デイリーニュース

  • NY市警本部長ブラットンの天下り先はクリントン夫妻とつながりがある民間コンサルティング会社

    8月2日、ニューヨーク市警本部長ウィリアム・ブラットンが9月に辞任すると発表しました。ブラットンはニューヨーク市警本部長を2度務めたほか、ボストンおよびロサンゼルスの市警本部長も歴任しています。しかしブラットンは辞任はするものの、引退するわけではありません。転職予定先のテネオ・ホールディングス社は、ヒラリー・クリントン候補との結びつきが物議の的になっている世界規模の民間コンサルティング会社です。ブラットンは、同社に新設されるテネオ・リスク部門の会長就任が決まっています。トリニティ・カレッジ・アメリカ学部のクリスティーナ・ヘザートン助教授に話を聞きます。ヘザートンは、Policing the Planet: Why the Policing Crisis Led to Black Lives Matter(『世界を取り締まる――警察活動の危機が「黒人の命も大事」運動へと繋がった理由』)を共同編集しました。

    dailynews date: 
    2016/8/3(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 市庁舎前の抗議でブラットン ニューヨーク市警本部長が辞任 「割れ窓」方針は全米で続行

    ニューヨーク市警本部長のウィリアム・ブラットンが、9月に辞任すると発表しました。ブラットンは、軽微な違法行為を徹底的な取り締まりが凶悪犯罪の抑止につながるとする「割れ窓」理論を率先して実践してきました。過去40年間にわたり、ブラットンはニューヨーク市警本部長を2度務めたほか、ボストンおよびロサンゼルスの市警本部長も歴任しました。ブラットン支持派からは犯罪率低下に貢献したとして称賛されていますが、反対派は、警察による割れ窓理論の実践は非白人の地域社会を狙い撃ちにする不公正な取り締まりを生んだと批判しています。「黒人の命も大事」(Black Lives Matter)運動共同創設者のオパール・トメティはデモクラシー・ナウ!に宛てた声明で「ウィリアム・ブラットンは、数十年に渡り、我々アフリカ系アメリカ人コミュニティを恐怖におののかせてきた取り締まり計画の主要な立案者でした。割れ窓理論の実践は、ロサンゼルスからニューヨークのコミュニティに、そしてさらにそれを超えて壊滅的な打撃を与えました」と述べました。ブラットンの辞任は、活動家数百人がニューヨーク市警への予算打ち切りとブラットン解雇を求めて市庁舎前に集結した日からわずか1日後に発表されました。ウィリアム・ブラットン市警本部長に対する抗議の声は、2年前にエリック・ガーナーが警察に首を絞められ殺された事件以来、高まるばかりでした。

    dailynews date: 
    2016/8/3(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 終わりなき戦争:米国、リビアのISISに対する新たな前線について発表

    米軍は8月1日、自称イスラム国に対する米国による戦争の最近の拡大の中で、ISISの戦闘員たちに対するリビアへの2回の空爆を行いました。この空爆はリビアの都市スルトで行われました。米国防総省の当局者たちは、この軍事作戦は、2015年にISISが掌握した同都市からISISが駆逐されるまで続くと述べました。リビアでは、2011年に米国支援の軍事介入が長年の独裁者ムアンマル・アル=カッザーフィー(カダフィ)を失脚させて以来、争いが耐えません。米国防総省は、欧米が支援するリビア統一政府が空爆を要請したと述べました。この、このいわゆる統一政府は、正当性を主張しているリビアの3つの対立する政府の1つです。「政策研究所」(Institute for Policy Studies)の研究員であるフィリス・ベニスに話を聞きます。彼女は、Understanding ISIS and the New Global War on Terror (『ISISの理解とテロとの新しいグローバル戦争』)の著者です。

    dailynews date: 
    2016/8/2(Tue)
    記事番号: 
    5
  • 「セクション60」 2008年の映画がとらえた、アーリントン国立墓地で息子を悼むキズルとガザラ・カーン夫妻

    ドナルド・トランプは引き続き、イラクで死亡したイスラム教徒の米兵の両親キズルとガザラ・カーンを攻撃しています。番組では、知られざるカーン夫妻の一面に目を向けます。2008年のHBOのドキュメンタリー映画、Section 60: Arlington National Cemetery(『セクション60:アーリントン国立墓地』)は息子の墓を訪れたカーン夫妻の姿を捉えています。このドキュメンタリーの抜粋を放送し、映画製作者のジョン・アルパートに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/8/2(Tue)
    記事番号: 
    4
  • 「警察の活動を止めて、黒人の未来に投資を」:ニューヨーク市庁舎公園占拠の第1日目からの声

    数百人の活動家たちが8月1日、ニューヨーク警察署への資金停止、ニューヨーク市警本部長のビル・ブラットンの解雇、警察による暴力の犠牲者たちへの賠償を求めてニューヨーク市庁舎前に集まりました。デモクラシー・ナウ!のカリーナ・ナデュラとアンドレ・ルイスが市庁舎公園で抗議者たちに話を聞きました。

    dailynews date: 
    2016/8/2(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 「黒人の命のための運動」が賠償と「黒人に対する戦争を終わらせる」ことを要求

    7月はじめの全国大会で決められた共和党と民主党の政策綱領に全米中が注目した一方、「黒人の命も大切」(Black Lives Matter)運動に関連する広範な同盟が、賠償と「黒人に対する戦争を終わらせる」ことを求める独自の政策綱領を発表しました。「黒人の命のための運動」(Movement for Black Lives)の政策綱領の要求リストの中には、さらに、死刑の廃止、奴隷制の影響を認める法律の制定、教育運動と精神衛生サービスそして雇用プログラムへの投資が含まれています。この発表は、ミズーリ州ファーガソンのマイケル・ブラウンの射殺から2周年を迎える1週間前に発表されました。ブラウンの射殺は、武器を持たないアフリカ系米国人男性たちの警察による殺害について、数カ月の抗議行動を巻き起こし、全米中で対話を促進しました。「プロジェクト・サウス」(Project South)の地域まとめ役で、「黒人の命のための運動」の政策指導チームのメンバーであるアシュリー・ヘンダーソンに、さらに詳しく話を聞きます。

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    2016/8/2(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 「彼が持っているのは、おもちゃのトラックだけだ」:自閉症の患者の世話をしていた治療士に警察が発砲

    ノース・マイアミでは、自閉症の男性を助けようとしていたアフリカ系米国人の行動治療士に警官が発砲したことで市警察への批判が高まっています。発砲があったとき、行動治療士のチャールズ・キンゼイは、グループ・ホームからさまよい出ていた26歳の自閉症の男性アーナルド・リオス・ソトを落ち着かせようとしていました。警察は、銃を持っている可能性があるという男についての通報を受けて出動しました。映像には、両手を宙に挙げて地面に横たわっているキンゼイが映っています。彼は警察に、誰も武器は持っていないと告げました。発砲をとらえた携帯電話の映像で、キンゼイが警察に向かって「彼が持っているのは、おもちゃのトラックだけだ。おもちゃのトラックだ。私はグループ・ホームの行動治療士だ」と言っているのがわかります。リオス・ソトの家族は、彼はこの事件で精神的ショックを受け、彼の友人で介護者、セラピストであるキンゼイが警察によって撃たれた日に彼が着ていた血まみれのジャケットを今も着ていると言います。一方、キンゼイは今では杖をついて歩けますが、長時間立つことはできません。チャールズ・キンゼイの弁護士ヒルトン・ナポレオンと、アーナルド・リオス・ソトの弁護士マシュー・ディエスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/8/2(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 戦死したムスリム米兵の母に対するトランプのコメントは「完全に人としての良識に欠ける」

    先週フィラデルフィアで行われた米民主党全国大会で最も感動を呼んだ演説のひとつは、2004年にイラクで戦死した米兵キズル・カーンの父の演説でした。カーンはステージ上でドナルド・トランプ候補に米国の憲法を読んだことがあるかと問いかけ、未読なら自分の憲法書を貸そうと言ったのでした。それに対しトランプ候補は、ステージで夫に寄り添っていた妻ガザラ・カーンを攻撃する発言をしました。このコメントにはカーン夫妻を含む多くの人々が激怒しました。カーン夫妻は「(トランプに)米国のリーダーシップを握る資格は全くない」と非難しています。「ムスリム弁護団」(Muslim Advocates)のファルハナ・ケラ事務局長に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/8/1(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 社会は家族を守っていない:シスター・キャンベルが不平等 トランプ候補 女性の健康について語る

    7月末にフィラデルフィアで行われた米民主党全国大会に「ナン・オン・ザ・バス」(バスで旅をする修道女たち)のキャラバンが駆けつけました。一行は全米13州をめぐり、政治的分断を乗り超える努力の一環として、保守リベラルの別なく普通の米国人と会話する集会を催してきました。その旅の様子について、一行のリーダーであるシスター・シモーネ・キャンベルに話を聞きます。シスター・キャンベルは弁護士、詩人で、カトリックの社会正義ロビー団体NETWORK事務局長でもあります。

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    2016/8/1(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 米各地の裁判所 アフリカ系米国人を「ピンポイント」に狙う投票制限法に無効判決

    投票権をめぐる裁判で、投票権擁護活動家たちがたてつづけに大きな勝利をおさめました。この勝利は11月の大統領選を左右する可能性もあります。ノースカロライナ州、ウィスコンシン州、カンザス州、テキサス州ではこの10日間で、一連の新投票制限法に次々と無効判決が出されました。ノースカロライナ州のダイアナ・モッツ判事は判決文の中で、「我々は先般示された証拠を無視するわけにはいかない。ノースカロライナ州議会が人種を根拠に、州近代史上最も大規模な投票制限法を制定させたことだ」と述べました。またウィスコンシン州でも、ジェームズ・ピーターソン連邦地裁判事が、同法は「ミルウォーキーの民主党支持層であるアフリカ系米国人の投票を抑制することを目的としている」として、同州の投票権法の一部に無効判決を下しています。その前週には、第5巡回控訴裁判所が、国内で最も厳しい有権者ID法とされるテキサス州の投票制限法に無効判決を下しました。ネイション誌で投票権について担当する上級寄稿者アリ・バーマン記者に話を聞きます。バーマン記者のネイション誌最新記事は"The Country’s Worst Anti-Voting Law Was Just Struck Down in North Carolina"(「米国最悪の反投票法がノースカロライナ州で無効に」)です。

    dailynews date: 
    2016/8/1(Mon)
    記事番号: 
    1

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