デイリーニュース

  • 「新自由主義への反撃」:クーデターによるエボ・モラレス追放から1年後 社会主義がボリビアの選挙で勝利

    【20/10/20/1】ボリビアのエボ・モラレス前大統領の政党「社会主義運動」(MAS)は、モラレスが自ら選んだ後継者ルイス・アルセが出口調査により50%以上を獲得したことを受けて、ボリビア大統領選での勝利を宣言しました。当選が確認されれば、モラレスを追放し、ヘアニネ・アニェスを大統領に就任させた右派のクーデタ—から約1年ぶりに社会主義政党が政権に返り咲くことになります。今回の大統領選は2回延期され、政府による軍事力行使や先住民コミュニティに対する警察の弾圧および暴力を非難する抗議行動は投票までの数ヶ月にわたってボリビアを揺るがしました。「これは驚くべき選挙です」と、「カウサチュン・ニュース」(Kawsachun News)の記者オリー・バーガスは言います。「エボ・モラレスは2019年に10%余りの票差で勝ちましたが、今回は20%以上の票差で、左派が優勢です」。「コード・ピンク」(CodePink)のラテンアメリカ選挙コーディネーターのレオナルド・フローレスにも話を聞きます。今回の選挙結果はボリビアの人々と民主主義自体にとって「非常に大きな勝利です」、「これは、この国の新自由主義とファシズムに対する反撃です」とフローレスは言います。

    dailynews date: 
    2020/10/20(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ジェレミー・スケイヒル トランプの「殺人的」パンデミック対応と大統領選で危機に瀕するもの

    【20/10/19/4】トランプ大統領は新型コロナウイルスのホットスポットでもある接戦州で選挙活動を続けています。調査報道サイト『インターセプト』のジェレミー・スケイヒルは、これまで約22万人の死亡、数百万人の罹患を招いた米国のパンデミック対応について、トランプが直接の責任を負っていると主張します。「トランプの政策は殺人的だったと言うほかない」とスケイヒルは言います。スケイヒルは、トランプ時代を検証する7回シリーズを音声ポッドキャストで配信中です。

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    2020/10/19(Mon)
    記事番号: 
    4
  • ジェレミー・スケイヒル:トランプは問題の根本ではない トランプは米国帝国主義の歴史の産物だ

    【20/10/19/3】2016年にドナルド・トランプは互いに矛盾するメッセージを携えて大統領選挙に立候補しました。イラク戦争の遺産、軍事的冒険主義を批判する一方で、同時に戦争犯罪をおこなうことを約束し、帝国主義の推進を誓いました。トランプの記録を振り返ります。調査報道サイト『インターセプト』共同創設者ジェレミー・スケイヒルは、トランプの国際的規範の軽視や他国虐めは、歴代大統領の行動と一致していると言います。「ドナルド・トランプは問題の根源ではありません。トランプはアメリカ帝国主義の歴史の産物なのです」。

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    2020/10/19(Mon)
    記事番号: 
    3
  • ジェレミー・スケイヒル:トランプの外国嫌悪は恐ろしい だが米国の移民政策は常に差別主義的だった

    【20/10/19/2】調査報道サイト『インターセプト』のジェレミー・スケイヒルと、スケイヒルが新たに制作した7回シリーズの音声ドキュメンタリー「アメリカの神話」について話します。「アメリカの神話」では、いかにトランプの外国嫌悪的移民政策が現在の移民、これから予想される移民の生活を悲惨にするための「精巧で緻密な作戦」だったかを検証しました。移民には、暴力を逃れてきた避難民も含まれます。スケイヒルはまた、トランプの政策がきわめて悪意のあるものだったとしつつ、「この国は長きにわたり、差別主義的な移民政策を取り続けてきました。その点では民主党も共和党も同じです」と指摘します。

    dailynews date: 
    2020/10/19(Mon)
    記事番号: 
    2
  • ジェレミー・スケイヒル:白人至上主義者を厚遇してきたトランプが警察を大胆に無法化させた

    【20/10/19/1】2020年大統領選挙まで残すところ2週間となりました。調査報道サイト『インターセプト』記者のジェレミー・スケイヒルとトランプ大統領のこれまでの4年間を検証します。スケイヒルは自身のポッドキャスト「インターセプテッド」で、音声ドキュメンタリー7回シリーズ「アメリカの神話」の4回目を公開しています。トランプ大統領の4年間を批判的に検証し、より大きな歴史的文脈のなかに位置づけるシリーズです。スケイヒルは、トランプは白人至上主義者の自警団を強化し、法執行機関に対してはその差別主義的現状を強化するために超法規的行動をとることを許可したと言います。スケイヒルはまた、「ドナルド・トランプは米国史の例外や異端ではなく、米国の暴力性、破壊性、差別性、外国を嫌悪する性格をきわめて明白に表す存在なのです」と言い、注意を喚起しました。

    dailynews date: 
    2020/10/19(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ダークマネーとバレットの指名 巨大汚染企業とアフォーダブルケア法・中絶権・LGBTの権利への全面攻撃のリンク

    【2020/10/16/3】今週行われたエイミー・バレット判事の最高裁判事指名をめぐる承認公聴会で、ロードアイランド州選出の民主党シェルドン・ホワイトハウス上院議員は、バレット判事に質問をする代わりに、その時間を使ってフェデラリスト協会や司法危機ネットワーク(Judicial Crisis Network)のような右翼団体がどのように闇の資金を使って米国の司法を方向づけているかについの30分間のプレゼンテーションを行いました。彼のプレゼンテーションの一部を放送し、それについての感想を法の下での市民権を求める弁護士委員会(Lawyers’ Committee for Civil Rights Under Law)の代表兼事務局長クリステン・クラーク弁護士に聞きます。

    dailynews date: 
    2020/10/16(Fri)
    記事番号: 
    3
  • ロー対ウェイド判決を守る ウェストバージニア州の母親中絶体験を語りバレット判事の最高裁入への反対を熱弁

    【2020/10/16/2】上院司法委員会は今週の指名承認公聴会で、クリスタル・グッドの証言を聞きました。彼女は自分の妊娠中絶体験を語り、エイミー・コニー・バレットが最高裁判事に承認されれば、安全で手の届く価格の医療の利用が制限されるだろうと懸念を表明しました。3日間の公聴会の間に、バレット判事は、妊娠中絶とロー対ウェイド判決の今後についての見解を問われて、繰り返し回答を拒否しました。しかし、これまでの公の記録では、彼女は女性の生殖に関する権利に対して反対しています。「バレット判事が最高裁判事として承認されたならば、彼女の票は、ロー対ウェイド判決によって与えられている重要な保護を骨抜きにする採決の5人目の票になるでしょう」と、同じく今週上院公聴会で証言したクリステン・クラークも言いました。クラークは、法の下での市民権を求める弁護士委員会(Lawyers’ Committee for Civil Rights Under Law)の代表兼事務局長です。

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    2020/10/16(Fri)
    記事番号: 
    2
  • クリステン・クラーク弁護士 バレット最高裁判事の承認を急くごとは投票権や公民権を危険にさらす

    【2020/10/16/1】トランプ大統領が最高裁判事候補に指名したエイミー・コニー・バレット判事をめぐる上院司法委員会の承認公聴会は15日(木曜)に終了し、司法委員会で多数を占める共和党の意向で指名承認採決を10月22日に行い、その後すぐに上院総会での投票を行うという日程が決まりました。これは大統領選挙まで2週間を切るタイミングであり、投票のゆくえ次第では最高裁が選挙結果に決定的な役割を果たす可能性もあるという中でのことです。この右派の判事候補が承認されることはほぼ間違いないとみられます。4日間にわたる公聴会の中で、バレット判事は妊娠中絶の権利、同性婚、アフォーダブルケア法(オバマケア)、投票権、気候変動についての見解を問われて回答を拒否し、トランプ大統領が選挙を遅らせる可能性についてさえ、回答しませんでした。もしバレット判事が承認されれば最高裁の9人の判事の構成は保守派が6人、リベラル派にが3人と保守派が圧倒的に多くなります。「これまで我が国では、大統領選挙が行われているさなかに最高裁判事候補を指名したり、承認公聴会を開いたりするような大統領はいませんでした」と、クリステン・クラークは言います。彼女は、法の下での市民権を求める弁護士委員会(Lawyers’ Committee for Civil Rights Under Law)の代表兼事務局長です。

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    2020/10/16(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 気候変動の存在について明言を拒否するエイミー・コニー・バレット 米憲法修正第1条は「抗議する権利」も保護していることを忘れる

    [20/10/15/2] トランプ大統領が連邦最高裁判事に指名したエイミー・コニー・バレットの上院での公聴会は10月14日、質疑応答の2日目が行われました。そのハイライトをお送りします。バレットは8時間にわたり、気候変動から投票権、同性結婚、中絶に至るまでさまざまな問題についての見解を問われました。共和党は11月3日の大統領選前に保守派の最高裁判事を承認し、最高裁で6対3の保守派優位を確保しようと躍起になっています。

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    2020/10/15(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 「集団免疫」をめぐる討論: 配慮あるアプローチか 数百万人もの死者や重症者を出す愚行か

    [20/10/15/1] 米国の多くの地域でコロナウィルスの感染が拡大する中、トランプ政権は意図的に米国の人口の多くをウイルスに感染させる「集団免疫」という方法を採用したと報じられています。世界保健機関(WHO)はこのアプローチに警告を発しています。本日は論争の的になっている「集団免疫」の問題とウイルスに立ち向かう最善の方法について、ハーバード大学から2人の医療専門家を迎えて討論をお送りします。ゲストはハーバード大学医学教授で疫学者のマーティン・クルドルフ、そしてブリガム・アンド・ウィメンズ病院とハーバード大学医学部の内科医、アブラール・カランです。クルドルフは物議を醸している「グレート・バリントン宣言」の主要支持者の一人で、ロックダウンの緩和を主張しています。カランは、今年2月以降、マサチューセッツ州の現場でCOVID-19の公衆衛生上の対応に当たっています。

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    2020/10/15(Thu)
    記事番号: 
    1

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