カリフォルニア巨大刑務所システムの内情

2009/9/9(Wed)
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9分

カリフォルニアの刑務所には約16万人が収監されています。州の受刑者数は全米最多であり、収容施設の定員の2倍を超えています。しかし、カリフォルニア州は深刻な財政危機のまっただ中にあり、刑務所予算の削減も必至の状態です。刑務所の過密収容状態を問題視した連邦裁判所は2009年8月、カリフォルニア州に対し、今後2年で収容者の数を4万人以上減らすよう命じました。州知事による延期の嘆願も却下され、一部囚人の早期釈放を認める法案が提出されました。

いったいどうして、こんな事態になってしまったのか?カリフォルニア大学のジョナサン・サイモン教授に、カリフォルニア州の受刑者が膨れ上がることになった理由と、問題点について聞きます。

ジョナサン・サイモン(Jonathan Simon)
カリフォルニア大学バークレー校法律社会政策学部副学部長の法学教授。Governing Through Crime: How the War on Crime Transformed American Democracy and Created a Culture of Fear(『犯罪を利用した統治:犯罪との戦争がいかにアメリカの民主制度を変貌させ恐怖の文化を創造したか』)の著者。

参考URL:http://www.governingthroughcrime.blogspot.com/

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字幕翻訳:川上奈緒子
校正・全体監修:中野真紀子・付天斉