収賄罪で6年の実刑判決を受けたドン・シーゲルマン元アラバマ州知事が9月11日、 服役を再開するため連邦刑務所に戻りました。この有罪判決には異論が多く、政治的魔女狩りになぞらえられてきました。シーゲルマンや支持者たちは、彼は共和党が大多数を占めるアラバマ州で民主党に属していたためはめられたと主張します。そこに一枚かんでいたと言われるのはブッシュ政権下のカール・ローブ元大統領次席補佐官です。「誰も、犯罪ではないことで刑務所に行きたいはずがありません。それがカール・ローブによって仕組まれたものなら尚更です」と、シーゲルマンはコメントしました。「ブッシュ政権下で8人の連邦検察官が、政治的な動機で訴追するのを拒んだためローブ補佐官によって解雇されたことは誰もが覚えています。そして、ブッシュが任命しローブがチェックしたアラバマ州の連邦検察官が、政治的な訴追を行ったのです」。シーゲルマンはすでに9カ月以上の刑期を済ませています。1カ月は独房監禁、3週間は凶悪犯用の刑務所で過ごしました。服役するために刑務所に戻る数時間前のシーゲルマンに、ニューオーリンズのホテルの部屋で話を聞きました。