イラン政府の内部から前代未聞の機密情報がリークされました。米国の2003年イラク侵攻後、いかにイランがイラク政府を牛耳ったかに新しい光があてられています。漏洩元はイラン情報安全保障省で、漏洩先は米ニュースサイト「インターセプト」です。インターセプトはニューヨークタイムズと共同で公表しました。文書には、700頁に及ぶ2014年から2015年にかけての機密文書が含まれています。CIA工作員として働いていた多くのイラク人が、イランの諜報機関と協力するようになっていった経緯が明らかにされています。「インターセプト」記者ムルタザ・フセインから詳しく聞きます。「マクロで見ると、米国が破壊したイラク社会の破片をイランが拾いにきたという構図です」とフセインは言います。