デイリーニュース

  • サンライズ運動:民主党全国大会で化石燃料への補助金終了の公約取り下げを受け、民主党は気候危機に対処しなければならないと批判

    民主党全国委員会は、化石燃料産業に対する減税と補助金の撤廃という公約を同党の選挙綱領から取り下げました。これに先立ち、民主党全国大会の広報担当は、この修正案は選挙綱領にそもそも「誤っ」て盛り込まれたと発表していました。しかし、民主党の大統領候補者ジョー・バイデンと副大統領候補のカマラ・ハリスの二人は、選挙遊説で、共にこの公約を支持していました。サンライズ運動(Sunrise Movement)の共同創設者で事務局長のバシーニ・プラカシュは、民主党がこの公約を退けたことに「失望している」としながら、社会的な運動が、圧力を民主党にかけ続ける限り、「11月の選挙で二人が勝利すれば、この政策は、バイデン政権にとっては優先課題になるだろう」と語ります。プラカシュは、グリーンニューディール(気候変動と経済的不平等の両方に対処することを目的として提唱された経済刺激策)に期待していること、カマラ・ハリスが副大統領候補になったことがいかに重要であるか、民主党全国大会には若者の発言が欠落しいることなどについても言及します。

    dailynews date: 
    2020/8/19(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 「バイデンには実行させる」 エコノミストのダリック・ハミルトン、次期政権に左派の政策を実行させるよう圧力をかけると語る

    11月の大統領選挙を前にして、民主党はジョー・バイデンを軸にまとまりつつあります。経済政策で民主党はなにをめざしているのか。バーニー・サンダースの選挙活動を支援し、その後、バイデン・サンダース統一タスクフォースに参加したエコノミストのダリック・ハミルトンに話を聞きます。バイデンの政策は、現在、必要とされる急進的政策ではないが、社会的な運動で、とハミルトンは言います。活動家による議員への圧力の必要についてフランクリン・D・ルーズベルトが語ったことばを借りて、「我々はバイデンに実行させる」と、ハミルトンは語ります。「しかし、なによりもまず必要なことは、ドナルド・トランプを大統領の座から去らせるこです」。

    dailynews date: 
    2020/8/19(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 難病ALSで死と向き合いながら「メディケア・フォー・オール」の活動を続けるアディ・バーカン、バイデンに国民皆保険制度の実現を求める

    オンラインによる全国党大会で、民主党は正式にジョー・バイデンを大統領候補者に選びました。バイデンを指名しようという呼びかけに加わった人々のなかには、活動家のアディ・バーカンがいます。アディは、末期ALS(筋萎縮性側索硬化症)のため、体が麻痺し、話すことができません。それでも、国民皆保険「メディケア・フォー・オール」を求める運動の先頭に立ち、「メディケア・フォー・オール」を支持しないバイデンに公然と挑戦してきました。コンピュータ支援装置を使い、バーカンは訴えます。「私たちは古今を通じてもっとも豊かな国に住んでいます。それなのにこの国は、もっとも基本的な人権を保障するに至っていません。米国に住むすべての人は、雇用されているか、また、支払い能力の如何を問わず、必要な医療を受けられるべきです」。

    dailynews date: 
    2020/8/19(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 民主党がジョー・バイデンを大統領候補に正式指名 全国大会で共和党の大物に脚光を当て進歩派を脇に追いやる

    オンラインによる民主党全国大会の第2夜、ジョー・バイデンが、11月の選挙でトランプ大統領に挑戦する候補者として正式に指名され、2020年大統領選挙の民主党候補者に決まりました。大会のハイライトをお届けします。当夜、民主党で今後のホープとして注目を集めている17人が演説しましたが、投票権活動家のステイシー・エイブラムスもそのひとりです。エイブラムスは、2018年のジョージア州知事選挙を闘いましたが、当選には至りませんでした。また、前大統領のビル・クリントンやジミー・カーターなど民主党の重鎮も演説しました。全国大会は2夜連続で、バイデンへの支持を明らかにしている共和党員や元共和党員の発言に脚光を当てました。ジョン・マケインの未亡人シンディ・マケイン、元国防長官で共和党上院議員のチャック・ヘーゲルさらにはコリン・パウエル元国務長官らです。パウエルは2003年、イラクが大量破壊兵器を所有していると国連に申し立て、米軍のイラク侵攻に手を貸しましたが、そのような兵器は存在していませんでした。全国大会の第2夜は、ジル・バイデンの基調講演で幕を閉じました。

    dailynews date: 
    2020/8/19(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 憲法修正第19条100周年:投票権を求める闘いは黒人女性たちが主導した数世紀の奮闘の基に築かれた

    2020年は、女性の投票権を保証するアメリカ合衆国憲法修正第19条の批准から100周年です。女性の参政権を求める運動と奴隷廃止運動との関係を検証します。多くの州は、女性が投票することを否定し続ける法律を作り出し、アフリカ系米国人女性は、かつてアフリカ系米国人男性の投票を否定していたのと同じジム・クロウ法(黒人差別法)の対象でした。「アフリカ系米国人女性と彼女たちの1920年代の投票権の歴史を探究することは、1920年に始まり1965年に投票権法が導入されるまで完結しない重要な時期を見逃すことです」と、作家でジョン・ホプキンス大学の歴史学の教授マーサ・ジョーンズは言います。彼女の近刊書は、Vanguard: How Black Women Broke Barriers, Won the Vote, and Insisted on Equality for All(『先駆者:黒人女性たちが障壁を壊し、投票権を勝ち取り、万人の平等を主張した過程』)です。

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    2020/8/18(Tue)
    記事番号: 
    5
  • 警察改革政策を公約に大統領選に出馬したフリアン・カストロ 民主党大会で演説の機会与えられず

    ラテン系米国人有権者は、2020年選挙において非白人有権者中最大の集団です。にもかかわらず、2020年のバーチャル大会中のプライムタイムの番組編成において人種的多様性が欠けていると、民主党大会は批判にさらされています。大会の放送では、元オハイオ州知事のジョン・ケーシックのような共和党員たちに時間枠が与えられた一方で、ほんの一握りの数ラテン系党員が演説しただけでイスラム教徒の演説者は1人もいませんでした。「プライムタイムの演説者は35人いましたが、その中でラテン系は3人だけでした。私はそのことに懸念がわきました」と、2020年の元民主党大統領候補で、唯一のラテン系候補だったフリアン・カストロは言います。「これでは民主党が形成している美しい団結は象徴されません。」

    dailynews date: 
    2020/8/18(Tue)
    記事番号: 
    4
  • 「彼の唯一の持病はドナルド・トランプを信じたこと」:父親をCOVIDで失った娘が民主党大会で発言

    バーチャルで行われた民主党大会初日の夜の演説の中で最も印象的な1つは、クリスティン・ウルキーサによるものでした。彼女は、ドナルド・トランプの支持者だった彼女の父親が、新型コロナウイルスは抑えられていると大統領が請け合ったことを信じて死亡したと語りました。彼女は、「私の父、マーク・アンソニー・ウルキーサは今日ここにいるはずでした。でも彼はいません」と述べました。「私の父は健康的な65歳でした。彼の唯一の持病はドナルド・トランプを信じたことでした。そして、そのために彼は自分の命を犠牲にしたのです」。

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    2020/8/18(Tue)
    記事番号: 
    3
  • バーニー・サンダース 「2020年の大統領選はトランプ、独裁政治、欲、寡頭体制、偏見に対する闘い」

    バーニー・サンダース上院議員は民主党大会での演説で、2020年の大統領選は「米国の現代史上最も重要」とし、11月にトランプ大統領を退陣させるよう投票し「強欲、寡頭体制、人種偏見」と闘うよう国民に求めました。「我々の次期大統領にはジョー・バイデンが必要なのです」と、サンダースは述べました。

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    2020/8/18(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 「ドナルド・トランプは私たちの国にとっての間違った大統領」:民主党大会でミシェル・オバマが大統領を一刀両断

    ミシェル・オバマ前大統領夫人は民主党大会の初日の夜、トランプ大統領に対する痛烈な批判を繰り広げ、彼は完全に「お手上げ状態」で、職務を遂行する能力がないと非難しました。「物事がこれ以上悪くなる可能性はないと思うのなら、私を信じてください。その可能性はあるのです」と、オバマは述べました。オバマの基調演説の抜粋を放送します。今回の党大会がパンデミックのためにオンラインに移行したことを受け、演説はバーチャルに行われました。

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    2020/8/18(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 「毎日が危険」 ホンジュラスのアフリカ系先住民ガリフナの人々が誘拐された土地保護活動家の返還を要求

    少なくとも212人の土地や環境問題の活動家が昨年1年間で殺されました。団体「グローバル・ウイットネス」が8年前にデータ収集を開始して以来最多の数字です。殺された人々の約40%は先住民です。ホンジュラスの近況について聞きます。アフリカ系先住民が住むホンジュラスのガリフナでは、5人のガリフナ人土地保護活動家が警察の制服を着た重装備の男たちに銃を突き付けられ、3台の覆面車両で誘拐されるという事件が起き、ガリフナのコミュニティがひきつづき5人の安全な帰還を求めています。事件は、外国投資家とホンジュラス政府が推進する破壊的プロジェクトから領土を守ろうとするガリフナ住民への最新攻撃です。「私たちにとって毎日が危険です。ガリフナ社会のリーダー全員、ホンジュラスの土地を守ろうとする全ての人にとって毎日が危険です」と、「ブラック・フラタナル・オーガニゼーション・オブ・ホンジュラス」の国際関係責任者カーラ・ガルシアは言います。

    dailynews date: 
    2020/8/17(Mon)
    記事番号: 
    4

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