる現在、イエメンの保健医療システムは崩壊し、住民らは飢餓の脅威に直面してます。ハーパーズ誌のワシントン・エディター、アンドリュー・コウバーンをゲストに迎えて詳細を聞きます。ハーパー誌に掲載されたコウバーンの最新記事は、"Acceptable Losses: Aiding and Abetting the Saudi Slaughter in Yemen"(「許容可能な被害:イエメンにおけるサウジの殺戮の幇助と教唆」)です。コウバーンは、Kill Chain: The Rise of the High-Tech Assassins(『キルチェーン:ハイテク殺人の勃興』)の著者でもあります。

    dailynews date: 
    2016/8/22(Mon)
    記事番号: 
    2

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