FBIはアップルをひとかじりするか? 両者の最終対決を元CIAエージェントが語る
2016/2/25(Thu)
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米国政府がアップル社に引き続き圧力を加えている中、同社のティム・クック最高経営責任者(CEO)は、FBI(連邦捜査局)が要請している、サンバーナディーノ乱射事件の犯人が所有していたiPhoneの携帯ロック解除は「ソフトウェアにとっての癌となる」と語っています。ABCテレビのインタビューで、クックCEOは、携帯ロック解除に協力せよとの裁判所命令にアップル社が抵抗する理由を説明しました。FBIは、今回の訴訟は対象が限定されており、アップルは自社の機器へのセキュリティ・リスクを誇張していると主張しますが、「これは今回の犯人の携帯だけに当てはまるものでは済みません。どの携帯に対しても政府はこれを利用できるようになるはずです。政府が誰の携帯でも暗号解除できることに何の問題も感じない人もいるかもしれませんが、米国政府がアクセスできるバックドア(裏口)があるということは、米国に敵対的な勢力にとってもアクセス可能になるということなのです」と、本日のゲストで、政府による監視をテーマに小説を書くバリー・アイスラーは言います。アイスラーは元CIAエージェントです。アイスラーは最新作The God’s Eye View (『天眼』)をはじめ、多数の著書があります。
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