デイリーニュース

  • アーカンソー州の町が「不渡小切手」裁判を使って違法な債務者監獄を運営?

    アーカンソー州シャーウッドに住む女性が、5年前に29ドルの小切手をうっかり不渡りにしてしまったために35日間にわたり郡の刑務所に収監されました。ニッキー・ピートリーは先月、債務者監獄を運営していると非難されている裁判官によって禁固刑の判決を受けました。彼女はすでに小切手の不渡りで少なくとも7回逮捕されており、少なくとも600ドルの罰金を裁判所に支払っています。シャーウッドで運営されている現代版の債務者監獄に立ち向かうため、「法の下の公民権を求める弁護士委員会」、アメリカ自由人権協会(ACLU)および単独の国際法律事務所が訴訟を起こしました。彼女はb釈放されました。「法の下の公民権を求める弁護士委員会」の主任クリステン・クラークに話を聞きます。彼女はシャーウッドの刑務所の人たちは、債務不履行で人を投獄することを禁じている昔からの法律に違反していると主張しています。

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    2016/9/2(Fri)
    記事番号: 
    2
  • コロンビアの歴史的和平協定には 女性も参画して両陣営の性犯罪が問われるべきだ

    コロンビアでは、政府と反乱軍FALC(コロンビア革命軍)のあいだに歴史的な和平協定が結ばれますが、この調印によってラテンアメリカで最も長く続く武d力紛争に終止符を打つことができるのでしょうか。「本当に強力で長続きする平和が進展するためには、やるべきことがまだまだあります。第一に、この協定はコロンビアの国民投票で承認されなければいけません」と、ゲストのマリオ・ムリーリョは話します。彼は、Colombia and the United States: War, Unrest, and Destabilization(『コロンビアと米国:戦争、混乱、不安定化』)の著者です。もう一人のゲストは、ボゴタに拠点を置くNGO「ウマナス・コロンビア」の責任者で人権、特に女性の人権を促進しているアドリア―ナ・ベンジャミーです。「コロンビアで武力紛争に参加してきた武装勢力は性犯罪も犯しています」そしてこれは取り上げられるべきですとベンジャミーは話します。

    dailynews date: 
    2016/9/2(Fri)
    記事番号: 
    1
  • オバマ政権が選挙で選ばれていない管理委員を任命したことで サンフアンで抗議デモ

    オバマ大統領は、破綻寸前のプエルトリコの財政を管理する連邦管理委員会のメンバー7人を任命しました。この連邦管理委員会は、少なくとも今後5年間プエルトリコ自治領の財政を管理し、700億ドル近い債務の再編を行います。メンバーは民主党員3人、共和党員4人から成り、プエルトリコの議会が組む予算を許可する権限を持つだけでなく、20社近い債権者との交渉も行います。8月31日、プエルトリコでは同地域の商工会議所主催の会議の会場となるホテル前に数百人の抗議者が集まり、会議に出席する銀行役員や企業幹部が通る道をふさぎました。一方「リファンド・アメリカ・プロジェクト」(ReFund America Project)の新報告書によれば、UBS、シティグループ、ゴールドマン・サックス、バークレイ・キャピタルなどの企業が、プエルトリコの古い債券の利子や手数料を支払うための借換債の発行で、2000年以来引き受け手数料だけでも16億ドルを稼いでいたことが明らかになっています。

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    2016/9/1(Thu)
    記事番号: 
    4
  • ジルマ・ルセフ大統領の罷免決議は ブラジルの全民主的組織に影響するクーデター

    ブラジル上院では、ジルマ・ルセフ大統領が弾劾裁判で有罪と採択され、民主的に選出された大統領の罷免が決まりました。多くはこれをクーデターだと非難しています。決議は61対20で可決されました。ルセフ大統領は今回の弾劾には憲法上の正当性はないと主張しています。ところが意外にも、同議会は42対36でルセフの政治的権利を保持する許可を採決しました。これは彼女が将来の選挙に出馬し公職につくことを許可することを意味します。怒った野党議員は、今回の決議を覆すために「最高裁に上訴する」と断言しています。ジルマ・ルセフが罷免されたことで、13年に渡るブラジルの労働者党政権は終わりを迎え、ルセフ大統領の残りの任期2年間をミシェル・テメル大統領が務めます。非常に不人気のテメル大統領は、自身も国営石油企業ペトロブラスから不正献金を受け取った疑惑で現在、取り調べを受けています。ブラウン大学のブラジル史および文化学教授ジェームズ・グリーンに話を聞きます。グリーン教授はブラウン大学の「ブラジル・イニシャティブ」理事長です。

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    2016/9/1(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 「我々の文化はヘイトに打ち勝つだろう」: トランプの移民政策演説へのアリゾナの活動家の反応

    メキシコシティから帰国して数時間後、共和党大統領候補ドナルド・トランプはアリゾナ州フェニックスで移民政策に関する重要なスピーチを行い、11月の選挙で当選した暁には、早急にメキシコとの国境沿いの巨大な壁建設に着手し、移民数百万人の国外退去処分を行うと公約しました。この熱のこもったスピーチの中で、トランプは就任後1時間以内に200万人の国外退去処分を実行すると誓いました。ワシントン・ポスト紙の分析によれば、トランプの新たな国外退去処分計画では600万人以上が即時退去の標的となります。移民正義の組織「プエンテ・アリゾナ」(Puente Arizona)のカルロス・ガルシア事務局長に話を聞きます。

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    2016/9/1(Thu)
    記事番号: 
    2
  • トランプ提案の国境の壁建設計画は宣戦布告に等しい:トランプがペニャニエト大統領と会見するも メキシコ国民は激怒

    8月31日、ドナルド・トランプはメキシコシティに出向き、メキシコのエンリケ・ペニャニエト大統領と会見しました。かつてトランプをヒトラーやムッソリーニと比較したペニャニエト大統領は、この会見のためにトランプ候補をメキシコに招待したことが、トランプの政治的見解を是認したものであるとして非難されています。メキシコシティを拠点とする「国際政策センター」(Center for International Policy)の「米州プログラム」(Americas Program)理事長のローラ・カールセンに話を聞きます。

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    2016/9/1(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 新たなマッカーシー旋風:トランプとスタイン ウィキリークスをロシアと結びつけようとするクリントン陣営  グリーンウォルドが批判 

    ピュリッツァー賞受賞記者グレン・グリーンウォルドは、民主党は「冷戦時代のマッカーシーまがいの論調」を使い「批判者の多くはロシアとつながっている」と難癖をつけていると言います。「クリントン一派に異を唱える人は、何らかの形でロシアのエージェントだとひっきりなしに言いつのるという戦法を使うのです。実際には、クリントン一派こそロシアと大いにつながっているのですが。というのも、クリントン財団とビル・クリントンはロシアの企業が世界各地でウラニウム産業を買収するのに手を貸しています。ビル・クリントンはロシアから多額の講演料を受け取ってきました」と言うのです。

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    2016/8/31(Wed)
    記事番号: 
    5
  • グレン・グリーンウォルド: 7 カ国を爆撃したオバマを軍事不足と評する クリントン

    ピュリッツァー賞受賞記者グレン・グリーンウォルドがヒラリー・クリントンとドナルド・トランプの外交政策について検証します。「オバマ大統領は非常に軍事的です。この 7 年間で、イスラム教徒が多数を占める 7 カ国に爆撃を行いました。にも関わらず、国務長官だったクリントンはオバマの外交政策をことあるごとに批判し、攻撃が不十分だ、軍事的措置が足りないと言い続けました。とりわけシリアでは、米国をもっと直接的に紛争に介入させ、いまよりずっと攻撃的になりたくてうずうずしています」とグリーンウォルドは言います。

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    2016/8/31(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 上院予備選でマケインとルビオがトランプ支持候補に勝利 ワッサーマン・シュルツも勝利

    注目を浴びていた上院予備選で共和党上院議員ジョン・マケインがアリゾナ州でマルコ・ルビオがフロリダ州で、それぞれドナルド・トランプを支持する 2 人の共和党立候補者に勝利しました。マケインが破ったケリー・ワードは医師で前州議会上院議員、ルビオに敗北したカルロス・ベルフは富豪のディベロッパーです。ルビオは 11 月の選挙で、民主党候補のパトリック・マーフィーと票を競うことになりますが、この選挙は今年の上院議員選で最も高額な金が動く選挙のひとつになると予想されています。30 日の予備選でマーフィーは、離婚した妻への家庭内暴力を非難され重要な支持者を失っていた現職下院議員アラン・グレイソンに快勝しました。フロリダ州では他に、民主党下院議員デビー・ワッサーマン・シュルツが、バーニー・サンダース上院議員の支持を得た革新派候補ティム・カノバに勝利しました。深夜直前にカノバは報道関係者に向け、「企業の手先、デビー・ワッサーマン・シュルツが勝利した」と敗北を認める談話を行いました。デモクラシー・フォー・アメリカ(Democracy for America)のジム・ディーン会長から上院予備選の詳細について話を聞きます。

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    2016/8/31(Wed)
    記事番号: 
    3
  • トレイボン・マーティンとマリッサ・アレグサンダー両事件を担当したフロリダ州検事 州選挙で敗北

    フロリダ州で再選を求めていたアンジェラ・コーリー州検事が敗北しました。コーリーは、アフリカ系アメリカ人のティーンエージャー、トレイボン・マーティンを白人自警団員のジョージ・ジマーマンが殺害した事件や、虐待的な夫を威嚇するために(壁に向けて)発砲したという本人の申し立てにもかかわらず禁固20 年の判決を受けたマリッサ・アレグサンダーの事件など、大きな話題を呼んだいくつかの事件を担当し批判の的になっていました。フリーランスの記者ビクトリア・ローから詳細を聞きます。ネイション誌に掲載された最新記事は、「反撃したマリッサ・アレグサンダーが今なお刑を科されているのはなぜか」("Why Is Marissa Alexander Still Being Punished for Fighting Back")です。

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    2016/8/31(Wed)
    記事番号: 
    1

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