デイリーニュース

  • 世界先住民国際デー オノンダガ族長オレン・ライオンズとピート・シーガーが語る

    数百人もの先住アメリカ人とその支援者たちが本日、ハドソン川を百マイル以上も漕いで下ってニューヨーク市にまでやってきます。先住アメリカ人とここまで旅してきたヨーロッパ人との間で協定が結ばれてちょうど400年が経ったことを記念するためです。このイベントは20年前に国連が宣言した世界先住民国際デーの一部です。今日はオレン・ライオンズと話をします。彼はオノンダガ国の「信仰を守る者 」であり、1982年に国連が先住民作業部会を発足させるのに助力しました。「私たちは― 今後7世代にわたる―、未来のことが、そして地球のことを心配しています。また人間がどう振る舞うかについても心配しています」とオレンは言います。「70億人もの人間に、地球との付き合い方についてどう教示すればよいのか、それを心配しています。 人間がそれを理解しない限り、そしてそれを人間のあるべき道に結びつけない限り、人類にとって未来はきわめて悲観的なものになるのです」。彼らの支援者の1人の伝説的フォーク歌手、バンジョー奏者、語り部、そして活動家でもあるピート・シーガーにも加わってもらいます。さらにもう1人、アンディ・メイジャーはTwo Row Wampum Renewal Campaign(トゥー・ロー・ワンパム再生運動)のプロジェクト・コーディネイターでオノンダガ国ネイバーズのメンバーです。

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    2013/8/9(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 元白人至上主義者とシーク派寺院襲撃事件の犠牲者の息子  暴力と憎悪への戦いのため連帯

    ネオナチの乱射犯ウェイド・マイケル・ペイジがウィスコンシン州オーククリークのシーク派寺院を襲撃し6人が死亡、5人が負傷した事件から今週で1年が経ちます。本日はこの悲劇を通じて、あり得そうもない連帯を結んだ2人のゲストに話を聞きます。パーディープ・カリカは襲撃事件で死亡した当時の寺院長サトウァント・シング・カリカの息子です。アーノ・マイケリスは元白人至上主義者で、My Life After Hate(『憎しみの後の我が人生』)という本の著者です。カリカはServe 2 Unite(サーブ・ツー・ユナイト=連携のために働く)を創設し、マイケリスはそのグループで教育を担当しています。同グループは暴力と憎悪に立ち向かう若者たちを教え育てるために活動しているのです。「暴力のサイクルを断ち切ることも大事ですが、それ以上に私たちの社会にある暴力の本質は私たちに責任があるということを伝えることがその動機です」とマイケリスは言います。「われわれの手は血に染まっている。この問題は私たちみんなの問題です。だからこそ私たちは全員がその解決法の一部になる必要があるのです」

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    2013/8/9(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 活動家  ワシントンDC警官の バングラデシュ労働搾取工場反対デモへの潜入を告発

    労働搾取工場に反対する学生連盟(United Students Against Sweatshop)は、警察による同グループの活動に対する偵察への禁止命令を求めて、ワシントンDC市に対し訴えを起こしました。同訴訟によれば、ニコール・リジーという名の警察官が、1100名以上が犠牲となった4月のバングラデシュの壊滅的な工場火災の後の労働搾取工場反対デモに潜入して来たとしています。活動家によれば、リジーがソーシャルメディアサイトにいくつかヒントとなる書き込みをしたことで、素性がわかったといいます。YFrogに投稿された写真で、リジーは「ワシントンDC首都警察」宛ての手紙にタイプミスがあるのを指摘していました。リジーは指で住所の一部を隠していたものの、そこには彼女の肩書きとして諜報部部長とありました。既に削除済みのタンブラーのブログにリジーは「職業的には普通の服を着るとうまくいく。私服任務でも周りに馴染む格好をする」と書いていました。イン・ジーズ・タイムズ誌(In These Times)のマイク・エルク記者に話を聞きます。エルク記者は記事”Activists Identify D.C.

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    2013/8/8(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 「刑務所で死にたくない」癌闘病中の弁護士リン・スチュワートが 恩赦を求める

    服役中の弁護士リン・スチュワートの弁護人は、8月8日、スチュワートの釈放を求めて連邦裁判所に向かいます。現在73歳のスチュワートは、テキサスの刑務所内で癌による死を迎えようとしています。7月に、刑務所内のスチュワートを治療している医師は、余命を約18ヶ月と推算しました。その直前、連邦刑務局はスチュワートの早期釈放請求を却下していました。スチュワートの弁護人は、この決定に対して控訴しており、8月8日の審理で、最初に刑を決めたジョン・ケルトル判事自身の前で請願できることを望んでいます。スチュワートは2010年に、当時の依頼人シーク・オマール・アブデル=ラーマンからのメッセージを、エジプトの彼の支持者に渡したことで、禁固10年を言い渡されました。ケルトル判事への手紙でスチュワートは「私はディラン・トマスの詩にあるように『あのやさしい夜の中におとなしく入ってゆく』するつもりはありません。この世界ですべきことは多々あります。自分が刑務所内で死にたくないのは分かっています。ここは奇妙で愛のない場所です。私はなにもかも見なれた場所――つまり家――に行きたい。……大それた計画があるわけではありません。美味しい食事、会話、音楽。期待するのはそれだけです。そしてもちろん愛する夫のラルフ。過去50年間、私のヒーローとして私を支えてくれた、愛しの夫。

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    2013/8/8(Thu)
    記事番号: 
    2
  • ニューヨーク市警 無実の市民を路上尋問データベースに入れるのをやめる

    ニューヨーク自由人権協会(New York Civil Liberties Union)との和解でニューヨーク市警は、路上尋問(Stop-and-Frisk)の後、逮捕または召喚されたものの、後日犯罪の疑いの晴れた人の氏名を記録に保存しておくのをやめることに同意しました。不当な路上尋問の被害者が含まれているにも関わらず、警察は何年もの間同データベースをニューヨーク市民を対象とした犯罪捜査に利用してきました。2002年以来、ニューヨーク市警は500万件以上の路上尋問を行っています。その対象となるのは大部分が黒人やラティーノでした。ニューヨーク市警自身が発表した報告書によれば、止められた市民の10人に9人は無実だったといいます。ニューヨーク自由人権協会の代表を務めるドナ・リーバーマンに話を聞きます。

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    2013/8/8(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 差し押さえられた夢:オバマ大統領が復興を宣伝する中、新刊書が明かす住宅危機の人種差別的根源

    オバマ大統領は8月6日、“住宅復興”を掲げてアリゾナ州フェニックスに向かいます。ジャーナリストのローラ・ゴッテスディーナーに、住宅差し押さえが招いた危機の壊滅的な後遺症と、いわゆる「復興」のうちのどれほどが、差し押さえられた数十万の住宅を大手の未公開株式投資会社が買い上げた結果によるものなのかについて話を聞きます。2007年以来6年間で、全米の1000万人以上の人々が自分たちの家から立ち退かさせられました。彼女の新著A Dream Foreclosed: Black America and the Fight for a Place to Call Home(『差し押さえられた夢:ブラック・アメリカと家を求める平和への闘い』)は、フォークロージャーに立ち向かう4つの家族に焦点を当てています。「銀行は、米国建国当初から続いている、融資と住宅提供における差別の、より大きな歴史的経緯につけ込んだのです。銀行は赤線引きがされていたコミュニティに意図的に向かいました。赤線引きは、連邦住宅局が、マイノリティ地域には、いかなるローンを貸すことも保証することも認めないという政策で、この政策は1960年代まで20世紀のほとんどの期間続いていました」と、ゴッテスディーナーは言います。「銀行はこの歴史的現実につけ込んで、こうしたコミュニティに対して最悪中の最悪のローンを押し売りしたのです。

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    2013/8/6(Tue)
    記事番号: 
    4
  • 銀行の差し押さえ阻止のためカリフォルニア州の都市が土地収用権の使用を示唆

    カリフォルニア州のある町が、一連の不動産物件差し押さえによる危機に対する取り組みで、大きく報道されています。リッチモンド市では、住宅ローン債務者のほぼ半数が支払い不能に陥っています。リッチモンドは8月第1週に大きな一歩を踏み出し、困窮している住宅所有者のローンの買取を大手銀行やその他の金融業者に持ちかけた全米最初の都市となりました。市議会で4月に承認された計画では、市は、ローンを調整し、差し押さえを回避して家族が持ち家に居続けることができるように、土地収用権を使ってローンを購入することができます。「銀行は私たちのコミュニティに略奪的な住宅ローンを売りつけておきながら、こうした危機に対する何の解決も持ち合わせていません」と、リッチモンドの市長ゲイル・マクラフリンは言います。「私たちは、こうした問題のあるローンを銀行の手から取り上げることで介入しています。銀行には、これらの債権に対する公正な市価は払っていますよ。そうしておいて、その家の持ち主と一緒になって、現在の家の価値に沿ったローンの借り換えや調整に取り組んでいるのです。私たちは銀行に対し、こうしたローンを自発的に私たちに売ることを求めています。彼らが協力しないのであれば、土地収用権を使うことも考えるつもりです」。

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    2013/8/6(Tue)
    記事番号: 
    3
  • シェブロン社、2012年のカリフォルニア州リッチモンド火災で200万ドル支払い結審 同社への抗議デモでは200人が逮捕

    カリフォルニア州リッチモンドにあるシェブロン社の製油所の大規模火災が、サンフランシスコの北東10マイルにわたって毒煙霧を撒き散らしたのは1年前の2012年のことでした。この影響で、1万5000人以上の人々が呼吸困難で医療手当てを受けました。シェブロン社は8月6日、州と郡の検察側との司法取引の一部として、同火災に関連する6件の刑事責任を認め、今後数年の追加監視に応じること、罰金・賠償金200万ドルを支払うことに合意しました。この2日前の8月4日、数千人の人々がシェブロン社の工場の安全問題を非難し、化石燃料に代わる再生可能エネルギーを求めてデモを行いました。「リッチモンドのコミュニティは、私たちの健康と安全だけでなく、私たちの地球の持続可能性にも影響を与えるこうした有毒物質に晒されなくてはならない謂れはないし、甘受するつもりもありません」と、リッチモンドの市長ゲイル・マクラフリンは言います。リッチモンド市議会は8月第一週、「長年にわたって継続された怠慢と、ずさんな監視、必要な安全検査と修理に対する企業全体の無関心」を理由に、シェブロン社に対して訴訟を起こすことを可決しました。

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    2013/8/6(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 麻薬取締局での国内監視スキャンダル? 麻薬犯罪捜査におけるNSAからの情報使用を隠すよう局員らに指示

    米司法省は、麻薬取締局内(DEA)の問題視されているある部署についての審査を始めました。同部署は麻薬犯罪に関わる米国人を標的に、秘密の米国内監視術を使っており、そこには国家安全保障局(NSA)によって集められた情報も含まれています。ロイターが発表した一連の記事によると、局員らは証拠の出所を、被告側弁護士だけでなく、時には検察側と判事からも隠すために、調査過程を作り直すようするよう指示されています。「今話しているのは、麻薬取引や組織犯罪、マネーロンダリングといった一般的犯罪です。国家安全保障に関わる犯罪について話しているわけではないのです」と、ロイターの記者ジョン・シフマンは言います。「ドラッグ・ポリシー・アライアンス」(Drug Policy Alliance)の代表イーサン・ナーデルマンは、今回の件はDEAの最新のスキャンダルにすぎないと言います。「今回の件が、40年経って議員らがようやく、今がまさにDEAを綿密に取り調べるべき時だと気付く警鐘になればいいと願っています」。

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    2013/8/6(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 「私は倉庫で働く賃金奴隷だった」潜伏記者が明かすオンライン通販ショップの内情

    アマゾン・ドット・コム創業者ジェフ・ベゾスによるワシントンポスト紙買収を機に、アマゾンのようなオンライン企業の営業を支える工場の内情を見てみましょう。先週、テネシー州チャタヌーガのアマゾン社の倉庫の仕事に関してオバマ大統領が重要な演説を行いました。ジャーナリストのマック・マクレランドに話を聞きます。彼女は記者であることを隠して、アマゾンの事業モデルを採用するオンライン発送センター(企業名は非公表)に採用されました。その顛末は6月号のマザー・ジョーンズ誌の I Was a Warehouse Wage Slave: My brief, backbreaking, rage-inducing, low-paying, dildo-packing time inside the online-shipping machine(私は倉庫で働く賃金奴隷だった:オンライン出荷マシンの内部で短期的に経験した、腰を痛める、低賃金の、腹の立つ、大人のおもちゃの梱包作業)という特集記事になりました。

    dailynews date: 
    2013/8/7(Wed)
    記事番号: 
    2

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