プエルトリコは米国史上最大の地方債のデフォルト(債務不履行)まであと1日に追い込まれていますが、米国議会は危機回避の手立てを講じようとはしていません。 米国自治領のプエルトリコは1月1日に期限を迎える約10億ドルの支払い義務を抱えています。債務総額は720億ドルにのぼっており、今回の支払額は、そのほんの一部にすぎません。プエルトリコはすでに、今回の支払の少なくとも一部は履行不可能であり、支払い可能分も実際には所有していない資金から引き出すことになると警告していました。米国議会は12月中にデフォルト回避の措置を講じることができたかもしれないのに、機会を逃してしまいました。プエルトリコ知事は国連に対し、米国はプエルトリコに内政自治権を与えると誓約したにもかかわらず、それを撤回しているとして不服を申し立てました。ハンター大学の都市政策学科の教授でプエルトリコ研究センターの所長を務めるエドウィン・メンデレスとデモクラシー・ナウ!の共同司会者で、プエルトリコの債務危機について徹底取材を行ってきたニューヨーク・デイリー・ニュース紙のコラムニスト、フアン・ゴンザレスに話を聞きます。