デイリーニュース

  • カイロ「怒りの日」 反クーデター勢力が死傷者続出の弾圧に抗議の大規模デモ

    ムスリム同胞団のメンバーが本日、エジプト全土にわたる「怒りの日」の行動を呼びかけています。14日の弾圧で少なくとも638人の死者、3000人の負傷者を出したことを受けてのことです。14日の流血は治安部隊がカイロの2カ所の抗議キャンプの強制排除に取りかかったことから始まりました。エジプト初の自由な選挙で選ばれたモハメド・モルシ大統領を軍部が追放したことを糾弾する野営が続いていました。本日のデモ行進は金曜礼拝のあとカイロの28カ所のモスクから開始されます。カイロにいるデモクラシー・ナウ!特派員シャリフ・アブゥル・クドゥースに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2013/8/16(Fri)
    記事番号: 
    3
  • NSAの違法監視は何千回におよび エリアコード202(ワシントンDC)の全通話を誤って傍受したことも

    国家安全保障局(NSA)が、2008年に議会から大ざっぱな追加権限を与えられて以来、プライバシー保護規定の違反や越権行為にあたる活動を毎年数千回にわたって繰り返していたことを、ワシントンポスト紙が暴露しました。エドワード・スノーデンが漏洩した2012年5月のNSA監査報告書によると、それまでの12カ月間に保護規制の対象となる通信記録をNSAが無断で収集、保管、参照、配布したケースが2776件ありました。その中には、ワシントンから発信された「膨大な数の」電話通信を傍受していたという事件もあります。プログラムのエラーで、エリアコード「202」(ワシントンDCの市外局番)を、「20」(エジプトの国別コード)と取り違えたせいです。この監査報告が載せている違反の件数は、NSAのフォート・ミードの本部とワシントン地区の施設で起きたものだけです。アメリカ自由人権協会のアレックス・アブドと話をします。

    dailynews date: 
    2013/8/16(Fri)
    記事番号: 
    2
  • フアン・ゴンザレス NY市の政治戦略家の草分けビル・リンチを偲ぶ

    8月9日に72歳で亡くなったニューヨーク在住の有力な政治戦略家ビル・リンチの葬儀が15日に行われました。1988年の民主党大統領選予備選挙でニューヨーク市の民主党員からどんでん返しでジェシー・ジャクソン師が選出されたのは彼が手引きしたおかげでした。同市で最初のアフリカ系市長としてデイビッド・ディンキンズが当選した際も彼が重要な役目を担っていました。2009年にはニューヨーク市会計監査官に、市全体の公選職で初めてアジア系のジョン・リウが当選したのも彼の尽力があったからです。

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    2013/8/16(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 禁固90年に直面するマニング 文書漏洩の「意図しない結果」に対し後悔の念を表明

    ブランドリー・マニングは8月14日の量刑審理で、ウィキリークスに秘密文書をリークしたことを謝罪しました。先月20件の罪で有罪となったマニングは、最長禁固90年を言い渡される可能性があります。マニングは「私の行動が意図しない結果を生んでしまったことに謝罪します。これらの行動決断したときには、自分は他の人を助けるのだと信じており、他人を傷つけるとは思っていませんでした」と言いました。加えて「自分がしていることも、決心についても理解していました。しかし自分の行為が、大きな意味でどのような結果を生むか、本当にはわかっていなかった。様々な形での拘留期間中に自己反省を積み重ね、今回の判決に至るまでの証言を目にしたことで、今ではその影響がはっきりと理解できました」と語りました。同日には、イラク駐屯中にマニングを分析した軍の心理学者と、逮捕後マニングを21時間に渡り診察した臨床心理学者の証言も行われました。マニングの姉と伯母も証言台に立ち、子ども時代の彼について感動的に語りました。14日も法廷内で傍聴し、これまでもマニング裁判を詳細に取材してきたアレクサ・オブライアン記者に話を聞きます。「ブラッドリー・マニングは政治的意図ではなく、正義感から行動したのです」とオブライアン記者は言います。

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    2013/8/15(Thu)
    記事番号: 
    2
  • カイロの大量虐殺:2011年革命以来 最悪の衝突で瀬戸際に立つエジプト

    8月14日エジプトでは、失脚したムハマド・モルシ大統領支持者でいっぱいだったデモ隊の2か所の野営地で治安維持隊による取り締まりが行われ、少なくとも525名の死者が出ました。ムスリム同胞団は、実際の犠牲者数は2000名を越えると主張し、15日にも新たなデモを行う予定です。エジプト軍は今回の取り締りを擁護し、非常事態を宣言しました。3人のゲストに話を聞きます。14日の衝突と死傷者があふれる仮説野営病院の取材をしたデモクラシー・ナウ! の特派員、シャリフ・アブデル・クドゥースと、カイロを拠点とするニュースサイト「マダ・マスール」(Mada Masr)の共同創設者で編集長のリナ・アタラーがカイロから参加します。また、「中東研究と情報プロジェクト」(Middle East Research and Information Project)理事長で、The Journey to Tahrir: Revolution, Protest, and Social Change in Egypt(『タハリール広場への旅路:エジプトの革命、デモ、社会変動』)を共同編集したクリス・テンシングにはワシントンから参加してもらいます。

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    2013/8/15(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 国家安全保障書簡によって、かん口令を敷かれた元インターネットプロバイダーが語る 6年にわたる沈黙強制

    6年間にわたってFBIのかん口令下にあった人物と共に、米政府の監視とインターネットのプライバシーについての議論を続けます。「カリックス」という、ニューヨークを拠点としたインターネット・サービス・プロバイダーを経営していたニコラス・メリルに対し、2004年のはじめ、彼の顧客の一部についての詳細な個人記録を引き渡すことを命じる国家安全保障書簡が発行されました。この書簡の受取人は、法律によって、FBIと接触をもったことを他言することが禁じられています。国家安全保障書簡を受け取った後、かん口令を敷かれた米国市民はメリルの他にもいますが、FBIの秘密の戦術に立ち向かったのは彼が初めてでした。メリルは、アメリカ自由人権協会に行き、国家安全保障書簡の規則に対する初めての訴訟を起こしました。この訴訟においては、メリルの身元は単にジョン・ドウ(名なしの権兵衛)とされました。2010年8月にFBIとの合意が成立して初めてメリルは自分の身元を公にすることができるようになりました。「[この裁判では]米国愛国者法の中の国家安全保障書簡の条項が違憲であると、二度判決が下される結果となりました」と、メリルは言います。「しかし、われわれは最高裁に行って、国家全体に影響を及ぼす、最終的な拘束力のある判決を得るところまでは行くことができませんでした。

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    2013/8/13(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 独占放送:スノーデンのEメールサービス会社所有者が語る、米政府に従うよりもラバビット閉鎖を彼が選んだ理由

    国家安全保障局の内部告発者エドーワード・スノーデンが使用していたと見られていた暗号化電子メールサービス「ラバビット」が突然閉鎖しました。この動きは、米政府が顧客情報へのアクセスを得ようとしていたとみられる法的闘いの最中に起こりました。デモクラシー・ナウ!の独占放送で、ラバビットの所有者であるラダー・レビソンと、彼の弁護士ジェシー・ビノールに話を聞きます。「残念ながら今回の件について話すことはできません。信じてください、私は話したいんですよ」と、レビソンは言います。「アメリカ国民が我々の政府が何をしていたかを知ったら、彼らは二度とそんなことはさせないでしょう」。顧客へのメッセージとして彼は8月第2週に次のように述べました。「私はアメリカ国民に対する犯罪に加担するのか、それともラバビットを閉鎖することによって約10年間懸命に取り組んだ仕事に別れを告げるかという難しい決断をすることを余儀なくされました」。レビソンは、彼を決断に導いた過去6週間にわたる出来事について語ることを禁じられていると言います。ラバビット閉鎖直後、暗号化電子メールサービスを提供する「サイレント・サークル」も閉鎖を発表しました。

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    2013/8/13(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 「間接的人種差別」 NYPDの路上尋問は違憲と連邦裁判事が判決

    連邦裁判所は、ニューヨーク市警が活用し議論を呼んでいる路上尋問(stop-and-frisk)は違憲であるとの歴史的な判決を下しました。連邦地方裁判所のシーラ・シェンドリン判事は、厳しく批判的な判決文の中で、警察は彼女が呼ぶところの 「間接的な人種差別政策」を頼みとし、その影響を受けた警察官たちが、「白人種であれば呼び止められることはないような状況で黒人やヒスパニック」を呼び止めることが日常化してしまった、と述べています。警察は2002年以来、500万回以上の路上尋問を行いました。警察自身が作成した報告書によると、呼び止められて身体検査を受けたニューヨーク市民の10人中ほぼ9人は無実だったといいます。約200ページの判決文の中で、シーラ・シェンドリン判事は次のように記しました。「何人も、普段の生活を過ごすために外出するだけで呼び止められる、そんな不安の中で生きるべきではない。犯罪を犯す黒人やヒスパニックがいることを根拠に、黒人やヒスパニックの男性を標的にすることは、平等の根本的原則を侵害するものである。」彼女はさらに、警察内部からだけでなく、地域住民からの意見を取り入れた改革を監視するための連邦監視員を任命しました。ニューヨーク市のマイケル・ブルームバーグ市長は同判決に怒りの態度を示し、市側は公正な裁判を受けられなかったと判事を非難しました。

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    2013/8/13(Tue)
    記事番号: 
    1
  • クエストラブ 自らの音楽的生い立ち ヒップホップ誕生40年 『ソウル・トレイン』 回顧録『モー・メタ・ブルース』を語る

    今週はヒップホップ文化が誕生して40年です──ニューヨークのDJクール・ハークが最初のブロンクス・ブロックパーティー(地区祭り)を開いたのがちょうど40年前でした。その文化の幅広さと影響力を代表する1人アミア・”クエストラブ”・トンプソンに話を聞きます。ウエスト・フィラデルフィア生まれで子供のころから音楽の中で育ったクエストラブは友達と立ち上げたザ・ルーツのドラマーとして有名になりました。ザ・ルーツはネオ・ソウルミュージックとコンシエンシャス・ラップという新世代の音楽をを形成する一翼を担った伝説的バンドです。バンド結成20年を超え、ザ・ルーツはいまNBCの夜のトーク番組『レイト・ナイト・ウィズ・ジミー・ファロン』の専属スタジオバンドです。クエストラブはまた多作な音楽プロデューサーでDJでもあり、ツイッターで音楽分野から食べ物や政治まですべてを語って約260万人フォロワーを持つソーシャルメディアの大有名人です。そのクエストラブに自身の生い立ち、音楽的関心、「レイトナイトショー」への進出、そして新著の回顧録Mo’ Meta Blues: The World According to Questlove(『モ・メタ・ブルーズ:クエストラブの世界』)について話を聞きます。

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    2013/8/14(Wed)
    記事番号: 
    3
  • クエストラブが語る 警察の人種プロファイリング 路上尋問 トレイボン・マーティン判決から得たメッセージ

    今週12日、ニューヨーク市警の「ストップ&フリスク」と呼ばれる路上尋問手法が違憲だという歴史的判決が出されました。それを受けて、本日はグラミー賞受賞バンド、ザ・ルーツのアミア・”クエストラブ”・トンプソンが、自身が受けた警察による人種プロファイリングの経験を話します。彼が最初に警察による嫌がらせを受けたのは、十代の時で、フィラデルフィアで聖書の勉強に行く途中だったと言います。最も直近に受けた嫌がらせは2週間前、車に乗っていたときにニューヨーク市警に車を止めるよう強制されたことです。ヒップホップ界で最も賞賛を受けているアーティストの1人である彼にしてこうです。彼はまた1人のアフリカ系アメリカ人男性として、トレイボン・マーティン殺害事件でジョージ・ジマーマンが無罪になった件からも受け取ったメッセージがあると言います。「つまり俺たちはどうやっても有罪なわけだ。だからこっちは他の連中が安全で快適だって感じられるようにする方法を見つけなきゃダメだってことです。たとえそれが自分の魂を犠牲にすることになっても」

    dailynews date: 
    2013/8/14(Wed)
    記事番号: 
    2

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