第一級の氷河学者ジェイソン・ボックスは、巨大石油企業エクソンモービルを裁く COP 21 の模擬法廷に参考人として呼ばれました。同社が、化石燃料は地球温暖化を引き起こし、気候変動と北極圏の氷河融解を招くという、1970年代に遡る自社の発見を隠匿したことを検証する模擬裁判です。「エクソンは世間に向けては、自社の発見に反する立場を取り、結果的に、自社の製品を売り続けるために一般社会に嘘をつきました。そのおかげで、私たちは20年間を無駄にしました。もしも彼らが正直に事実に直面し、エネルギー企業としての自らの立場を認めていたならば、我々と一緒にクリーンなエネルギーへの転換を推進し、存続可能な企業でありつづけることもできたの です。でも今や、エクソンは悪徳企業です」とボックスは言いま す。