デイリーニュース

  • イランの機密流出 米国が「潰した」イラクにイランが深く介入

    イラン政府の内部から前代未聞の機密情報がリークされました。米国の2003年イラク侵攻後、いかにイランがイラク政府を牛耳ったかに新しい光があてられています。漏洩元はイラン情報安全保障省で、漏洩先は米ニュースサイト「インターセプト」です。インターセプトはニューヨークタイムズと共同で公表しました。文書には、700頁に及ぶ2014年から2015年にかけての機密文書が含まれています。CIA工作員として働いていた多くのイラク人が、イランの諜報機関と協力するようになっていった経緯が明らかにされています。「インターセプト」記者ムルタザ・フセインから詳しく聞きます。「マクロで見ると、米国が破壊したイラク社会の破片をイランが拾いにきたという構図です」とフセインは言います。

    dailynews date: 
    2019/11/18(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ロドニー・リードに正当な裁きを:無罪を示す新証拠の出現で数百万人がテキサス州に死刑執行中止を求める

    連邦最高裁判所は11月15日(金)、ロドニー・リード事件について審議するかどうかを検討します。ロドニー・リードは、テキサス州のアフリカ系アメリカ人の死刑囚であり、本人は認めていない殺人の罪で1週間以内に処刑される予定です。彼の家族は14日(木)、最高裁判所の外で野営して、判事たちに死刑執行の差し止めを求めるビジルを寒さの中で決行しました。彼らの主張への賛同は全米に広がり、ここ数週間で数百万人に膨れ上がっています。1996年に19歳の白人女性ステイシー・スタイツが殺害された事件は、別の男性が犯人であるという証拠が積みあがっているのです。ロドニー・リードは1998年に、全員が白人の陪審員によって死刑判決を言い渡されました。殺されたスタイツの体内にリードのDNAが見つかったからです。彼女が亡くなったとき、二人は恋愛関係にありました。しかし、当時は無視されていた事件の詳細に関する新事実が浮上しました。当時スタイツの婚約者だったジミー・フェネルという白人警察官が、本当の殺人犯であった可能性があるのです。先月、フェネルと刑務所で一緒だった男性が、フェネルが刑務所で、婚約者が黒人男性と浮気していたために彼女を殺害したと認めたという宣誓供述書に署名しました。この新事実にもかかわらず、ロドニー・リードは11月20日に処刑される予定です。

    dailynews date: 
    2019/11/15(Fri)
    記事番号: 
    3
  • コリー・ブッカー上院議員 米国における環境正義・原子力・「野蛮な人種格差」について語る

    史上初の環境正義に関する大統領候補者討論会が、先週金曜日(11月8日)にオレンジバーグ市にあるサウスカロライナ州立大学で開催されました。デモクラシー・ナウ!の司会者エイミー・グッドマンと元環境保護庁(EPA)官僚ムスタファ・サンティアゴ・アリが共同で司会をつとめました。討論会に参加した6人の民主党大統領候補の一人、ニュージャージー州選出のコリー・ブッカー上院議員は、環境不正と気候危機に立ち向かうという彼の計画を披露しました。ブッカー議員は、米国の人種格差、再生可能エネルギーの雇用創出、彼の故郷のニューアークを含む全国の都市での水質汚染の危機について話しました。 「私の地元だけの問題ではありません。 21世紀のアメリカで、鉛を使った水道給水管が敷設されているなんて許されません」とブッカー議員は言います。

    dailynews date: 
    2019/11/15(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 「ここが私の祖国」 DACA存続のための最高裁の訴訟における原告代表と話す

    11月12日(火)、連邦最高裁判所では「若年移民に対する国外強制退去の延期措置」(DACA)の維持をトランプ政権に要求する3件の訴訟の口頭弁論が開かれました。オバマ政権下で導入されたDACAは、子供の時に家族に連れられて米国に入国し無届状態となっている少なくとも70万人の人々に対し、国外追放からの保護と労働許可を与える救済プログラムです。最高裁で現在多数派を占めている保守派判事たちは、トランプ大統領がDACAプログラムを終了させることに賛成するとみられる一方、一部のリベラル派の最高裁判事はトランプ大統領の方針に懐疑的なようです。 2017年9月、トランプ政権はDACAを終了する計画を発表し、同プログラムは「違法」かつ「違憲」であると主張しましたが、これに反対する訴訟が起こり、カリフォルニア州とニューヨーク州とワシントンDCの3か所の地方裁判所で差し止め判決が出され、DACAはいまも存続しています。移民権利擁護活動家たちは最高裁判所にプログラムの救済を強く求めており、DACAを適用された移民数十人がニューヨークから最高裁判所前の階段までの230マイルの16日間にわたる行進に参加しました。

    dailynews date: 
    2019/11/15(Fri)
    記事番号: 
    1
  • コード・ピンク創設者メディア・ベンジャミン 米国の海外干渉に抗議した後 逮捕すると脅される

    コード・ピンクの共同創設者でベテラン平和運動家メディア・ベンジャミンが11月13日、ワシントンで現職米下院議員に暴力を振るった容疑で逮捕すると脅されました。ベンジャミンは記者会見で、ベネズエラでの米国支援のクーデターと制裁に反対し強制的に退席させられました。ベンジャミンは容疑を強く否定しています。この記者会見は、フロリダ州の民主党議員デビー・ワッサーマン=シュルツとフロリダ州共和党議員マリオ・ディアス=バラートが主催したもので、「ベネズエラ民主化議員団」を創設したことを発表する会見でした。ベンジャミンは、この場で暴力を振るわれたのは、議員団創設に抗議をしていた彼女と他の活動家の方だったと主張しています。ワシントンよりメディア・ベンジャミンに話を聞きます。(画像クレジット: ツイッター: @EmbajadaVE_USA)

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    2019/11/14(Thu)
    記事番号: 
    4
  • チリ人活動家:社会的危機をもたらしたエリートに新憲法は任せられない

    チリでは11月12日、新憲法を制定するという政府の計画に反対して、全国で大型のストライキが行われました。現在のチリ憲法は、アウグスト・ピノチェト軍事政権時代に制定されたものです。チリの内務大臣は8日、政権は新憲法を草稿し議会が改訂後、国民投票にかけると発表しました。しかし反対派は、新憲法草稿には市民も最初から関わるべきであり、これはセバスティアン・ピニェラ政権がチリの政治および社会改革を遅らせるための計略だと主張しています。10月19日に地下鉄の料金値上げ反対に始まり、緊縮財政と経済的不平等への抗議へと反対運動が急速に高まってから、チリ当局は少なくとも20人を殺害、数千人を負傷させています。アムネスティ・インターナショナルは、デモ参加者に対し広範囲での人権侵害が行われているとしてチリ政府を非難しています。サンチアゴから、チリの反資本主義・フェミニスト組織「ソリダリダート(Solidaridad)運動」一員のパブロ・アブフォムに話を聞きます。

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    2019/11/14(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 「こんなことは許されない」:ニクソン弾劾に賛成票を投じた元下院議員 トランプはならず者大統領だと語る

    11月13日、ドナルド・トランプ弾劾調査における公開での公聴会が始まり、国務副次官補ジョージ・ケントと、元駐ウクライナ大使で現ウクライナ大使代理であるウィリアム・テイラーが証言を行いました。今回の公聴会では、これまで知られていなかったトランプ大統領と欧州連合大使ゴードン・ソンドランドとの7月の電話での会話が明るみにでました。ケント、テイラー両氏は、トランプ大統領の私的弁護士ルディ・ジュリアーニが、対ウクライナの米外交政策に強い影響力を持っていることに懸念を表明しています。元ニューヨーク州選出の下院議員で、下院司法委員会委員も務め、リチャード・ニクソン弾劾に賛成票を投じたエリザベス・ホルツマンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/11/14(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 第一回大統領弾劾公開公聴会 ウクライナのバイデン親子捜査への圧力にトランプが加担

    11月13日、トランプ大統領の弾劾調査公聴会が行われました。トランプは弾劾に直面する史上4番目の米国大統領となりました。13日の下院情報委員会では2人の証人が証言を行いました。国務副次官補ジョージ・ケントと、元駐ウクライナ大使で現在もウクライナ大使代理としてトップ外交官であるウィリアム・テイラーが証言を行いました。両者ともに、トランプ大統領がウクライナにジョー・バイデンと息子のハンターについて捜査するよう圧力をかけるため、米国からの軍事援助を一時停止した証言しました。ハンター・バイデンはウクライナの天然ガス会社で取締役を務めていました。公聴会のハイライトを放送します。

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    2019/11/14(Thu)
    記事番号: 
    1
  • クーデタ?エボ・モラレスの辞任につながったボリビアの政治危機について討論

    ボリビアで、政治危機が深刻化する中、12日の夜、議会による暫定大統領指名に必要な人数を割ったにもかかわらず、右派上院議員ヘアニネ・アニェスが大統領就任を宣言しました。ボリビア初の先住民出身大統領であるエボ・モラレスは、メキシコから亡命を認められ、11日にボリビアを去りました。モラレスは10日にボリビア軍が、彼の出国を要求するTV放送をした直後に辞任を発表しました。彼が率いる社会主義運動党は、アニェスの宣言は違法だとして、彼女を大統領と認めることを拒否し、先週末のエボ・モラレスの辞任は軍事クーデターによるものだと非難しました。モラレスは10月に、4期目の再選を果たしましたが、反対派は不正が行われたと主張しています。モラレスは、大統領の任期制限を支持する国民投票の結果に異議を唱えて、4期目の選挙に出馬したのです。12日、米州機構(OAS) はワシントンで緊急会議を開催し、米国のカルロス・トルヒージョ大使は、エボ・モラレスの辞任を称賛するドナルド・トランプ大統領の声明を読みあげました。声明は、辞任は「ベネズエラとニカラグアにも強いメッセージを送るだろう」と警告しています。メキシコ、ウルグアイ、ニカラグア、そしてアルゼンチンの[選出されたばかりの]次期大統領はすべて、モラレスの辞任をクーデターとして非難しています。モラレスの出国は、ボリビア全域でデモと衝突を引き起こしています。

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    2019/11/13(Wed)
    記事番号: 
    3
  • パート2:ビル・モイヤーズ 弾劾を語る:大統領は皆、嘘をつくが、トランプは「嘘つきの文化」を生み出した

    ニクソン大統領とクリントン大統領に対する弾劾裁判を報道した伝説のジャーナリスト、ビル・モイヤーズとの会話を続けます。トランプ大統領に関する最初の弾劾広聴会が、TVのライブ中継付きで13日から始まります。モイヤーズは、現政権とメディアが、これまでの大統領の嘘を上まわる「嘘の文化」を作り出したと言います。「大統領は皆、嘘をつきます。身を守るために嘘を使います。しかし、すべての大統領が体系的に嘘をつくわけではありません」とモイヤーズは述べます。

    dailynews date: 
    2019/11/13(Wed)
    記事番号: 
    2

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