南カリフォルニアでは、時速約96キロ以上の強風で新たな火事が発生しており、数万人が非難しています。カリフォルニア州では気候変動が原因の火事が多発しており、今回も再び火が燃え広がっています。北カリフォルニアでは、約20万人が週末に避難を余儀なくされたソノマ郡キンケイド火事がやっと消し止められ、この地域の避難者のほとんどは現在、自宅への帰宅が許されました。米国最大の電力会社であり、北および中部カリフォルニアの電力のほとんどを供給するパシフィック・ガス&エレクトリック(PG&E)は30日、州内各地に火が広まった週末以来停電を強いられていた顧客36万5000戸への電力の復旧作業を始めると発表しました。PG&E社は、2018年に85人が死亡しパラダイスの街全体が完全に焼失した「キャンプ・ファイア」と呼ばれる山火事を含む、近年カリフォルニア州で起こった多くの火事の原因に関係があるとされています。今年1月、PG&Eは山火事関連の訴訟が複数起こされる中、破産を宣告しました。カリフォルニア州選出のロー・カンナ下院議員に話を聞きます。カンナ議員はカリフォルニア州政府にPG&Eの公営化を求めています。カンナ議員は「PG&Eは民間の独占企業であり、民間投資家の投資利益を確保しながらも競争相手はいないのです。どちらの側から見ても最悪のケースです」と言います。