2012/13年度を迎えた米国最高裁では、重要かつ大きく意見の分かれる問題の訴訟が多数行われる見込みです。前年度は、1つの訴訟が決定的でした。オバマ大統領肝いりの医療費負担適正化法(Affordable Care Act)が5対4で合憲と判断され、1960年代以来最大規模の医療保険制度改革への道を開いたのです。今年度は、アファーマティブ・アクション(積極的差別是正措置)や同性婚、国際的な人権侵害に対する企業の説明責任や選挙権など、重要かつ大きく意見が分かれる問題についての裁判が多数行われる見通しです。本日は、市民団体「正義のための同盟」(The Alliance for Justice)代表のナン・アロンに話を聞きます。