デイリーニュース

  • ダイアナ・ブトゥー&ギデオン・レビがイスラエルの入植地拡大、ケリー演説、軍事支援と二国家解決の終焉 

    ジョン・ケリー国務長官は28日の重要演説でイスラエル政府を激しく非難し、イスラエルが占領中のヨルダン川西岸地区にユダヤ人入植地を絶え間なく拡大している事実は、イスラエルの民主主義を脅かし、パレスチナ人の分離独立を認める二国家解決案の息の根を止めるものに他ならないと述べました。「もし、[パレスチナ人の独立国家を否定して]一つの国家のみにする道を選ぶなら、イスラエルはユダヤ人国家か民主主義国家のどちらか一方にはなれるが、両方にはなれない。本当に戦争状態が終わることも決してない」とケリー長官は発言しました。ケリーの演説は、先週行われた国際連合安全保障理事会の決議で米国が拒否権を行使しなかったことを、イスラエルが激しく非難したことを受けたものです。この安保理決議はイスラエルによる占領地での入植地拡大は、明白な国際法違反であると断罪するもので、14対0で可決されました。米国は棄権しました。パレスチナ人弁護士のダイアナ・ブトゥーと、イスラエル人ジャーナリストでハアレツ紙コラムニストのギデオン・レビに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/12/30(Fri)
    記事番号: 
    1
  • ジュリアス&エセル・ローゼンバーグの息子たち 母の核兵器スパイ容疑を晴らすよう オバマ大統領に求める

    2人の兄弟がオバマ大統領に、母の容疑を晴らすよう最後の嘆願を行っています。マイケルとロバート・ミーロポール兄弟は、オバマ大統領に母親の故エセル・ローゼンバーグの潔白を証明するよう求めています。エセルは、兄弟の父、ジュリアス・ローゼンバーグとともに、核兵器機密をソ連に渡そうと試みた容疑で告発され、1953年6月19日に死刑されました。FBI長官J・エドガー・フーバーは当時、ローゼンバーグ夫妻は「今世紀最悪の犯罪」を犯したと非難。ローゼンバーグ夫妻は共犯のモートン・ソーベルとともに、ソ連が原子爆弾の秘密を入手する手助けをしたと米政府は主張しました。しかし擁護派は、エセル・ローゼンバーグがこの諜報活動に参加した証拠はないと言います。シートン・ホール大学法学部による新たな報告書によれば、エセルは夫に対する罪の証拠固めの目的で、駒の一つとして米政府に利用されただけだったと示唆されています。エセル&ジュリアス・ローゼンバーグの次男ロバート・ミーロポールに話を聞きます。両親が死刑に処されたのは、彼が6歳のときでした。

    dailynews date: 
    2016/12/29(Thu)
    記事番号: 
    4
  • トランプ就任前に 核ミサイルを発射可能な「厳戒態勢」ミサイル群から外すよう オバマ大統領に強く要請

    有力な軍縮組織が、ドナルド・トランプが大統領に就任する前に核ミサイルを発射可能な「厳戒態勢」ミサイル群から外すようオバマ大統領に求めています。「プラウシェアズ財団」(The Ploughshares Fund)は、オバマ大統領に対し、次期大統領の核攻撃能力を抑制する措置を取るよう求める公開請願書を配布しています。先週、次期大統領トランプは、新たな世界的軍拡競争の可能性をツイッターで示唆し、核兵器専門家らは懸念を示しています。核ミサイルを発射可能なミサイル群から外すようオバマ大統領に求める、プラウシェア財団のジョセフ・シシリンシォーネ理事長に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/12/29(Thu)
    記事番号: 
    3
  • トランプ政権下で標的となる可能性に備え 「インターネット・アーカイブ」がカナダにサーバーを構築

    トランプの大統領選勝利を受け、非営利のデジタル・ライブラリーである「インターネット・アーカイブ」(Internet Archive)は、同団体のアーカイブのコピーをカナダに移行させると発表しました。このアーカイブには世界最大級の公開デジタル・ライブラリーで、「ウェイバック・マシーン」(Wayback Machine)と呼ばれるウェブページのアーカイブも含まれ、これを通して研究者が、政治家などが削除した過去のページへもアクセスできるようになっています。「インターネット・アーカイブ」の創始者ブリュースター・カールに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/12/29(Thu)
    記事番号: 
    2
  • トランプ大統領就任前に 数十年に渡る気候変動の研究記録を保護するため科学者らが奔走

    約3週間後にドナルド・トランプが米国次期大統領に就任します。自然保護団体「シエラ・クラブ」(Sierra Club)によれば、トランプは科学的に証明された気候変動を未だ否定する世界で唯一の指導者となります。トランプは選挙戦後、複数の気候変動否定派をトランプ政権の重要職に指名すると発表しています。例えば、エクソン・モービル社CEOレックス・ティラーソンを国務長官に、オクラホマ州検事総長スコット・プルイットを環境保護庁長官に、前テキサス州知事リック・ペリーをエネルギー省長官に、そしてライアン・ジンケ下院議員を内務長官になどです。これを受けて、連邦政府機関の科学者らは、トランプ新政権が数十年に渡る気候変動の科学的研究結果を破棄、または葬ろうと試みる可能性があるとして強い懸念を表明しています。トランプの上級アドバイザー、ボブ・ウォーカーは既に、NASAの気候変動研究への資金援助の停止を提案し、このような研究は「ポリティカリー・コレクトな環境監視活動だ」と発言しました。これを受けて、米政府が現在保持する気候変動研究データを早急に保護するため、数十年に渡る政府出資の気候変動研究をコピーし保存する運動が開始されました。

    dailynews date: 
    2016/12/29(Thu)
    記事番号: 
    1
  • CIA の尋問担当者:米国による侵攻時にサダム・フセインが取り組んでいたのは大量破壊兵器ではなく小説執筆だった

    10 年前の今週、2006 年 12 月 30 日に、イラクの元独裁者サダム・フセインが処刑されました。サダム政権は 2003 年、米国による侵攻開始後まもなく崩壊しました。ジョージ・W・ブッシュ米大統領は、フセインが大量破壊兵器を蓄積し、アルカイーダと連携しているとして侵攻を開始しましたが、この前提は事実に反していました。侵攻によりイラクおよび周辺地域は安定を失い、100 万人以上が死亡しました。イラクとシリアでの戦闘はいまも続いています。イラクに関してこれまで語られたことのない観点で書かれた、衝撃的な新刊本が発売になりました。著者は 13 年前のサダム・フセイン逮捕後に尋問を行った CIA のアナリスト、ジョン・ニクソンです。ニクソンは、米国侵攻時点で CIA が知っているつもりでいたサダム・フセインに関する情報の多くは間違っていたことを明らかにしています。尋問中にフセインは、 小説執筆に集中することができるよう、2003 年までには自身の権限の大半を側近者に譲っていたことを明らかにしました。大量破壊兵器計画はありませんでした。さらにサダム・フセインはアルカイーダやその他、ワッハーブ派の教義に感化されたイスラム主義グループに対して徹底して批判的でした。また尋問の際、フセインはイラクに関して米国に警告を発しました。「あなた方は失敗するだろう。

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    2016/12/28(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 報告書:立法クーデター後のノースカロライナ州 もはや民主主義とみるのは不可能

    ノースカロライナ州で出された新しい報告書によると、同州の民主主義的な機構には欠陥が多く、もはや民主主義が機能しているとみなさないとされました。「選挙における清廉性プロジェクト(EIP)」が作成したこの報告書は、極端なゲリマンダー、非白人種居住地域での投票者に対する抑圧、最近起きた次期知事に就任予定のロイ・クーパー知事からの共和党による権力剥奪を指摘しています。EIP が、ノースカロライナ州に対してつけた「選挙における清廉性」の点数は、 100 点満点中58 点でした。これはキューバやシエラレオネ、インドネシアの点数に匹敵します。ノースカロライナ大学チャペル・ヒル校の政治学教授アンドリュー・レイノルズから話を聞きます。レイノルズは「選挙における清廉性プロジェクト」の創立者の一人です。

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    2016/12/28(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ジョージ ・W・ ブッシュの倫理弁護士:トランプは大統領就任初日から憲法に違反

    ドナルド・トランプは大統領就任初日から憲法違反に陥るのでは?憲法の主要な専門家の中にはそう見ている人たちがいます。憲法は公職者が「いかなる国王、君主、外国からも贈答品、報酬、要職、称号を一切」受け取ることを禁止しています。法律専門家達は、トランプの多くの事業がすでに大統領職当選で利益を得ていると指摘しています。例えば、クウェートは最近、建国記念日の式典会場をジョージタウンのフォーシーズンズ・ホテルからトランプ・インターナショナル・ホテルに変更しました。ニュースサイト「シンクプログレス(Think Progress)によると、クウェートはトランプ陣営から式場の場を移すよう政治的な圧力を受けたということです。トランプのホテルでイベントを行うよう声をかけられた外交使節は他にもあると報じられています。トランプとその一族は、アルゼンチン、ブラジル、グルジア、インド、アイルランド、日本、フィリピン、トルコで事業を所有しプロジェクトを行っています。さらに、トランプの事業はドイツ銀行、UBS 、中国銀行など外国の銀行から何億ドルもの金額を借りています。ミネソタ大学の会社法教授で、2005 年 2 月から 2007 年 7 月まで、ジョージ・W・ブッシュ大統領ホワイトハウス主席倫理弁護士を務めたリチャード・ぺインターに話を聞きます。

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    2016/12/28(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ドナルド・トランプが米国の無人機と標的暗殺計画を継承したらどうなるか?

    12月23日、ニューヨーク州シラキュースのハンコック空軍基地の外でおこなわれていた、米国の無人機暗殺計画に反対する非暴力の抗議行動で、4人が逮捕されました。抗議者たちは、クリスマス休暇にちなんで、聖書の登場人物に扮し、空軍基地の門に20フィート(約6メートル)の長さのキリスト降誕場面の背景を設置しました。同基地は、空軍無人機計画の第174攻撃編隊の拠点です。番組では、オバマの無人機戦争計画をドナルド・トランプが継承したらどうなるかについて検証します。コロンビア大学の「ナイト憲法修正第1条研究所」(Knight First Amendment Institute)の設立者であるジャメール・ジェファーに話を聞きます。彼の新しい著書のタイトルは、The Drone Memos: Targeted Killing, Secrecy, and the Law(『無人機メモ:標的殺害と秘密と法律』)です。

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    2016/12/27(Tue)
    記事番号: 
    4
  • 就任式に出演する有名人を釣るためにトランプのチームは大使職をオファーしたのか?

    エンターテイメント誌の「ザ・ラップ」(TheWrap)の報道によると、ドナルド・トランプのチームは就任式に出演する一流タレントを探すだけでなく、有名人への伝手がある出演契約交渉者たちを取り込むことによって出演者探しを手堅くしようとしているといいます。彼らへの報奨は、政府の要職と大使職です。ザ・ラップによると、少なくとも2人の出演契約交渉者が職をオファーされました。このネタを暴露した、ザ・ラップの上席記者イタイ・ホッドに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/12/27(Tue)
    記事番号: 
    3

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