課題動画のリスト 2016


◇「学生字幕翻訳コンテスト2016」課題ラインアップ◇


2016年度(第2回)コンテストの課題動画は次の(1)~(6)です。複数の課題に応募することもできますが、エントリーと応募は動画ごとに一つずつ行ってください。指定した参考動画以外にも、関連する字幕つきの動画がデモクラシー・ナウ!ジャパンのアーカイブにあります。各自で調べてみましょう。


課題1: 「核なき世界」とは逆方向に進む米国

最悪の核災害チェルノブイリから30年 米国の活動家たちが現在進行するリスクを警告(9分)
http://democracynow.jp/dailynews/16/04/26/3

チェルノブイリ原子力発電所の事故からちょうど30年、福島第一原発事故からは5年を経た4月26日、米国の二大核兵器研究施設のひとつロスアラモス国立研究所を抱えるニューメキシコ州からの放送で、いま現在、この地域や世界の人々を脅かす核のリスクについて考えましょう。核廃絶のスローガンとは裏腹に米国がこっそり進めている次世代核兵器への刷新計画が、いかに私たちを危険にさらすのか、報告書を出した市民団体連合から著者のひとりが語ります。

 受賞作の字幕動画を掲載しました

日本語字幕つき参考動画:ケリー国務長官の広島訪問の陰で 米国は1兆ドルをかけて保有核兵器をひっそりと刷新 (9分)


課題2: 大麻合法化と黒人の大量投獄の関係

コロラド州初の黒人女性大麻企業家が語る、食用品、投獄、大麻産業の目撃証言 
http://democracynow.jp/dailynews/16/04/22/3

住民投票で医療や娯楽目的のマリワナ使用を合法化する州が増え、米国では急速に大麻産業が成長しています。しかし、この波に乗って大金をつかむ人々の多くは白人男性です。一方、これまで40年間にわたり「麻薬との戦い」の標的とされてきた貧しい黒人の子供たちは、こような微罪による投獄をきっかけに日陰者の人生に突き落とされ、囚人労働につかされてきました。コロラド州でマリワナ薬局を経営する黒人女性ワンダ・ジェイムズが語る自分や家族の体験の話から、米国の麻薬撲滅政策の欺瞞性が浮き彫りになります。

 受賞作の字幕動画を掲載しました

日本語字幕つき参考動画:ミシェル・アレグザンダー: ファーガソンの抗議は刑事司法による人種統制の廃止を要求する (14分)


課題3: 米国の移民選別の歴史

「移民が非合法になった経緯」 アビバ・チョムスキー 米国の移民労働者搾取を語る (12分) 
http://democracynow.jp/dailynews/14/05/30/2

欧州の難民危機に呼応するように、米国でも難民排斥の主張が一段と勢いを増してきたようです。大統領選挙の論戦にもそれは色濃く反映され、ドナルド・トランプ氏だけでなく共和党の有力候補は一人残らず移民を犯罪者扱いしています。民主党だって、オバマ大統領の下で無届移民の強制退去の数は過去最大に達しています。米国は移民の国であることを誇りにしているはずなのに、どうしてこんなこともに?人種と移民の関係には長くて混み入った歴史があります。中南米の専門家アビバ・チョムスキーが、この複雑な経緯を手際よく解説。

 受賞作の字幕動画を掲載しました

日本語字幕つき参考動画1: 映画『帝国の収穫』で見る米国と移民の「切っても切れない関係」(31分)
日本語字幕つき参考動画2:「ノーモア・デス」国境をわたる難民に、保護を与えるのは重罪か? 前編 (12分)


課題4: 軍事独裁は資源開発企業の天国

ベルタ・カセレス追悼 ホンジュラスで暗殺された先住民&環境運動の指導者(15分)
http://democracynow.jp/dailynews/16/03/04/4

中南米に誕生した左派政権ブロックは、立役者だったベネズエラのチャベス大統領の死後、あちこちで揺さぶりをかけられ国内が動揺するケースが目立ち、危機的な状況を迎えています。その先鞭を切ったといえるのが2009年ホンジュラスで起きたセラヤ政権の転覆でした。当時の米国国務長官ヒラリー・クリントンは軍事クーデターを容認する姿勢をとっていました。7年後、ホンジュラスの代表的な先住民環境活動家ベルタ・カセレスが暗殺され、軍事独裁政権のもとでいかに資源開発が住民の権利を踏みにじって推し進められる体制が築かれてきたかが明るみに出ました。20世紀からずっと繰り返されている米国による中南米支配のパターンが鮮明です。


 受賞作の字幕動画を掲載しました

日本語字幕つき参考動画1:殺される環境保護活動家たち 資源開発の裏側で起きていること(9分)
日本語字幕つき参考動画2:
ホンジュラスのクーデターの背景をたどる (20分)


課題5: ネット企業は市民監視に協力すべきか?

FBIはアップルをひとかじり? 両者の最終対決を元CIAエージェントが語る(11分) 
http://democracynow.jp/dailynews/16/02/25/2

今年2月、アップル社が米捜査当局からテロ事件の捜査に協力してiPhonの携帯ロック解除を求められていると公表し、要請を突っぱねて断固抵抗する構えを見せた事件は、他のネット企業も巻き込んで、捜査当局との距離はどうあるべきかという重大な問題を突きつけることになりました。エドワード・スノーデン氏の内部告発により、巨大ネット企業と米国政府の驚くべき協力関係の実態が暴露されましたが、それを踏まえて今後これらの企業がどのように顧客との信頼関係を築こうとするのかが問われています。

 受賞作の字幕動画を掲載しました

日本語字幕つき参考動画:個人情報を収集し世界をコントロールする隠れた闘い ~ブルース・シュナイアー(16分)


課題6: スポーツと政治

有名ポップスターのビヨンセがスーパーボウルを席巻 ハーフタイムショーでブラックパンサーや「#黒人の命も大事」に表敬(5分)
http://democracynow.jp/dailynews/16/02/08/5

挑戦しやすい短めの動画です。でも、その背景には、1960年代のブラック・パンサー運動から最近の「黒人の命も大切」に至るまでの米国内での抑圧に抗する黒人運動の歴史、スポーツの場で政治的な意思表明へのタブー視、スーパーボウルのお祭り騒ぎのために排除されるホームレスの人々など、盛りだくさんの内容がぎっしり。

 受賞作の字幕動画を掲載しました


日本語字幕つき参考動画:黒人女性ブリー・ニューサムが南軍旗を自分の手で引きずり降ろした理由 (20分)