ダニエル・エルズバーグ:内部告発者のテロリスト扱いに抗議

2010/12/31(Fri)
Video No.: 
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8分

デモクラシー・ナウ!の2010年6月のインタビュー(「米軍内部告発者の逮捕、ウィキリークスは地下に潜る」)で、ダニエル・エルズバーグが、ジュリアン・アサンジは「逮捕以上の危険」「誘拐、特例拘置引き渡し、拷問、暗殺の危険にさらされている」と語った時には、まさか暗殺までは(?)とも思われたのですが、2010年秋以降のスエーデン司法当局を前面に立ててのアサンジ追撃には米国の陰も見え隠れし、1971 年、ベトナム戦争に関する国防総省の機密文書をリークした米国一有名な内部告発者ダニエル・エルズバーグの体験から出た警告の重みがずっしり感じられるようになってきました。

ウィキリークスとジュリアン・アサンジ、そしてウィキリークスの重要な情報源とされているブラッドリー・マニングを一貫して支持し、賞賛してきたエルズバーグは、スパイやテロリストを裁く可能な限りの法を総動員し、足りなければ新たな法律を制定しさえして内部告発者を重罪犯人にしたてようとする、あるいは闇に葬ろうとする政治権力に異議を唱えます。(大竹)

★ DVD 2010年度 第3巻

「ウィキリークス」に収録

ダニエル・エルズバーグ(Daniel Ellsberg) 1971年、国防総省スタッフとして作成にたずさわったベトナム戦争遂行に関する最高機密報告書(ペンタゴン・ペーパーズ)を暴露し、ニクソン政権によって指名手配された。

Credits: 

字幕翻訳:大竹秀子/校正・全体監修:中野真紀子・桜井まり子