オレゴン州の僻地にある連邦政府所有の自然保護区で武装占拠が4日目に突入しました。自分達を「憲法の自由のための市民」(Citizens for Constitutional Freedom)と呼ぶ、自称反政府右翼の武装集団は1月2日、連邦の土地に放火したことで禁錮刑を言い渡された2人の農場経営者の支持をうたってマルヒュア国立自然保護区を占拠しました。この自然保護区はポートランドの南西約300マイルにあるオレゴン州の町バーンズ郊外に位置しています。この占拠のリーダーの中には、ネバダ州の農場経営者クリーブン・バンディの2人の息子アモンとライアン・バンディがいます。クリーブンは、数十年分の牛の放牧代を支払うことを拒否して、2014年にネバダ州で連邦政府のレンジャー隊とにらみ合いになりましたが、その折武装集団が彼を支援するために結集しました。クリーブン・バンディは、連邦政府が退却し、彼から押収した牛たちを解放したことを受けて、勝利を宣言しました。今回のオレゴンでの占拠は同様に、西部での公有地をめぐる闘いに端を発しています。一方、「南部貧困法律センター」(Southern Poverty Law Center)の新たな報告によると、米国の武装集団の数は過去1年で37%増加しました。南部貧困法律センターの代表であるリチャード・コーエンに話を聞きます。