家族計画連盟への助成打ち切りを狙った法律の影響が及ぶのを連邦判事が阻止しました。同判事は、カンザス州に対し、家族計画に関する州助成制度を再導入して、あるクリニックに助成金を支払うよう命じました。そのクリニックは、助成停止を目的にした法律の「巻き添え被害」により閉鎖を余儀なくされる恐れがあり、閉鎖すれば大半が低所得層である患者650人が生殖医療へのアクセスを失うと申し立てていました。家族計画連盟カンザス支部、ミズーリ中部支部、独立系クリニックであるドッジシティ・クリニックは、現行の法律に挑戦して行く構えです。この法律は、州がタイトルX 助成金(Title X funds)を、保健所と病院に優先的に配分することを規定しており、これにより家族計画を専門とするクリニックには助成金が配分されないことになります。これがカンザス州の最新の経過です。カンザス州は、中絶をうける権利の確固たる支持者であったジョージ・ティラー医師が殺害された州です。ティラー医師が殺害された2009年以前、8年間ティラー医師と共に働いた「女性トラスト財団PAC」の創立者兼代表ジュリー・バークハートに聞きます。同財団は女性の生殖医療へのアクセスとサービス提供者である医師の権利を擁護する団体です。