米国史上最悪の海洋石油流出となった事故から今日がちょうど1年目です。昨年4月20日、メキシコ湾で大手石油会社BPがリースしていたディープウォーター・ホライゾン石油掘削基地が爆発しました。11人の作業員が死亡し、2億ガロン近い原油と数千万ガロンの天然ガス、さらに180万ガロンものその他の化学物質がメキシコ湾に流出しました。1年経って、何が変ったのでしょう? 「(新たな流出が)明日にでもまた起こってもおかしくないが、もしそうなったとしても、対応は昨年と同じくらいひどいものだろう」と新著A Sea in Flames(『火の海』)を上梓したカール・サフィーナは言います。サフィーナがこの災害におけるBPやハリバートン、そして世界最大の沖合掘削企業トランスオーシャンの役割を論じます。 また政府の将来の海洋掘削事故に対する対策がいかに不十分であるかも語ります。
★ DVD 2010年度 第4巻 「巨大リスクと利益」に収録(DVD限定版)