デイリーニュース

  • コーネル・ウエスト「我々は民主主義の目覚める決定的な瞬間にいる」

    プリンストン大学教授で著名な人権活動家のコーネル・ウエストは21日午後、ハーレムでデモ参加中に逮捕されました。同デモは、ニューヨーク市警が人種によるプロファイリングを行っているという疑いに対して行われたものです。ウエストは、NYPDの「停止と身体検査(stop-and-frisk)」 方針に抗議するためにデモに参加しました。同方針を批判する人びとは、有色人種を過度に標的にしていると述べています。ニューヨーク市警が昨年実施した60万回のうち87%は黒人またはヒスパニック系でした。今回のウエストの逮捕の一週間前にも、ウエストと18人は、政治で資金の役割が拡大していることに対する抗議行動中に、最高裁前の階段で逮捕されました。マーティン・ルーサー・キング牧師の記念碑の落成式が行われた日です。プリンストン大学の宗教学とアフリカ系アメリカ人研究の教授であるウエストは、自身の回想録Brother West: Living and Loving Out Loud(ブラザー・ウエスト:騒々しく生き、愛する)を含む多数の著作を発表しています。

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    2011/10/24(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 「ルイビルを占拠せよ」:社会正義を求める野営運動の声

    前週末、デモクラシー・ナウ!のエイミー・グッドマンは、「ウォール街を占拠せよ」運動に触発された抗議運動「ルイビルを占拠せよ(Occupy Louisville)」のデモ参加者たちのもとを訪れました。デモ隊は地元刑務所の目の前に野営地を設けました。同運動に参加して一夜を過ごした退役軍人や学生、社会的公正を求める活動家、そしてその他の地域コミュニティのメンバーらに話を聞きました。

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    2011/10/24(Mon)
    記事番号: 
    2
  • マイケル・ムーアとウエストが語る:ウォール街占拠運動、イラク、12年米大統領選

    不平等や企業の強欲さに反する占拠運動が全米そして世界の各地で続いていますが、本日の番組ではアカデミー賞を受賞した映画制作者でアクティビストのマイケル・ムーアと、プリンストン大学のコーネル・ウエスト教授に話を聞きました。「(オバマ大統領には)人びとのために行動することを望みます」とムーアは語り、「人びとがいなくなることはありません。ですから、オバマは今世紀のフランクリン・ルーズベルトとして歴史に名を残す大統領になるか、あるいは、ゴールドマンサックスのふところで生きた男として記憶されるかのいずれかです」と述べます。ウェストは、「私たちが試みるのは、ウォール街で起きていることとハーレムで発生していることのあいだの繋がりを見出すことです。もし今回のような大きなムーブメントがここや世界中で続いていくのであれば、企業の強欲さを、ウォール街だけでなく、軍産複合体、刑務所産業複合体、そして企業メディア複合体にもつなげていくことができるでしょう」

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    2011/10/24(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ノーベル賞受賞者タワックル・カルマンが語るイエメンの女性解放と民主化闘争

    ノーベル平和賞を受賞したイエメンの活動家タワックル・カルマンの独占インタビューをお送りします。国連安全保障理事会は、33年間政権の座にあるイエメンのアリ・アブドラ・サーレハ大統領の即時辞任を求める決議を行なう予定です。常任理事国5カ国はすべて、イエメン政府のデモ参加者に対する暴力を「強く非難する」として、この決議に支持を表明しています。イエメンではデモ参加者数十人がスナイパーに射殺されるなど政府軍の攻撃が増すなかでも、民衆蜂起は続けられています。カルマンは今週ニューヨークに滞在し、サレフ政権への国際社会の圧力を訴えています。アラブ人女性初のノーベル平和賞受賞者となったカルマンは、32歳で三児の母、率直な発言をするジャーナリストかつ活動家です。報道の自由を訴え、政治犯の釈放を求めるために週に一度の座り込みを実施してきました。団体「鎖に繋がれない女性ジャーナリスト」創立者として、イエメンの女性運動と民主化運動の指導的役割を果たしてもきました。サーレハ統治への抗議の継続として、ごく最近も抗議集会を率いたばかりです。「私たちには夢があります。能力もあります。解放がどんなものかわかっています。だから必ず達成します」とカルマンは言います。今日行われる国連決議については「国際社会はサーレハに圧力をかけるべきです。独裁体制は倒され、終わりました。独裁者たちには、いろいろな最期が待っています。

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    2011/10/21(Fri)
    記事番号: 
    2
  • カダフィ死亡で祝賀に沸くリビアに殺害状況の調査要請

    リビア前最高指導者ムアマル・カダフィの殺害状況には不明な点が残されています。当初の報告では北大西洋条約機構(NATO)軍の戦闘機が20日朝、シルト近くでカダフィ派の車列を空爆、カダフィと数人は徒歩で逃亡したのち国民暫定評議会の戦闘員らに拘束され、殺されたとされています。しかし外部機関による死亡経緯の調査が入ることになり、遺体の埋葬は先延ばしにされました。いっぽうNATOのアナス・フォー・ラスムセン事務総長は、リビアでの作戦が成功したことを以て、NATOはリビア任務を直ちに終了すると述べました。シルトにいるヒューマンライツ・ウォッチ緊急対応ディレクターのピーター・バウカートに詳しい状況を聞きます。「リビアの新しい幕開けが、このような残虐な殺害で始まったことは非常に残念です。新リビアの記録にすでに汚点を残したことは間違いありません。裁きは法廷で行われるべきであって、暴徒の手にゆだねてはいけない」とバウカートは述べました。

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    2011/10/21(Fri)
    記事番号: 
    1
  • オバマ政権による記録的な40万人の国外退去と 移民局収容所内の体験を描いたドキュメンタリー『混迷の移民拘留』

    オバマ政権は米国の国外退去件数が最高レベルに達したことを示す最新の数字を発表しました。米入国・税関管理局によれば、2011会計年度に40万人近くが国外退去処分となり、同局が設立されて8年で最も高い数字となりました。このデータは、ラティーノと移民の権利擁護団体が合同でオバマの移民政策に抗議して開催した全国行動の日に発表されました。抗議者たちは地方警察が逮捕したすべての人物の指紋を米国土安全保障省に提出することを義務づける「安全な地域社会」プログラムを即刻中止するよう要求しています。オバマ政権になってから100万人以上の移民が国外退去処分となりましたが、一方で移民政策改革への取り組みは滞っています。 PBSのドキュメンタリーシリーズ、フロントラインの番組”Lost in Detention”(『混迷の移民拘留』)ではオバマ政権下の移民プログラムを調査します。受賞歴のある放送ジャーナリストで、調査を主導したマリア・ヒノホサに話を聞きます。

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    2011/10/20(Thu)
    記事番号: 
    4
  • アラバマ州の対移民規制強化で「人道的危機」の恐れ ラティーノの抵抗喚起する

    アラバマ州は、非合法滞留者と疑われる人をすべて逮捕することを警察に義務づける新法HB 56の実施により、全国の移民論争の最新の注目の的となっています。この法律によって、不法移民がかかわる労働契約の履行を裁判所が強制できなくなり、公立の学校は入学者の滞在許可の確認をすることを許されることのになります。10月の第3週、連邦控訴裁判所は同法の施行を部分的に阻止しましたが、数千人のラティーノがすでにその前にアラバマ州から逃げ出しました。州全土でラティーノが抗議のストライキを行ったことで、アラバマの多くの店や会社が休業を余儀無くされました。アラバマ州法に挑戦して訴訟を起こしている原告の筆頭である「アラバマ州ヒスパニック利害連合」(Hispanic Interest Coalition of Alabama )代表のイザベル・ルビオに話を聞きます。「私たちは人道的な危機状態にいます。HB 56 が地域社会に生み出した恐怖と混沌のレベルについてはとうてい、説明のしようがありません。... この法律は、その核心において、すべての移民に向けられたものではなく、ラティーノコミュニティを狙い撃ちしていると我々は考えています。」 とルビオはいいます。

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    2011/10/20(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 元グアンタナモ囚人 拷問をめぐるブッシュの逮捕を求めるカナダでの裁判について語る

    ブリティッシュ・コロンビア警察は、10月20日、経済サミットでの講演が予定されているジョージ・W・ブッシュ元大統領の訪問に先立ち、警備を一段と強めています。この警備は数百人の抗議者を対象としたものですが、アムネスティ・インターナショナルもカナダ政府に対して、ブッシュを逮捕し、いわゆる「テロへの戦争」での囚人の拷問に関し、訴追あるいは容疑者身柄引き渡し措置をするよう要請しています。一方、ブッシュ政権下の米国刑務所で拷問されたという4人が、20日、カナダの地方裁判所で元大統領に対する私人訴追を行う予定です。憲法上の権利センター(Center for Constitutional Rights )とカナダ国際正義センター(Canadian Center for International Justice)はすでにカナダの司法長官に69ページの 起訴状の草稿、ならびに拷問に関するブッシュ訴訟を裏付ける4,000 ページを超える資料を提出しています。元グアンタナモの囚人で、拷問嫌疑の被害者の1人が番組に参加します。ドイツ生まれでトルコ国籍の彼は、2001年19歳の時に、パキスタンで拘束されました。「ジョージ・ブッシュは犯罪人であり、自分がやったことのつけを払うべきだと思います。私自身の場合は、無実だと証明され、悪いことなど何ひとつしていなかったのに、5年も拘束されました。

    dailynews date: 
    2011/10/20(Thu)
    記事番号: 
    2

    http://www.democracynow.org/(〜記事のアドレス)

  • リビア暫定政府 旧政権派最後の拠点を制圧 ムアンマル・カダフィ殺害される

    番組放送開始の間際に、失脚したリビアの最高指導者ムアマル・カダフィが出身地シルトの郊外で死亡したとの報がはいりました。長期にわたる支配に対する抗議が始まって8カ月になります。カダフィは、NATOによる空爆で護送車両集団が爆撃されたあとで、射殺されたと報じられています。このニュースはカダフィの故郷であり、カダフィ派の軍団の最後の主要な拠点であるシルトをリビア暫定政府が制圧したという知らせと同時に流れました。リビア情勢を追いかけてきたデモクラシー・ナウ!の通信員アンジャリ・カマトに話を聞きます。

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    2011/10/20(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 貧困激増の中 キング牧師の記念碑は「彼の仕事が終わっていない証し」と見るべき

    ニューハンプシャー大学の新調査によると、米国の児童の22%近くが貧困の中で生活していることが明らかになりました。ピュー・ヒスパニック・センターによる別調査では、貧困児童のうちヒスパニック系の児童が最大の割合を占めることが分かりました。非ヒスパニック系白人の貧困児童が500万人、黒人の貧困児童が440万人であるのに比べ、ヒスパニック系の貧困児童は610万人です。ピュー・センターによれば、ヒスパニック系の貧困が激増した原因には、増加するラテン系住民への不況の影響が大きいということです。今週、首都ワシントンでは、ナショナル・モールでマーチン・ルーサー・キング牧師の記念碑が落成披露されましたが、今日は公民権および困窮するアフリカ系米国人の状況について多くの記事を書いてきたカンザスシティ・スター紙のルイス・デューグィッドに聞きます。「キング牧師は米国を、建国当初からそうだったように、仕事が終わっていない国とみるでしょう。特に有色人種と貧困層に関してはそうです」とデューグィッドは言います。「米国では4600万人が貧困にあり、5000万人が医療保険に加入していないという問題があります・・・キング牧師の記念碑は、仕事が終わっていないことの証しとすべきです」

    dailynews date: 
    2011/10/19(Wed)
    記事番号: 
    3

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