デイリーニュース

  • キーストーンXLパイプライン建設に抗議、1万人がホワイトハウスを取り囲む

    6日、1万人以上のデモ参加者がホワイトハウス周辺に集まり、オバマ米大統領に、カナダからメキシコ湾岸までのキーストーンXLタールサンドオイルパイプライン建設を中止するよう要請しました。ちょうど1年後に大統領選が行われるこの日にデモ参加者は集い、パイプライン建設問題は政治的問題として大きくなりつつあります。今まで、オバマ米大統領は最終決定権は国務省にあるとしていましたが、先週初めてこの賛否両論があるカナダ・アルバータ州のタールサンド採掘所からアメリカ・テキサス州の精製所まで全長1700マイルもあるトランスカナダ社のパイプライン建設計画を可決するか否か大統領自身が最終決定を下すと表明しました。「この(日曜のデモ)は近年で一番深刻な環境問題課題になったということだけでなく、オバマ政権の中でも、最も直に国民から突きつけられた問題だ」とデモ主催者の一人で有力環境活動者であるビル・マッキベン氏は言っています。

    dailynews date: 
    2011/11/7(Mon)
    記事番号: 
    4
  • エジプト軍が弾圧を強化、有名ブロガーのアラー・アブドル・ファタハなおも拘束中

    有名エジプト政治活動家でブロガーのアラー・アブドル・ファタハの母親は、昨日エジプト軍事評議会による息子アブドル・ファタハの拘束に抗議をするため、ハンガーストライキを始めました。アブドル・ファタハは約1ヶ月前の国営テレビ局Maspeeroで発生した軍とコプト教徒の衝突を扇動した疑いで先週逮捕されました。この事件で少なくとも28人が死亡しています。米軍のエジプト介入を規制する要求が活動家の間で高まったのを受け、クリントン米国務長官は米軍支援のいかなる条件にも介入はしないと回答しています。デモクラシー・ナウ!の特派員アンジャリ・カマトがカイロからリポートをまとめました。映像はビッグ・ノイズ・フィルムズのジャッキー・スーヘンとMosireenの提供です。

    dailynews date: 
    2011/11/7(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 無人機反対集会に参加の16歳少年、米軍無人機の攻撃で死亡 パキスタン

    先月下旬、イスラマバードで米軍無人機による攻撃における地域社会への影響について話し合うためのミーティングがありました。無人機による自宅付近の攻撃を記録する目的で写真を学ぼうとボランティアをしていた16歳のタリク・アジズはミーティング参加者の1人でした。ミーティング後、72時間以内に、アジズは米無人機による攻撃で死亡しました。12歳になる彼のいとこもまた、10月31日の攻撃で亡くなっています。「人々は危ないと分かっているのに、ボランティアをするんです。タリクは特にです。遠隔地に住んでいるあの年頃の子は、機械に詳しくて民間の犠牲を記録するというアイディアにとても胸を高鳴らせていたからです」と亡くなる前日にアジズに会ったリポーターのプラタップ・チャッタジーは語っています。CIA主導の米軍による内密の無人機攻撃に関する大規模調査の一環として、チャッタジーと調査報道ジャーナリスト協会は、パキスタンの無人機による攻撃で175人の子どもを含む少なくとも392人の民間人が死亡したと発表しています。チャッタジーは「私はCIAが殺害前に人物の身元確認をしようとしていたのか疑問に感じているのです。CIAにとって、ISIにこの子どもたちを尋問させ、連行させ、拘束して取り調べを行わせることはとても簡単だったはず。でもその代わりに殺害することを選んだのです」と話しています。

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    2011/11/7(Mon)
    記事番号: 
    2
  • イスラエル軍がガザ行きの船団を阻止、DN特派員含む乗員多数をいまも拘束

    イスラエル軍は4日、ガザ行きの船舶2隻をガザの海上封鎖を破るとして公海内で阻止しました。カナダ船籍、アイルランド船籍の船舶が「ガザへの自由の波(Freedom Waves to Gaza)」船団を組織していました。イスラエル軍は乗船していた27人の活動家とデモクラシー・ナウ!のジハーン・ハーフィズ通信員を含むジャーナリスト全員の身柄を拘束しました。船団責任者によると、ハーフィズを含め21人はいまだイスラエルに拘束されています。イスラエルのガザ海上封鎖を破ろうとする国際活動家の試みは今回も失敗に終わりました。本日は、カナダ船籍の「タハリール」に乗船し、3日にエジプトに移送されたジャーナリストのリナ・アタラーにお話をうかがいます。アタラーはインデペンデントニュースサイト「アルマスリ・アルヨウム(Al-Masry Al-Youm)」英語版の編集長を務めています。Atallahは「(イスラエル海軍は)船を四方から囲み、銃口を私たち全員に向けました。軍は私たちの船に乗り込む前から銃を向けていました。ジャーナリストだとはっきりと示しているにもかかわらず、たとえばデモクラシー・ナウ!のジハーン・ハーフィズは記者証を外に出して示していたにもかかわらず、まず最初に膝まずき、両手を挙げることを指示されていました」と語ります。アタラーによると、テーザー銃を撃たれた乗員もいたということです。

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    2011/11/7(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 水圧破砕抽出法による天然ガス掘削の是非を問う: シラキューズ市による禁止は正しい措置か?

    シラキューズからの生放送でお送りします。同市はフラッキングまたは水圧破砕抽出法という名で知られる天然ガス掘削法を禁止したニューヨーク州で3番目の町になりました。シラキューズ市議会は先週、投票の結果全員一致で同市内でのフラッキングを禁止しました。また、フラッキングの過程で出る廃水の貯水可能地区を制限することも採択しました。フラッキングに反対が多いのは何百万ガロンという水や砂や化学薬品を地中奥深く注入し、頁岩を破砕して天然ガスを放出させる技術だからです。この抽出法で人々の健康や環境に無数の問題が起きると感じている人がたくさんいます。フラッキングの支持者たちはこの方法で天然ガス生産が飛躍的に増える一方、これまで環境や健康面でなんら弊害は出ていないとしています。このフラッキング問題をより理解するために、今日は3人のゲストを招いて議論してもらいます。キャスリーン・ジョイはシラキューズ市議会与党代表で、市のフラッキング禁止を率先して進めてきました。ドン・シーゲルはシラキューズ大学の地球科学教授です。オレン・ライオンズはシラキューズ南部の先住民団体オノンダガ・ネイションの族長評議会のフェイスキーパー(安寧の象徴者)です。

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    2011/11/4(Fri)
    記事番号: 
    3
  • シラキューズの基地で無人機による海外攻撃の出撃に抗議した38人の公判が始まる

    ウォール・ストリート・ジャーナル紙が報じたところによると、無人機による大規模な空爆がパキスタンと米国の脆弱な外交関係に損害を与えているという米軍や国務省の高官たちからの苦情を受けて、CIAはひそかに無人機攻撃作戦の縮小を受け入れたようです。他方、ニューヨーク州シラキューズでは、州空軍ハンコック・フィールド基地で4月に逮捕された抗議者38人に対する裁判が進行中です。被告たちは、ニューヨーク州空軍第174戦闘機部隊が2009年以来シラキューズから遠隔操作でアフガニスタンにMQ-9リーパー無人機を出撃させていることに抗議していました。「市民たるものは、犯罪が行われているのを目撃した際には行動を起こす義務があるのです」と、38人の被告団の1人である退役大佐のアン・ライトは話します。「この論理は第二次世界大戦までさかのぼります。ドイツ政府の高官たちは政府内の他の部門が国内外のユダヤ人600万人を処刑したときに、何が行われているのかを知っていました。しかしそれに対し何も行動を起こさなかった。彼らは戦後のニュルンベルク裁判で、その責任を問われることになりました。私たちの行動原理も同じです。私たちの政府が無人機を使って犯罪を行っている。それに対し私たち市民は、行動を起こす義務を負っているのです」

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    2011/11/4(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ガザ支援船団からのビデオ映像 イスラエル海軍は船団阻止の態勢

    パレスチナ支援の活動家たちを乗せてガザに向かう2隻の船が、目的地まで50海里の位置に到達しています。しかしこの「ガザへの自由の波(Freedom Waves to Gaza)」船団をイスラエル海軍が停止させたというニュースが飛び込んできました。船団との通信はほぼ断絶していますす。通信が途絶える前に私たちはカナダ船籍の「タハリール」号上からのビデオリポートを2本独占入手できました。昨夜デモクラシー・ナウ!通信員ジハーン・ハーフィズと話した乗船者のエハブ・ロタイエフは「いま自分たちはガザから100海里地点に近づいている。これは通常イスラエル軍が海上封鎖を開始すると宣言している地点です……乗船検査しようとするかどうか? いろいろ慮ってきたことが、いま試されます。私たちが心構えした主な点は、とにかくだれもいかなる暴力的な行為を行わないということ、イスラエル側の暴力を誘発するようなことも行わないということです」

    dailynews date: 
    2011/11/4(Fri)
    記事番号: 
    1
  • オークランドの街頭からのビデオレポート:1946年以来初のゼネストで主要港が操業停止に

    カリフォルニア州のオークランドでは、「オークランドを占拠せよ」運動が呼びかけたゼネストで、2日、数千人の抗議者が米国で5番目に大きい港を操業停止にしました。当市でゼネストの呼びかけが行われたのは、1946年以来でした。市の大部分はストの影響を受けませんでしたが、多くの企業は休業し、市の教師の2割近くが職場を放棄しました。ストは概ね静穏に行われましたが、夜を通して緊張が高まりました。警察は少なくとも40人近くを逮捕し、深夜の抗議を散会させるため、催涙ガスその他の放射弾を繰り返し使用しました。長年の活動家で学者のアンジェラ・デイビスは「今日は皆さんと一緒にオークランド市議会へのデモを行うことを名誉に思います。私たちは警察の暴力を認めず、スコット・オルセンの思いを守り、オスカー・グラントを追憶して立ち上がります。私たちが受け入れるのは、地域社会、教育、無料の教育、医療、無料の医療、住宅、幸福、正義、創造性、未来への希望です」。デモクラシー・ナウ!の通信員 ジョン・ハミルトンがオークランドからレポートします。

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    2011/11/3(Thu)
    記事番号: 
    4
  • ジョン・コーザインのMFグローバル社の倒産は、リーマン・ブラザース以来最大のウォール街の破綻

    大手銀行スキャンダルの中、 商品デリバティブ証券会社のMFグローバル社が400億ドル近くの負債を抱え、米国企業史上最大規模の破産申告をおこないました。ウォール街では2008年のリーマン・ブラザースの経営破綻以来最大の破産となりました。MFグローバル社の会長兼最高経営責任者のジョン・コーザインは、元ニュージャージー州知事で元連邦上院議員です。コーザインはゴールドマンサックスの元CEOでもあります。同社はこれまでのところ、欧州債務危機の米国での最大の犠牲者です。「我々は次から次に金融危機に見舞われています。MFグローバル社の今回の破産でわかったように、原因はウォール街の出来高制度であり、それをなんとしても変える必要があるのですが、みじんも変わろうとしていません」とMoney and Power: How Goldman Sachs Came to Rule the World(『金と権力:ゴールドマン・サックスはいかにして世界を統治することになったか』)の著者、ウィリアム・コーハンはコメントします。「ドッド=フランク法はもとより、文書化された規制で出来高制度を変えようというものはまったく無いのです。」

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    2011/11/3(Thu)
    記事番号: 
    3
  • ウォール街対ギリシャ:ギリシャ首相が救済と緊縮政策を問う国民投票を推進するなか G20が開幕

    3日のG20開幕のために世界首脳がカンヌに集まりました。議題のトップは、ギリシャ救済とヨーロッパの金融危機です。31日に、ゲオルギオス・パパンドレウ ギリシャ首相は、欧州連合の1790億ドルの救済条件を受け入れるかどうかをギリシャ国民に問う国民投票への支持を発表してヨーロッパ諸国首脳の怒りを買いました。それから数日間、欧州指導者からの批判が止まず、パパンドレウ ギリシャ首相は自らが所属する党内からの辞任を求める声に直面しています。ギリシャの債務スキャンダルにより、フランス、ドイツおよびその他の欧州政府と米国の銀行が利害をめぐって対抗する状況になっています。経済アナリストのマイケル・ハドソンによると「米国の銀行は、『あなた方がギリシャ経済をつぶさないなら、我々があなた方の経済をつぶすことになりますよ』と言い多大な圧力をかけています。オバマ大統領は「欧州に向かって、基本的に『民主的な路線は取るな。ウォール街を支援しろ』と言っているのです。」

    dailynews date: 
    2011/11/3(Thu)
    記事番号: 
    2

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