デイリーニュース

  • 雇用を中国に移すベイン・キャピタル イリノイ州の関連工場閉鎖妨害で抗議者逮捕

    イリノイ州フリーポートのセンサタ・テクノロジーズ社の工場設備撤去を妨害したとして3人が警察に逮捕されました。この工場はベイン・キャピタルが業務を中国に移すとして閉鎖を決めたもので、そのため170人が職を失うことになりました。センサタの労働者は工場施設の向かい側に「ベインポート」と名付けた抗議キャンプを張って抗議を続けていました。センサタは共和党の大統領選候補者ミット・ロムニーが共同創設者であるプライベート・エクイティ・ファンド、ベイン・キャピタルが所有しています。拘束された抗議者のうち2人に話を聞きます。カリ・ペニストンは16歳で母親がセンサタで働いています。デビ・ケンペルは近隣のパールシティからベインポート支援のために現場に来ていました。

    dailynews date: 
    2012/10/10(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ウォルマート従業員が12州で歴史的ストを決行 職場での報復的行為に抗議

    ウォルマートの従業員が12州にわたる28店舗で歴史的な抗議ストライキを始めました。同社50年の歴史の中で初めての小売店員によるストです。主催者によると従業員たちは「労働条件改善のために立ち上がった労働者を黙らせ報復的措置をとろうとしている」会社側に抗議しています。アーカンソー州ベントンビルにいるマイク・コンプトンに話を聞きます。彼は今日 ウォルマート本社前で抗議活動を行います。数日前にはイリノイ州エルウッドの同社供給倉庫でストを成功させました。また、10月初めにこのウォルマートのストをスクープしたジョシュ・アイデルソンにも話を聞きます。アイデルソンはサロン(Salon)とイン・ジーズ・タイムズ(In These Times)に寄稿する記者です。

    dailynews date: 
    2012/10/10(Wed)
    記事番号: 
    1
  • テキサスパイプラインの建設妨害続く ユタ州では活動家が米国初のタールサンド露天採鉱に抵抗

    テキサスでキーストーンXL パイプライン建設を妨害する直接行動が続いていますが、番組では米国内では初タールサンドとオイルシェールの露天採鉱になる可能性があるユタ州のケースを検証します。ユタ州は、カナダのエネルギー開発会会社に、同州モアブからさほど遠くない土地をすでに貸与しています。最近社名をU.S.オイル・サンズと変更した同社は、手付かずの自然に恵まれたこの地域の約6000エーカーの土地を採掘しようとしていますが、同地域はコロラド川の流域にあたり、3000万人以上に水を供給しています。すでに全米で2番目に乾燥しているユタ州で、採掘自体が水資源を大量に使用しますが、活動家らは採掘に使われる化学物質による水の汚染が残る可能性があると言います。この計画を阻止するために活動している2人の活動家、「リビングリバーズ&コロラド・リバーキーパー」(Living Rivers & Colorado Riverkeeper)で長い間保護部長を務めるジョン・ワイサイトと、ユタ州でのタールサンド掘削を止める闘いを先導している「それが始まる前に」(Before It Starts)の設立者で代表のアシュレイ・アンダーソンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/10/9(Tue)
    記事番号: 
    4
  • 無保険のがん患者を救ったオバマケア ほどんど知られていない既往症患者のための“橋渡し”プログラム

    子宮がんのステージ1との診断を受けたコロラド州在住のタミ・グラハムは、健康保険を持っていない自分には、治療に必要な何万ドルもを払うことはできないとわかっていました。ところが、そのとき、誰かからオバマ大統領の患者保護および医療費負担適正化法(Patient Protection and Affordable Care Act)によって設立されたハイリスク医療保険プール金のことを聞いたのです。グラハムの子宮摘出術とその後の治療費は保険の助けで支払われました。医療費負担適正化法の個人的な体験を求めるオバマの大統領選のフェースブックの投稿に応えたグラハムは、その後デンバーでの資金集めイベントに、オバマを聴衆に紹介する役として招かれました。健康保険を持つことができない既往症を持つ人々の橋渡しとして考案された、オバマの医療保険制度のほとんど知られていないこの部分について、グラハムから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/10/9(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 全ての行方不明の馬たちはどこへ: 連邦政府、屠殺に関係の米西部の業者に野生馬を売却

    プロプブリカ(ProPublica)の記者デーブ・フィリップスは、新たな取材の中で、土地管理局によって米国西部に集められた野生馬の多くのその後をたどっています。群れの持続可能なバランスを保つことを目的とししたプログラムで土地管理局により荒野から間引きされた野生の馬のほぼすべては、トム・デイビスというほとんど知られていない家畜運送業者によ買い取られています。同プログラムの中のほかの購入者同様、デイビスは馬は屠殺しないという契約書に署名しており、彼によれば、馬には必ず良い受け入れ先を探すと主張しています。しかし、デイビスは馬の屠殺を長い間擁護しており、馬たちが最終的にどうなるのか公表することを拒んでいます。動物保護活動家らは、彼が購入する馬たちが屠殺場に送られていることを懸念しています。

    dailynews date: 
    2012/10/9(Tue)
    記事番号: 
    2
  • ダニー・グローバーに聞く「ベネズエラでの記録的な投票率によりチャべスは社会問題への取組継続の必要を確信するだろう」

    ベネズエラのウゴ・チャベス大統領は、彼にとってかつてない接戦だった大統領選で4度目の当選を果たしました。80%という記録的な投票率のうち、チェべスの得票率は54%で、野党統一候補のエンリケ・カプリレスは44.9%でした。今回の大統領選を監視するためにベネズエラに足を運んだ俳優で活動家のダニー・グローバーに、カラカスから話を聞きます。グローバーは、記録的な投票率と、チャべスの貧困撲滅対策に対する野党員までもを含む幅広い支持に言及した上で、次のように予想します。「私たちは、チェべス大統領、そして再選される他のラテンアメリカ諸国の指導者たちが、この地域の歴史に新しい1ページをまさに創造することを目の当たりにすることになるでしょう」。

    dailynews date: 
    2012/10/9(Tue)
    記事番号: 
    1
  •  デニス・バンクス:米支持の占領下で苦しむパレスチナ人はアメリカ先住民の窮状を思い起こす

    著名なアメリカ先住民活動家でAIMを共同設立したデニス・バンクスは先週末、ニューヨークに滞在し、イスラエルの国際法違反に対する他の国々の責任についての関心を高めるために2009年に創設された国際的な市民法廷「パレスチナに関するラッセル法廷」に法律専門家として参加しました。「(パレスチナで)起きていることは、我々が前世紀で経験したことと同じだ。残念ながら、(背後で支援しているのは)同じ人たちだ。イスラエルに資金をつぎ込み、パレスチナ人たちを傷つけているのは、米国政府だ」とバンクスは話します。

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    2012/10/8(Mon)
    記事番号: 
    3
  • アメリカ先住民リーダーのデニス・バンクス、見過ごされた「インディアン寄宿学校」の悲劇を語る

     「コロンブス記念日」は、「先住民の日」としても知られています。本日は、オジブワ族の著名なアメリカ先住民活動家デニス・バンクスに話を聞きます。彼は1968年に「アメリカインディアン運動」(AIM)を共同設立しました。翌年、彼はカリフォルニア州アルカトラズ島の占拠に参加。1972年にはアメリカ先住民の惨状を訴えるために米国全土の数多くの活動家らがキャラバンでワシントンD.C.まで行進した、AIMの「破られた合意の道(Trail of Broken Treaties)」を支援。同年、AIMは、ワシントンD.C.でインディアン管理局(BIA)ビルを占拠しました。1973年初頭にはAIMメンバーがパインリッジ居留地のウンデッド・ニーを71日間占拠しました。この出来事は「ウンデッド・ニー2」とも呼ばれています。バンクスは今年、拘禁中の先住民活動家レナード・ペルティエの釈放を訴え、アルカトラズ島からワシントンまでの徒歩による米国横断を先導しました。「コロンブス記念日」と米国のアメリカ先住民への処遇についての見解、そして彼自身のBIA寄宿学校での経験についてバンクスに話を聞きます。

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    dailynews date: 
    2012/10/8(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 「コロンブス記念日」 先住民が先住民文化の祝福とアメリカ大陸における過去の虐殺の教育を要請

     米国内が1492年のクリストファー・コロンブスによる「新世界」到達を祝う中、コロラド州ドゥランゴのフォート・ルイス・カレッジの先住民活動家らが、「真のアメリカ史」を教育し、先住民文化を認めるよう学校に働きかけています。「コロンブス記念日」は長らく、有色人種の人びと、特にアメリカ先住民の人びとの悲しみと怒りを呼び起こしてきました。彼らは、ヨーロッパ諸国による植民地化、先住民の搾取、奴隷貿易の道を開いた人物を称えることに反対しています。本日は、「真のアメリカ史(The Real History of the Americas) 」記念日に携わる、フォート・ルイス・カレッジのライティング専任講師で半自治区の「ナバホ・ネイション」のメンバーのエスター・ベリン、フォート・ルイス・カレッジの「エル・チェントロ・デ・ムーチョス・コロレス(El Centro de Muchos Colores)」のコーディネーターで「真のアメリカ史」委員会委員長のシェレーナ・トルヒーリョ・ロング、そしてホワイトマウンテンアパッチ族出身でフォート・ルイス・カレッジ4年生の学生活動家、ノエル・アッラタハの3人のゲストを迎え、話をききます。

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    2012/10/8(Mon)
    記事番号: 
    1
  • アフガン戦争11年 帰還兵たちが苦しむ心の危機 兵士たちの自殺と暴力

    米国のアフガニスタン侵攻から11年、帰還した故国での目に見えない戦争の傷について検証します。この戦争が始まったのは2001年10月7日、9.11同時多発テロ事件から1カ月も経たないうちでした。開戦以来、少なくとも2000人以上の米兵が死亡しました。アフガニスタンとイラクで戦った米軍兵士は約240万人。この戦争の精神的代償はいまも積み上がっています。昨年、退役軍人援護局がPSTD治療を行ったイラク・アフガニスタン復員兵は10万人近くに上り、自殺した兵士の数は今年、史上最悪になっています。コロラド・スプリングスのフォート・カーソン(基地)では、兵士の40%もが軽度脳損傷を負っていたにもかかわらず陸軍の健康診断には報告されていなかったことが、全米公共ラジオ(NPR)とプロプブリカの共同調査により2010年に判明し、兵士の精神衛生上の問題に関する司令官たちの管理が適切だったかどうか厳しい目が注がれることになりました。一方2009年にはコロラド・スプリングス・ガゼット紙が"Casualties of War"(戦争の犠牲者)と題する驚くべき連載を発表しました。その筆者が今日のゲストの1人、調査報道記者デイブ・フィリップスです。

    dailynews date: 
    2012/10/5(Fri)
    記事番号: 
    1

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