【21/2/23/1】米国ではCOVID-19の死者が50万人を超えました。これは世界でも群を抜いて高い死者数です。このぞっとするような節目を迎える一方で、新たなCOVID-19感染者数は全米で減り続け、ワクチン接種も加速しています。しかし、世界保健機関(WHO)の事務局長は、富裕国に対し、数十億回分のワクチンを買い占めることで貧困国へのワクチン供給の取り組みの邪魔をしないよう呼び掛けています。一部の富裕国は自国民全員に1回以上のワクチン接種ができる量を注文しています。「私たちがここで目にしている不平等は、本当に驚くべきものです」と、コロンビア大学医療センターの国際緊急医療部長クレイグ・スペンサー医師は言います。彼はパンデミックをより早く終わらせるために、先進国にワクチンの備蓄を貧困国と共有することを求めています。「そのことは私たちの公衆衛生のためであり、経済の利益のためになるのです。そして私が最も重要だと思うに、そうすることは本当に我々にとって倫理的、道徳的に正しいことなのです。」
ニューヨークの独立放送局Democracy Now!を日本語でおとどけしています