デイリーニュース

  • キング師からマンデラまで多くが影響を受けたマーカス・ガービー 息子がオバマ大統領に恩赦を嘆願

    本日はもう一つの大統領恩赦への嘆願について見ていきます。この嘆願はマーカス・ガービーの家族が提出しました。マーカス・カービーは20世紀初頭の「黒人の自由」(Black Freedom)闘争の先駆者で、世界各地で数世代にわたる公民権運動家に影響を与えてきました。1920年代、FBIのJ・エドガー・フーバー長官は、パン・アフリカ主義運動のリーダーとして政治運動を行っていたカービーを標的にしました。彼は1923年、郵便詐欺で有罪となり、懲役5年の刑に処されました。この判決でガービーは事実上、政治運動を断念せざるをえず、最終的にはジャマイカへ国外退去処分となりました。マーカス・ガービーの息子で、「ガービーに正義を」(Justice4Garvey)運動を先導するジュリアス・ガービーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/12/22(Thu)
    記事番号: 
    3
  • あり得ない革命: シリア反体制派が語る 独裁者に抗う闘いが代理戦争へと発展した過程

    シリアでは大雪が降り気温が氷点下まで下がったため数千人が足止めされていましたが、12月21日、東アレッポからの反体制派および市民の避難が再開されました。シリア政府軍によれば、数時間内には最後の避難民がバスに乗り込み、数か月に渡り激しい空爆と包囲攻撃を受け破壊されたこの地域をシリア軍が完全掌握することになります。シリア反体制派の元政治犯で、現在トルコに亡命中のヤシン・アル=ハジ・サレフに話を聞きます。ハジの妻サミラ・カリールは、著名な人権弁護士ラザン・ザイトウナと共に、3年前より行方不明となっています。近日発売予定のヤシン・アル=ハジ・サレの著書はThe Impossible Revolution: Making Sense of the Syrian Tragedy(『あり得ない革命――シリアの悲劇の理解に向けて』)という題です。

    dailynews date: 
    2016/12/22(Thu)
    記事番号: 
    2
  • シリアの未来: アレッポ陥落で 内戦で壊滅的な同国の将来はどうなる?

    国連総会は、シリア内戦における戦争犯罪の責任を追及するための決議案を採択しました。同決議によれば、特別チームが設置され「証拠の収集、一元管理、保存、分析」を行うとともに、戦争犯罪および人権侵害への責任を追求する裁判に向け準備を進めます。シリアおよびロシアは、同決議案への反対を主導しました。今回の決議は、数年に渡り激しい戦闘が続いた東アレッポの完全奪回に向けシリア政府が準備を進める中行われました。赤十字社によれば12月22日または23日までに、これまで反政府勢力の支配下にあった地域に最後まで残されていた市民の避難が行われる予定です。東アレッポの陥落は、シリアのバッシャール・アル=アサド大統領および同政権を支持するロシアにとって大きな勝利となりました。今週、ロシア、イラン、そしてトルコの外相が、現在も進行中のシリア内戦についてモスクワで会談を行いましたが、この会談には米国は招待されませんでした。元シリア問題国連特使の政治問題チーフを務めたモウイン・ラバニに話を聞きます。ラバニは「アラブ学学会」(ASI)が発行するオンライン誌Jadaliyya(『ジャダリヤ』(弁証)の共同編集者です。

    dailynews date: 
    2016/12/22(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 「彼女の命はオバマがいま行動するか否かにかかっている」:10 万人以上がオバマにチェルシー・マニング釈放を嘆願

    オバマ大統領の任期が終了間近となったことを受け、10 万人以上がオバマ大統領に陸軍の内部告発者チェルシー・マニングの判決を減刑するよう求める嘆願書に署名しました。マニングはイラクおよびアフガニスタンでの戦争および米国の外交政策に関する 70 万件以上の機密文書とビデオをウィキリークスに漏洩したとして、2013 年に 35 年間の禁固判決を受けました。マニングは 2010 年以来収監されており、長期間にわたる独房監禁を科され、ジェンダー・アイデンティティ(性自認)に関する医療を拒否されています。チェルシー・マニングはオバマ大統領に宛てた書簡の中で、「6 年間の禁固を終えた私の唯一の嘆願は、軍事刑務所からの釈放です。私には米国の利害を傷つける意図も、兵役についている軍人に危害を与える意図もありませんでした。私は、そうなるべく生まれた人間として米国軍刑務所の外で、自分の人生を生きる初めてのチャンスを求めているだけなのです」と書きました。アメリカ自由人権協会の専従弁護士で国防総省に対するマニングの訴訟を担当するチェイス・ストランジオから詳細を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/12/21(Wed)
    記事番号: 
    3
  • レナード・ペルティエを釈放せよ:40 年間投獄中の先住民活動家の恩赦を求めオバマに嘆願

    大統領としての任期が残り1ヶ月になったオバマ。アムネスティ・インターナショナルはじめいくつかの団体は、オバマ大統領に対し、 40 年間投獄されている先住民活動家レナード・ペルティエの恩赦を嘆願しています。「アメリカ・インディアン運動」の元活動家であるペルティエは、1975 年、サウスダコタ州パインリッジ・インディアン保留地で起きた銃撃戦で FBI 局員2人を殺害したとして有罪判決を受けました。ペルティエは長年にわたり無実を主張しています。銃撃戦はアメリカ・インディアン運動がウンデッド・ニーの集落を 71 日間占拠してから 2 年後に起きました。ウーンデッド・ニー占拠抗議は、 オグララ族が「テロの君臨(Reign of Terror)」と呼ぶ年月の始まりと考えられています。ペルティエの弁護人マーティン・ガーバスとレナード・ペルティエの長年の友人であるノーマン・パトリック・ブラウンから話を聞きます。ブラウンは 1975 年に起きたパイン・リッジ銃撃戦の生存者です。

    dailynews date: 
    2016/12/21(Wed)
    記事番号: 
    2
  • フリント:選挙なしで任命された 非常事態管理者2人 水道汚染で起訴 次はスナイダー知事?

    ミシガン州司法長官は、フリントの水道汚染危機に関し州職員4人を刑事告発しました。20 日に起訴された中には選挙なしで任命された 2人の元非常事態管理者、ダーネル・アーリーとジェラルド・アンブロースも含まれます。2罪状は安全規則違反共謀罪です。フリントの水道汚染危機は、ミシガン州のリック・スナイダー知事により選挙なしで任命されたダーネル・アーリーが市の飲料水の水源をデトロイトの水道システムから腐食性のあるフリント川に切り換えたことが発端でした。水はフリントの老朽化した水道管を腐食させ、有害な高度の鉛が飲料水に侵出したのです。ミシガン州アメリカ自由人権協会(ACLU) のカート・ガイエットと「フリント・ライジング(Flint Rising)」代表のナイラ・シャリフに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/12/21(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 抗議と「すべてのボイコット」:ロバート・ライシュが語る反トランプ抵抗運動の最初の100日の課題

    12月19日、538人の大統領選挙人が、それぞれの州の首都に赴き、ドナルド・トランプ候補を正式に米国第45代大統領にする投票を行いました。同日に全米各地で抗議行動が起こりました。トランプは、次期大統領になるために必要な270票を大幅に上回る304票を獲得しました。ライバル候補である民主党のヒラリー・クリントンは227票でした。トランプは本日(12月20日)から1カ月後の1月20日に大統領に就任する予定です。クリントン政権で労働長官をつとめたロバート・ライシュに、彼の記事"The First 100 Day Resistance Agenda"(最初の100日の抵抗課題)について話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/12/20(Tue)
    記事番号: 
    3
  • ロバート・ライシュ:7つの方法を使ってメディアをコントロールするトランプはまるで暴君

    ドナルド・トランプが最後に記者会見を開いてから本日12月20日で146日目となります。選挙人団投票がトランプを承認したところですが、番組では元労働省長官で現在カリフォルニア大学バークレー校の教授であるロバート・ライシュに話を聞きます。「民主主義は自由で独立した報道に依存しています。そのため、すべての暴君たちは、それを押しつぶそうとする」と、最近ライシュは記しました。「彼らは、7つの方法を使う。そして困ったことに、次期大統領のドナルド・トランプは、それをすでに使っている」。メディアをコントロールするために、トランプがいかに7つの方法を使っているかについて、ライシュに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/12/20(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 破壊的な日:ロシア大使暗殺 ベルリンのトラック突入で12人死亡 チューリヒのイスラム教寺院攻撃

    ドイツのベルリンでは現地時間の午後8時頃、トラックが時速約40マイル(約65キロ)でクリスマス市場に突っ込みました。トラックは買い物客と観光客で混雑する露店をなぎ倒し、12人が死亡、48人以上が負傷しました。ドイツ警察は23歳のパキスタン人の亡命希望者を容疑者として拘束しましたが、ベルリンの警察署長は彼らが間違った人物を拘束した可能性を認めています。一方トルコでは、ロシアの駐トルコ大使のアンドレイ・カルロフが12月19日、アンカラの美術展会場で暗殺されました。トルコ当局は、単独の銃撃犯は22歳の非番のトルコ警官だったと述べています。その男は展示室の真ん中で「アレッポを忘れるな、シリアを忘れるな」と叫びながらカルロフを射殺し、劇的な場面となりました。一方、スイスのチューリヒでは、ソマリア人の難民たちがよく訪れるイスラム教寺院で男が銃を発砲し、3人が負傷しました。この銃撃者は、その後、自殺を図ったと見られ、遺体で発見されました。こうした事件について、政策研究所(Institute for Policy Studies)の研究員であるフィリス・ベニスに、さらに詳しく話を聞きます。彼女はいくつもの本の著者で、一番最近の著書はUnderstanding ISIS and the New Global War on Terror (『ISISと新たなテロとの世界戦争を理解する』)です。

    dailynews date: 
    2016/12/20(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 選挙人:選挙人団の義務は不適格な扇動家の大統領就任を阻止することだ

    538人の選挙人からなる選挙人団は今日19日、米国の次期大統領を正式に選ぶための会合を行います。選挙人団のメンバーはそれぞれの州都で、次の大統領を誰にするかを決めるための投票を行います。これまでの選挙では、会合は形式にすぎないと一般的に考えられてきました。しかし今年は、ドナルド・トランプに票を入れるのを拒否するよう選挙人に呼びかける声がますます高まっています。共和党の選挙人の一人は、トランプに票を投じない意志を明らかにしており、ほかにも「不実な選挙人」(faithless electors)が共和党員から出るとの報道もあります。マイケル・ムーアは、慣例を破ってドナルド・トランプに票を入れなかった選挙人の罰金を肩代わりすることを申し出ています。ドナルド・トランプが次期大統領に就任するには、270人の選挙人の票を確保する必要があります。トランプは、総得票数では290万票差で敗れています。コロラド州の民主党選挙人を務めるポリー・バカに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/12/19(Mon)
    記事番号: 
    5

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