デイリーニュース

  • マクガバン元上院議員に死期迫る ベトナム戦争に反対し一世を風靡した反戦大統領候補

    エイミー・グッドマンがナレーションを務めたスティーブ・ビットリアの受賞ドキュメンタリー One Bright Shining Moment : The Forgotten Summer of George McGovern(『光り輝いたあの時:忘れられたジョージ・マクガバンの夏』)を放送します。現在90歳のジョージ・マクガバンは意識がなく「臨終を迎えつつある」と家族代理人が明らかにしました。老齢に伴う複合的な健康障害がここ数カ月で悪化し、10月15日からサウスダコタ州のホスピスで終末医療を受けています。マクガバンで最も思い出されるのは1972年の大統領選挙でリチャード・ニクソンと戦ったことです。彼が掲げたのはベトナムからの米軍撤退と国防予算の削減、そして徴兵忌避者たちへの大統領恩赦でした。選挙は結局ニクソンの地滑り的勝利に終わりましたが、マクガバンは戦争に公然と反対を表明しはじめた上院議員の一人で、ベトナム戦争をめぐる連邦議会のコンセンサスを粉砕しました。マクガバンは第二次世界大戦中にB24爆撃機でナチスドイツを攻撃して勲章を受けた空軍パイロットの経歴を持ち、1960〜70年代の反戦運動リーダーの典型とは趣きを異にしていました。彼はまた、民主党の大統領候補選出方法を変えたことや、世界の飢餓問題を解決しようと努力したことでも知られています。

    dailynews date: 
    2012/10/19(Fri)
    記事番号: 
    1
  • ベイン・キャピタル所有のイリノイ州工場 中国への移転抗議活動で6名が逮捕される

    イリノイ州フリーポートからのレポートです。同地では、ミット・ロムニーが以前CEOを務めていたベイン・キャピタルが企てている、センサタ・テクノロジーの工場を閉鎖し中国へ移転させる計画に抗議する人々がまたも逮捕されました。この計画が実行されると170人のアメリカ人が職を失います。10月17日、工場のロビーで、失職する労働者へ退職金の満額支払いを求める座り込みストを行った6名が逮捕されました。センサタの労働者は9月より、工場の通りを挟んだ向かいに「ベインポート」と名づけられた野営地を設置し、この計画が実行されると170人のアメリカ人が職を失います。閉鎖計画に抗議しています。10月第2週には自分たちの職場から機器を運び去られるのを食い止めるために、工場から出てきたトラックの行く手を阻んだ3名の抗議者が逮捕されました。「ベインポート」での抗議について、センサタ勤務歴33年のトム・ゴールラップに詳しい話を聞きます。ゴールラップの最終出勤日は選挙の前日、11月5日です。「ベインポート」ではロムニーにここを訪れ、労働者の苦境に対処するよう呼びかけています。

    dailynews date: 
    2012/10/18(Thu)
    記事番号: 
    4
  • グレッグ・パラストに聞く 『億万長者と選挙泥棒:選挙を乗っ取る9つのかんたんな方法』

    11月9日の選挙が数週間後に迫っていますが、特に有権者資格剥奪と選挙詐欺行為について長年追ってきた、調査記者のグレッグ・パラストに話をききます。パラストが有権者が2012年選挙で自分の投票権を守るためにどうすれば良いかを詳しく話してくれます。パラストは最近出版されニューヨークタイムズ紙のベストセラー・リストに挙げられているBillionaires & Ballot Bandits: How to Steal An Election in 9 Easy Steps(『億万長者と選挙泥棒:選挙を乗っ取る9つのかんたんな方法』)の著者です。

    dailynews date: 
    2012/10/18(Thu)
    記事番号: 
    3
  • グレッグ・パラスト 「政府の救済措置で大もうけのミット・ロムニー: 彼がデトロイト救済で数百万ドルを儲けた方法」

    ネイション誌の表紙を飾った暴露記事「政府の救済措置で大もうけのミット・ロムニー: 彼がデトロイト救済で数百万ドルを儲けた方法」を検証します。調査記者のグレッグ・パラストは、共和党の大統領候補ミット・ロムニーが、自動車産業の救済措置で約1500万ドルを稼いだこと、ロムニー陣営の最大の寄付者の3人が、ヘッジファンド救済措置で40億ドル以上を儲けたことを暴露しました。この記事は、制作中のドキュメンタリー映画"Romney's Bailout Bonanza" (『政府の救済措置で大もうけのミット・ロムニー』)の一部分でもあります。パラストは最近出版されニューヨークタイムズ紙のベストセラーリスト入りしたBillionaires & Ballot Bandits: How to Steal An Election in 9 Easy Steps (『億万長者と選挙泥棒:選挙を乗っ取る9つのかんたんな方法』)の他、多数の著書があります。

    dailynews date: 
    2012/10/18(Thu)
    記事番号: 
    2
  • ミネソタの反同性愛者憲法修正案で再燃する 米国の結婚の平等を巡る戦い

    11月6日の選挙でメイン州、メリーランド州、ワシントン州の投票者は同性婚を認めるかを決定します。これにより同性婚が一般投票で合法化される初のケースとなる可能性があります。しかしミネソタ州では同性婚反対派が、結婚の定義を男性と女性のあいだにされるものとするよう、憲法修正を求めています。これまで32の州で同性婚に関する投票が行われましたが、どれも有権者が反対する結果に終りました。公民権擁護団体は、最近その数を増やしている同姓婚に理解を示す教会と一緒になって、このミネソタの投票法案を否決させるべく活動しています。その運動の先頭に立つ団体の一つが「すべての家族のためのミネソタ連合」(Minnesotans United for All Families)です。レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーを代表する全国組織、「ヒューマンライツ・キャンペーン」は10月17日、修正案破棄を目指し、追加で20万ドルをミネソタに投入したと発表しました。一方、カトリック教会は同性婚合法化法案反対のために、少なくとも110万ドルを使っています。「すべての家族のためのミネソタ連合」の発足にも携わり、同性愛者であることを公表しているミネソタ州議会議員スコット・ディブルに詳しい話をききます。

    dailynews date: 
    2012/10/18(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 大統領候補討論会の拡大版: 第三政党候補を交えて ジル・スタイン バージル・グッド ロッキー・アンダーソン

    オバマ大統領と共和党の対抗馬ミット・ロムニーが16日夜、3回行われる予定の大統領候補討論会の2回目で火花を散らしました。本日は2時間の特別放送で、その公式討論会から締め出された3人の大統領候補の声を交えた拡大版の討論会をお送りします。緑の党(Green party)のジル・スタイン、立憲党(Constitution Party)のバージル・グッド、正義の党(Justice Party)のロッキー・アンダーソンの各候補が登場します。昨晩の大統領選討論会の各部分を再放送しながらその録画を止めて、第三の政党候補者たちが二大政党の候補たちと同じ質問に答える機会を設けるものです。

    dailynews date: 
    2012/10/17(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 緑の党の候補者逮捕 ホフストラ大での討論会へ入場を試みて 手錠をかけられ8時間拘束

    緑の党の大統領候補ジル・スタインと副大統領候補のシェリ・ホンカラが16日、大統領選討論会が行われているホフストラ大学の会場に入ろうとしたところを逮捕されました。スタインら第三政党の候補者は共和・民主両党が牛耳る大統領選討論会委員会から討論会への参加を阻まれています。スタインとホンカラは椅子に手錠でつながれて8時間拘束されました。逮捕される際、スタインは「ニセモノの討論会、うわべだけの民主主義」と彼女が呼ぶこの制度を非難しました。釈放されてまだ数時間ですが、スタインがデモクラシー・ナウ!のスタジオに登場します。

    dailynews date: 
    2012/10/17(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ピノチェト時代以来最大の抗議行動組織で、チリの学生運動が賞を受賞

    2011年に市民の大規模な民主化運動を率いたチリの学生運動について検証します。これは、アウグスト・ピノチェト将軍に対する一世代前のデモ行進以来最大の抗議行動でした。一年以上の間、この運動はサンチャゴや他の大都市の街頭に何十万人もを集結させ、費用を下げることで大学教育への機会を増大させること、そしてチリの徹底的な構造改革を求めてきました。チリは、南米の中で一人当たりの国民所得が一番高い国ですが、富の分配が最も不平等な国の一つでもあります。チリで最も知られる学生抗議運動の指導者であるカミラ・バレホとノーム・ティテルマンに当番組のスタジオで話を聞きます。彼らは、政策研究所から贈られる2012年のレテリエル・モフィット人権賞(Letelier-Moffitt Human Rights Award)を受け取るためもあって、米国に滞在しています。同賞は、米支援のピノチェト政権の諜報員らによって1976年9月にワシントンDCで殺害されたチリの外交官オルランド・レテリエルと彼の同僚ロニ・カーペン・モフィットにちなんで名付けられました。

    dailynews date: 
    2012/10/16(Tue)
    記事番号: 
    3
  • グレン・グリーンウォルド 大統領候補討論会が浮き彫りにする主流ジャーナリストの“偽の客観性”

    「重要なのは、ロムニーとオバマの違いではなく、彼らの意見がどれほど一致しているかという点です。この隠れた合意こそが明らかにされるべきです」。英ガーディアン紙のコラムニスト、グレン・グリーンウォルドは、討論会の司会進行役たちの最近の仕事ぶりを批判し、大統領候補討論会についてこう記しています。グリーンウォルドはさらに、民主・共和以外の党の候補者が討論に含まれていないことを批判しています。「他の候補者たちを排除し、民主・共和両党の些細な違いに焦点を合わせることによってのみ、我々はこの国で重大な本物の選択権をもっているという神話を維持することができるのです」と、グリーンウォルドは言います。No Debate: How the Republican and Democratic Parties Secretly Control the Presidential Debates(『討論などない:民主・共和両党が大統領候補討論会をいかに裏で操作しているか』)の著者であるジョージ・ファラーにも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/10/16(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 討論会の秘密契約書流出で露見 オバマ・ロムニー両陣営が第3の党を締め出し、質問を統制

    オバマ大統領と共和党の対立候補ミット・ロムニーは10月16日夜に、ロングアイランドのホフストラ大学で2回目の討論会を行う予定です。No Debate: How the Republican and Democratic Parties Secretly Control the Presidential Debates(『討論などない:民主・共和両党が大統領候補討論会をいかに裏で操作しているか』)の著者であるジョージ・ファラーに話を聞きます。今回の討論会では、司会進行役のCNNのキャンディー・クローリーが事前に選んだ観客からの質問に答えることになっています。タイム誌がオバマ・ロムニー両陣営と大統領候補討論会委員会が裏で交渉した契約書を掲載したことで、このいきさつが明らかになりました。

    dailynews date: 
    2012/10/16(Tue)
    記事番号: 
    1

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