8月2日、ニューヨーク市警本部長ウィリアム・ブラットンが9月に辞任すると発表しました。ブラットンはニューヨーク市警本部長を2度務めたほか、ボストンおよびロサンゼルスの市警本部長も歴任しています。しかしブラットンは辞任はするものの、引退するわけではありません。転職予定先のテネオ・ホールディングス社は、ヒラリー・クリントン候補との結びつきが物議の的になっている世界規模の民間コンサルティング会社です。ブラットンは、同社に新設されるテネオ・リスク部門の会長就任が決まっています。トリニティ・カレッジ・アメリカ学部のクリスティーナ・ヘザートン助教授に話を聞きます。ヘザートンは、Policing the Planet: Why the Policing Crisis Led to Black Lives Matter(『世界を取り締まる――警察活動の危機が「黒人の命も大事」運動へと繋がった理由』)を共同編集しました。