デイリーニュース

  • 各州が経済再開に急進 COVID-19の検査不足は米国にとっての「アキレス腱」とハーバード大の医師

    トランプ大統領は5月19日、抗マラリア薬のヒドロキシクロロキンを服用していると発言しました。しかしこの薬については、複数の研究がその危険性を指摘し、COVID-19の効果的な治療ではないとしています。一方で、米国のCOVID-19による死者数は9万人を超え、米国50州すべての州でメモリアル・デー(5月25日)までには部分的にでも経済活動を再開する準備が進んでいます。各地で進む経済再開のためには検査を大きく向上させる必要があると言う、ハーバード大学の「グローバルヘルス研究所」(Global Health Institute)所長アシシュ・ジャー医師に話を聞きます。彼は、米国における正確な検査の不足をこの国の「アキレス腱」と呼び、「検査をめぐる話は、今の我々の状態を導いた大きな失敗の1つとして記憶されるでしょう」と言います。

    dailynews date: 
    2020/5/19(Tue)
    記事番号: 
    1
  • COVID-19は世界をどう変えるか? 歴史学者フランク・スノーデンが黒死病から現在までの伝染病について語る

    革命や戦争、経済危機と同様、伝染病も歴史的変化の重要な要因となります。医学史の専門家として著名なフランク・スノーデンと共に、黒死病(ペスト)から天然痘、新型コロナウイルスまでの伝染病の歴史を辿り、新型コロナウイルスが世界をどのように変えるかを論じます。スノーデンはイェール大学名誉教授で、著書にEpidemics and Society: From the Black Death to the Present(『伝染病と社会:黒死病から現在まで』)があります。新型コロナウイルスの流行初期からイタリアに滞在し、自身も感染しましたが現在は回復しています。

    dailynews date: 
    2020/5/18(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 「民主主義はパンデミックを乗り切れるか?」 トランプ大統領が郵送投票を攻撃し投票権が危機に瀕する

    コロナウイルスの大流行は、11月の大統領選挙に前例のない試練を突き付けています。トランプ大統領と共和党は、この機に乗じて投票する権利に攻撃を加えています。ニューヨークタイムズ・マガジンのスタッフライター、エミリ・バズロン(Emily Bazelon)と話します。彼女が書いた特集記事は、11月の選挙までに郵送投票の採用を広めるための、官僚や政治家の取り組みについて検証してします。コロラド州の州務長官ジェナ・グリスウォルド(Jena Griswold)にも話を聞きます。コロラド州ではすでに郵送による投票を全面的に採用し、国内で2番目に高い投票率を誇っています。

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    2020/5/15(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 民主主義の正念場 選挙人は誓約を破ってもよいのかが最高裁で問われる

    最高裁判所で13日(水)に口頭弁論が行われた訴訟は、将来の大統領選挙の結果を左右する可能性があります。焦眉の問題は、選挙人団のメンバーが誓約を破って、州の一般投票で勝たなかった候補者を支持することができるかどうかでした。 2016年の大統領選挙で、コロラド州の9人の大統領選挙人のうちの1人、マイケル・バッカ(Michael Baca)が、民主党のヒラリー・クリントン候補ではなく、共和党員のジョン・ケイシック(John Kasich)に自分の票を投じようとしました。当時のコロラド州の州務長官は共和党員でしたが、バッカを選挙人から解任しました。コロラド州を含む米国の31の州では、大統領選挙人は州の一般投票で勝利を収めた候補に投票しなければならないと法律で義務付けています。バッカはコロラド州を相手取って提訴を起こし、デンバーに本拠を置く連邦第10巡回控訴裁判所は、彼が選挙人を解任されたのは違憲であるとの判決を下しました。この裁判が今週、最高裁判所に上がってきたのです。コロラド州の現州務長官ジェナ・グリスウォルド(Jena Griswold)は、「この訴訟で問われているのは、米国の民主主義の根幹です」と、番組で語りました。

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    2020/5/15(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 「アメリカ大陸の武漢」 米国はCOVID-19陽性の移民をハイチとグアテマラに強制送還

    コロナウイルスの大流行中も、米国は何千人もの強制送還を続行しており、中央アメリカとカリブ海の国々にCOVID-19の危険な拡散をもたらしています。ハイチ出身のアメリカ人小説家エドウィッジ・ダンティキャットと話します。「コロナウイルスの大流行中にハイチに強制送還するなんて無分別きまわりない」と彼女は言います。また、グアテマラシティからホセ・アレハンドロ・ガルシア・エスコバル記者に最新情報を聞きます。

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    2020/5/15(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 患者が一人で病死したとき 遺族と医療従事者はどのように対処し悲しみを和らげればよいのか?

    愛する人が病院や自宅で、一人でCOVID-19と闘わなくてはならなくなった時、家族には大きな心理的負担が圧し掛かります。本日は「進行緩和ケアセンター」(Center to Advance Palliative Care)の理事長でマウント・サイナイ医科大学高齢者および緩和医療教授のドクター・ダイアン・マイアーに話を聞きます。マイアー教授はニューヨークでCOVID-19患者のための24時間緩和ケア・ホットライン設立を手伝い、4週間で900人近くがこれを利用しました。

    dailynews date: 
    2020/5/14(Thu)
    記事番号: 
    2
  • コロナウイルス感染拡大で引き起される世界的なメンタルヘルス危機 数百万人が孤独と不安を感じウツ状態に

    コロナウイルスの感染拡大はメンタルヘルス危機を引き起しているのでしょうか?数百万人が孤独、貧困、不安に直面しています。国連が各国政府にメンタルヘルス問題をコロナウイルス対策の「中心」に据えるよう要請する中、コロンビア大学の心理学教授で作家のアンドリュー・ソロモンに話を聞きます。(画像クレジット:Unsplash/engin akyurt)

    dailynews date: 
    2020/5/14(Thu)
    記事番号: 
    1
  • スクリーン・ニューディール:ナオミ・クラインが「新型コロナウィルスのハイテクディストピアで、グーグルなどの企業が利益を上げるためどんな計画をしているか」を語る

    ナオミ・クラインは、 『インターセプト』に、「スクリーン・ニューディール」と題する新たな記事を投稿しました。このなかで、新型コロナウィルスのパンデミックが、これまでの疾病にくらべて、ハイテクになっていて、人類が突き進んでいこうとうする未来は、私たちの暮らしを、「収益性の高い、人と触れ合わない永久の未来に向けた実生活実験室」へと変貌させる可能性がある、と述べています。ナオミをゲストに、論点を聞きます。彼女は、こう述べます。「いわゆる解決策というものが、大変、不完全なものになっていると思います。民間のテクノロジー企業に大きな利益をもたらすのです」

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    2020/5/13(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ナオミ・クライン:医療産業はCOVID-19危機に莫大な利益を得る「金の卵となる可能性」を見る

    第一線で活躍する感染症の専門家が上院で証言し、経済の再開を急ぎすぎると、死ななくてすむ命が失われ、受けないですむ苦しみを生む可能性があると、述べました。作家でジャーナリストのナオミ・クラインは「パンデミック・ショック・ドクトリン」が浮上しつつあるとして、こう述べます。「経済の大きなセクターである医療産業は、金の卵とみています。彼らにとっては、利益のもとなのです」

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    2020/5/13(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ロス・ニューヨーカーズ:感染震源地を生き抜く必須労働・防護なし・在留資格なしの移民たち 

    新型コロナウイルスは引き続きニューヨーク市のコミュニティに打撃を与えていますが、どうパンデミックを生き抜いているかについて在留資格のないニューヨーカーたちの声を聞きましょう。彼らの話は、Los New Yorkers: Essential and Underprotected in the Pandemic’s Epicenter(「ロス・ニューヨーカーズ:パンデミックの震源地で必須労働者であり防護されないということ」)というタイトルのプロブブリカ(ProPublica)の新たな記事の中で語られています。この記事の記者の1人であるエイドリアナ・ガラルドに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2020/5/12(Tue)
    記事番号: 
    3

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