デイリーニュース

  • ダコタ・アクセス・パイプライン裁判の判決を前にノース・ダコタでは州兵がスタンバイ 

    38億ドルの「ダコタ・アクセス・パイプライン」建設をめぐりスタンディングロック・スー族が米政府を訴えた裁判の判決が本日下されますが、それに先駆けてノースダコタ州知事ジャック・ダルリンプルは州兵を出動させました。この訴訟は、パイプラインの許可を出したアメリカ陸軍工兵司令部の決定は国家歴史保全法(National Historic Preservation Act)に違反しているとして異議を申し立てたものですが、連邦地方裁判所判事ジェームス・ボースバーグは本日の判決で差し止め命令を出す見込みです。100以上の先住アメリカ人部族を代表する1000人以上の人々が、パイプライン建設に抵抗してステンディングロック・スー保留区近くのキャノンボール川沿いに結集しています。これは過去何十年で最大の先住アメリカ人諸部族の統一行動と呼ばれています。オナー・ジ・アース(Honor the Earth)の全国キャンペーン責任者タラ・ホウスカに、ノース・ダコタ州から最新情報を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/9/9(Fri)
    記事番号: 
    1
  • スタンディング・ロック・スー族の歴史家:ダコタ・アクセス・パイプライン反対派への攻撃は ホワイトストーンの虐殺記念日に行われた

    ノースダコタ州スタンディング・ロックでにらみ合いが続く抗議運動の模様を再びお伝えします。スー族の聖地である埋葬地を破壊から守ろうとするアメリカ先住民に対し、9月3日「ダコタ・アクセス・パイプライン」建設会社は犬をけしかけペッパースプレーを浴びせかけました。攻撃が行われる数時間前、デモクラシー・ナウ!はスタンディング・ロック・スー族の歴史家ラドンナ・ブレイブ・ブル・アラードに、150年以上前に行われた同族への攻撃についてインタビューしました。1863年9月3日、米陸軍が300人以上のスタンディング・ロック・スー族を殺害した事件は「ホワイトストーンの虐殺」として知られています。ラドンナ・ブレイブ・ブル・アラードは、「ダコタ・アクセス・パイプライン」建設に反対するために4月、自身の私有地に設置した「聖なる石」(Sacred Stone)抗議テント共同発起人でもあります。

    dailynews date: 
    2016/9/8(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 投資家と国家との係争で企業に有利なTPP条項に 主要な経済学者は反対

    オバマ政権は環太平洋経済連携協定(TPP)承認を再び働きかけていますが、米国の主要経済学者および法学者200人以上が、論議を呼んでいる投資家と国家との争議調停条項を理由に、12カ国が参加するTPP協定を否決するよう要請する書簡を連邦議会に提出しました。反対派は「ISDS体制」と呼ばれる投資家と国家との係争に関する条項が、現行法制度と並行する法体制を築いてしまうため、多国籍企業に過度の特権を与えることになると主張しています。パブリックシチズンのグローバル・トレード・ウォッチ((Public Citizen's Global Trade Watch)代表ロリ・ウォラックに話を聞きます。「あまりにも矛盾の多いこの協定を、議会は承認すべきではありません」とウォラックは言います。

    dailynews date: 
    2016/9/8(Thu)
    記事番号: 
    2
  • オバマ大統領が不発弾除去に9000万ドルを約束も 「ラオスでは未だに大勢が恐怖を感じながら生活している」

    オバマ大統領が米国の大統領として初めてラオスを訪問しますが、ベトナム戦争中の米国によるラオスへの空爆の後遺症について見ていきます。米国はラオスに少なくとも200万トンの爆弾を投下しました。これは飛行機一機分を8分ごとに毎日24時間、9年間投下した計算になります。ラオス各地には、クラスター爆弾内部に仕込まれた野球ボール位の大きさの小型爆弾が最大8000万個が残っていると専門家は推定しています。オバマ大統領は今週、米国が投下したラオス国内の不発弾除去のために9000万ドルを拠出することを約束しました。本日はラオスの不発弾爆発事故サバイバーおよび被害者支援活動家とのインタビューを放送するとともに、Eternal Harvest: The Legacy of American Bombs in Laos(『永遠に残る後遺症――米国のラオス空爆の遺産』)を共同執筆したカレン・コーツとジェリー・レッドファーンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/9/8(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 活動家がティム・ケイン上院議員の事務所で座り込み バークス居住施設に 1 年以上勾留されている家族の解放を求め

    ティム・ケイン上院議員の事務所で7日に予定されている座り込みについて、移民活動家のモハンマド・アブドラヒから最新情報を聞きます。座り込みを行うのは以前勾留されていた女性たちで、バークス居住施設に勾留中の家族の解放をケイン議員に求めています。民主党の副大統領候補であるケインや他の上院議員に対し、保護申請中の家族が米国内で親戚と暮らせることを許可する私法律案の作成を要求しています。
    続報:7日の放送後、中米から来た母親たちが、バークス居住施設にいる女性や子どもの待遇について、ケイン議員に抗議する座り込みを同議員の事務所で開始しました。

    dailynews date: 
    2016/9/7(Wed)
    記事番号: 
    6
  • トラウマの繰り返し:移民の子どもの勾留期間の上限は?

    子どもの勾留期間の上限はどのくらいが適切でしょう?ペンシルバニア州のバークス居住施設では少なくとも5家族が、米国内に一緒に住める肉親や親戚がいるにもかかわらず、保護申請の許可を待つ間、1年間も勾留されています。無期限勾留が保護申請を行う女性と子どもにもたらす影響について、移民問題を扱うブリジット・カンブリア弁護士と話します。カンブリアはバークス郡居住施設に勾留されている多くの家族を代表しています。もう一人のゲスト、アレン・ケラー医師は勾留された移民や保護を求める人々の診断と治療の専門家です。ケラーは8月、バークス居住施設を訪問し、そこにいる家族を観察しました。国際的な諮問機関である「人権のための医師団」(Physicians for Human Rights)のメンバーでもあります

    dailynews date: 
    2016/9/7(Wed)
    記事番号: 
    5
  • 移民の母親 ハンストを止めさせられた後、施設から解放されたと語る

    4歳の娘を連れてエルサルバドルから米国に入り、保護を求めた女性の独占インタビューをお送りします。彼女はペンシルバニア州バークス郡の居住施設で9カ月間勾留されました。彼女がハンガーストライキを中止せよという圧力に屈し、リンゴを一つ食べた後、解放が認められた経緯を語ります。顔と本名を出さない条件でインタビューに応じました。テキサス州アーリントンに着いたばかりの「マリア」に聞きます。彼女は現在、足首に電子モニターを装着しなければなりません。デモクラシーナウ!の特派員レネー・フェルツがレポートします。

    dailynews date: 
    2016/9/7(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 土地収用に異議あり アイオワ州の地主らが「ダコタ・アクセス・パイプライン」建設を阻止するために提訴 「パイプラインは公共サービスを提供しない」

    「ダコタ・アクセス・パイプライン」計画は、敷設予定地4州の一つ、アイオワ州でも法的な抵抗に直面しています。デモインにいるビル・ハニガン弁護士と話します。ハニガンは、アイオワ州の農地と水道供給を汚染する恐れがあるにも関わらず、この建設計画が公共サービスの提供を見せかけているとして、その土地収用に異議を唱えるアイオワ州の15人の地主を代表しています。

    dailynews date: 
    2016/9/7(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 水を守るため、ダコタ・アクセス・パイプライン建設現場の大型機械を人々が占拠

    「ダコタ・アクセス・パイプライン」の建設予定地の一部に6日、工事の一時停止命令が出されました。これを受けて同パイプラインの別の現場では、約100人が設備を妨害し建設を中断させました。重機によじ登り動こうとしない人々もいました。米国とカナダから先住民が抵抗の現場に押し寄せています。「地球を尊重しよう」(Honor the Earth)の全国キャンペーン代表タラ・ハウスカから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/9/7(Wed)
    記事番号: 
    2
  • スタンディング・ロック・スー族の弁護士:連邦判事の判断は「ダコタ・アクセス・パイプライン」による聖地の冒涜を許すものだ

    ワシントンD.C.の連邦判事は6日、建設費用38億ドルに上る「ダコタ・アクセス・パイプライン」建設の継続を認める判断を示しました。パインプラインの経路の近くには先住民部族の聖地である埋葬地が含まれています。ジェームズ・ボースバーグ連邦地裁判事は6日、国道1806号線とオアへ湖を結ぶ区域での建設を一時停止する命令を出しましたが、これより西側への建設は許可しました。建設会社の警備隊が3日、犬と催涙ガスを使って抗議に参加した群衆を攻撃したにもかかわらず、工事は多くの先住民の抗議によって一時停止に追い込まれました。しかしこの命令は抗議の対象となっている土地を保護するものではありません。建設予定地には、先住民部族の聖地である先祖の埋葬地が含まれます。「ダコタ・アクセス・パイプライン」に関して、「地球正義」(Earthjustice)の弁護士ステファニー・ツォシィから最新情報を聞きます。スタンディング・ロック・スー族による陸軍工兵隊への訴訟の共同代理人を務めています。

    dailynews date: 
    2016/9/7(Wed)
    記事番号: 
    1

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