パリで行われる国連気候変動会議では、およぼ200カ国の代表が11日までに最終合意をまとめるために最後の交渉を重ねています。現在の草案には、未解決の相違点が100点近く残っています。論議の的となっている問題のひとつが、気候変動の被害に対して脆弱な国々を支援するための、発展途上国の中でも比較的裕福な新興諸国の役割についてです。「あまりこういうことは言いたくありませんが、発展途上国が現在直面しているような状態が、ロンドン、パリ、ワシントン、ブリュッセルで起こっていたとしたら、2050年までに100パーセント再生可能エネルギーを達成するというゴールへの合意もこれほどまで困難ではなかっただろうという気がします」とグリーンピース・インターナショナルのクミ・ナイドゥー事務局長は言います。ナイドゥー事務局長が言うところの「気候アパルトヘイト」について話を聞きます。