デイリーニュース

  • アル=バグダーディ殺害 ISISは米国のイラク侵略の産物だった 次に起きるのは?

    トランプ大統領は10月27日、「イスラム国」(ISIS)指導者アブー・バクル・アル=バグダーディがシリア北西部の潜伏先を急襲した米軍の特殊部隊によって殺害されたと発表しました。トランプ大統領によると、バグダーディは着用していた自爆ベストを爆発させ、バクダーディと彼の子ども3人が死亡しました。27日早朝に開始された特殊部隊作戦では、イラク北部のアルビール近くの基地から米軍ヘリコプター8機が発進、シリアとロシアが支配する空域を越えてシリア北西部に向かいました。バグダーディは2010年からISISを率いていました。2014年、イラク北西部モースルで行った演説の中で、イスラム教によるカリフ制国家の創立を宣言しました。ISISは最盛時、イラクとシリアにまたがる広大な地域を支配し、100カ国以上から集めた数万の戦闘員を有していました。世界各地で多数の死者を出した攻撃について犯行声明を出しています。3人のゲストから聞きます。ミシガン大学の歴史学教授で著述家フアン・コール、2012年以降のシリア内戦を報道し受賞歴のある調査報道記者で研究者エマ・ビルス、そしてベイルート・アメリカン大学公共政策上席フェローで「ジャーナリスト・イン・レジデンス」フェローでもあるラミ・コウリの3人です。コウリは、ニュースサイト「ニュー・アラブ」のコラムニストでもあります。

    dailynews date: 
    2019/10/28(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 特報「緊急事態」増大するホームレスキャンプを犯罪化するカリフォルニア州の動き

    デモクラシーナウ!は特別報道で、米国全土の主要都市におけるホームレスの増加を見ていきます。この経済的、人道的な危機のイメージを代表するのがカリフォルニア州で、路上に追いやられる人が増えるにつれ、ロサンゼルスやベイエリアでホームレスの野営地が拡大しています。同州には、米国の全人口の12%が住んでいますが、ホームレスの人口は全米の半分を占めています。問題が深刻化するにつれ、住居がないことの犯罪化も進み、市や州の職員が公共スペースを占拠している住処のない人々を取り締まる動きが強まっています。ドナルド・トランプ大統領は今月、ホームレス危機をめぐってカリフォルニア州の政治家を攻撃して話題になりました。大統領は、ホームレスの野営地を破壊し、警察の法執行を強化し、住居のない人々を投獄するとまで述べています。しかしホームレスの権利を擁護する人々は、カリフォルニア州はすでにホームレスを犯罪化する敵対的な政策を採用していると指摘します。たとえば家のない人々が歩道に座り込めないようにする法律を作ったり、大通りや州内の都市を走る高速道路の下に出現する野営地を頻繁に一掃したりしています。数週間前にデモクラシーナウ!が訪問したオークランド市の大規模なホームレス野営地でも、現在こうした取り締まりが展開しています。

    dailynews date: 
    2019/10/25(Fri)
    記事番号: 
    4
  • ラシダ・タリーブからマーク・ザッカーバーグへ:ヘイトグループがフェイスブック上で組織することをなぜ阻止してこなかったのか?

    連邦議会でフェイスブックCEOのマーク・ザッカーバーグが5時間にわたり問い詰められた公聴会からのハイライトを更に取り上げます。ミシガン州選出のラシダ・タリーブ下院議員は、極右ヘイトグループがフェイスブックのイベントページを使用して、イスラム教徒や他の少数派に対する暴力を扇動していることを懸念していると言いました。彼女の事務所にも殺害予告が直接届いています。タリーブは、自分を単に女性議員としてだけでなく「私たちの世界ではかなり暗いこの時代に2人のムスリムの息子を育てている母親として」見てもらいたいと求めました。一方で、カリフォルニア州選出のケイティ・ポーター下院議員は、フェイスブックのプライバシーポリシーについてザッカーバーグを追い詰めました。「あなたは連邦裁判所において、ある消費者個人情報保護訴訟の中で、あなた自身の弁護士がユーザーの情報が盗まれたと認めているのに、原告はその被害を明確に説明できないと主張しています」とポーターは述べました。「つまり、害がないなら、違反もない。フェイスブックは大失敗をやらかしたけれど、問題はない。それがあなたの立場なのですね?」

    dailynews date: 
    2019/10/25(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 「嘘を削除しないの、するの?」オカシオコルテスが政治広告の嘘をめぐりフェイスブックCEOザッカーバーグを問い詰める

    ソーシャルメディア大手のフェイスブックが今週、政治広告の事実確認をしたり、政治家に通常のコンテンツ基準を適用するつもりはないと述べたことで、同社CEOのマーク・ザッカーバーグは連邦議会に呼ばれ、5時間以上も議員たちに厳しく追求されました。政治家が政治広告の中でうそをつくのを容認するという同社の方針や、選挙への干渉を促進し、差別を助長していることについて糾弾されたのです。ニューヨーク州選出のアレクサンドリア・オカシオコルテス下院議員、オハイオ州選出のジョイス・ビーティー下院議員による追及のハイライトを放送します。ジョイス・ビーティ―議員はザッカーバーグに、公民権に関するフェイスブックの「おぞましく胸が悪くなるような」履歴について質しました。フェイスブックは「理解が浅すぎました。もしもあなたのチームに本当の多様性と受入姿勢があれば」気づいたかもしれないのにと、議員は述べました。”

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    2019/10/25(Fri)
    記事番号: 
    2
  • キングスベイの「プラウシェアズの7人」核兵器庫のある海軍基地での共謀容疑で有罪評決 

    ジョージア州で24日(木)、連邦大審問が7人のカトリック平和活動家に対し、2018年4月4日にキングスベイ海軍潜水艦基地へ侵入した事件について、3件の重罪と1件の軽罪で有罪の評決を下しました。この活動家たちは「プラウシェアズの7人」として知られ、ハンマー、犯罪現場に貼る立ち入り禁止テープ、彼らの血液を入れた哺乳ビン、米国政府を平和に反する罪で告発する訴状を持って基地に侵入しました。基地には少なくとも6つの核弾道ミサイル潜水艦があり、各々が20個のトライデント熱核兵器を搭載しています。活動家たちは、「剣を叩いて鋤(プラウシェア)に変えよ」という預言者イザヤの命令[イザヤ書第2章4節 軍需から民需への転換のこと]に従っていたと主張しました。今回の裁判で被告は、宗教的な動機を引き合いに出すことも、法律を破ったことは核戦争というはるかに大きな犯罪を防止するために必要な行為だったという「緊急避難」を掲げる弁護も禁じられました。活動家たちは今後90日以内に刑の宣告を受けます。彼らには20年以上の禁固刑が課せられる可能性があります。

    dailynews date: 
    2019/10/25(Fri)
    記事番号: 
    1
  • トランプの違法行為に対する不利な詳細が更に明らかになる中 共和党議員が大統領弾劾公聴会を妨害

    複数の共和党議員が10月23日、ドナルド・トランプ大統領の弾劾に向けた調査のための非公開の聞き取りが行われている下院公聴室に押し入り、米国防総省職員の証言を遅らせました。ウクライナおよびロシアを担当する米国防総省職員ローラ・クーパーの証言が始まる直前、数十人の共和党議員が(情報の漏洩や盗聴などに対して)機密が確保された会議室に押し入る、という異常な行動に出たため、その後5時間に渡り公聴会は膠着状態となりました。この騒ぎは、在ウクライナの米外交官ウィリアム・テイラーが衝撃の証言を行った翌日に起こりました。テイラーは公聴会で、トランプ政権がトランプの政治的ライバルである大統領選候補のジョー・バイデン元副大統領の不正行為を暴くことをウクライナに強要するために、最大3億9100万ドルに上るウクライナへの米国の援助を停止させたと証言しました。米国会議事堂よりKPFとパシフィカ・ラジオの番組『レターズ&ポリティックス』(Letters & Politics)の司会者ミッチ・ジェセリッチに話を聞きます。また、退役大佐でベトナム戦争従軍経験者、シンクタンク「責任ある国政のためのクインシー・インスティテュート」(Quincy Institute for Responsible Statecraft)共同創設者でもあるアンドリュー・ベースヴィッチにも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/10/24(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 終わりなき戦争を終わらせる:アンドリュー・ベースヴィッチ 米国の無謀な軍事力行使が今の危機を招いた

    トランプ大統領は、トルコがシリア北部への攻撃を停止したことを受け、同国への制裁を解除すると発表しました。トルコは10月始め、トランプが米軍を撤退させた後に同地域へ侵攻しています。10月23日、トルコとロシアは、シリアのクルド軍をシリア・トルコ国境の大部分を占める帯状の地域から退却させることで合意に達しました。国連の報告によれば、トルコのシリア北部への攻撃で子供8万人を含む17万6000人以上が居場所を失い、シリア北部で拘束されていた自称「イスラム国」(ISIS)の元戦闘員多数が逃走しました。シンクタンク「責任ある国政のためのクインシー・インスティテュート」(Quincy Institute for Responsible Statecraft)の共同創設者で複数の著書があるアンドリュー・ベースヴィッチに話を聞きます。ベースヴィッチはボストン大学国際関係および歴史学の名誉教授でもあります。「米国の戦争、現在進行中の戦争に関する議論は、広範な歴史的背景の中で語ることが重要だと思います。現在の危機は、米国がこの地域で無謀に軍事力を行使したことが大いに影響しているのです」とベースヴィッチは言います。

    dailynews date: 
    2019/10/24(Thu)
    記事番号: 
    1
  • ビッグテック・プラットフォーム・ビジネスは「民主主義に深刻な悪影響を及ぼしている」解体すべき時ではないのか?

    フェイスブックは対する批判は増大を続け、解体を求める声が増しています。マサチューセッツ州上院議員で民主党の大統領指名候補であるエリザベス・ウォーレンは、フェイスブックはじめそ大手ハイテク企業を独占禁止法に基づいて解体するよう再三、提案しています。シリコンバレーの投資家で、初期のフェイスブックを支えたが、今や声高な批判者になったロジャー・マクナミーが、2020年の大統領候補者たちのビッグテックに関する公約について語ります。独禁法規制は「政治的志向の如何に関わらず大きな政治課題であり、党派を超えてすべての人々が、ここに問題があることを理解しています」と、とマクナミーは語ります。

    dailynews date: 
    2019/10/23(Wed)
    記事番号: 
    3
  • マーク・ザッカーバーグの元メンター:「ロシアの干渉について警告を発そうとしたが、無視された」

    フェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEOは、23日に米連邦議会で証言し、さまざまな問題、中でも特に同社の仮想通貨リブラについての質問されると予想されています。ザッカーバーグは、2016年の米国大統領選挙におけるフェイスブックの役割などについて、これまでにも議会の厳しい調査に直面しています。ザッカーバーグのかつてのメンターであり、シリコンバレーの長年の投資家であるロジャー・マクナミーは、米大統領選へのロシアの干渉に関する批判を同社が拒絶したと言います。「彼らはそれをビジネスが抱える問題としてではなく、PR上の問題のように扱っていました」。

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    2019/10/23(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ザック化されて:初期のフェイスブック投資家ロジャー・マクナミーが、FBが民主主義への脅威となるにいたったいきさつを語る

    フェイスブックの活動に、批判が高まる中、同社のマーク・ザッカーバーグCEOが23日、米連邦議会で証言します。23日の下院金融サービス委員会公聴会では、フェイスブックが計画している仮想通貨「リブラ」の立ち上げに焦点があてられます。リブラは、世界の金融システムを変えかねないと言われています。一方、ニューヨーク州司法長官のレティシア・ジェームズは22日、彼女が取り組む フェイスブックの独禁法違反調査が、現在45州および米領グアム島とコロンビア特別区の司法長官に支持されていると発表しました。フェイスブックはまた、候補者の政治広告が虚偽の情報を含んでいる場合にも掲載禁止を拒否したとして、複数の民主党大統領指名候補者から批判されています。マーク・ザッカーバーグのかつてのメンターあり、初期のフェイスブックの投資家であったロジャー・マクナミーに話を聞きます。ロジャーはその後、フェイスブックに対する最も声高な批判者の一人となりました。彼の近著のタイトルはZucked:Wake Up to the Facebook Catastrophe(『ザック化されて: フェイスブックによる大惨事に目を覚ませ』)です。

    dailynews date: 
    2019/10/23(Wed)
    記事番号: 
    1

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