デイリーニュース

  • 「死の商人」ビクトル・ブートに禁固25年 チェイニー元副大統領らとの関係は問われず

    「死の商人」として知られる悪名高き武器密輸人ビクトル・ブートにテロリズムへの共謀の罪で禁固25年が言い渡されました。ゲストの元国連武器追跡捜査官キャシ・リン・オースティンは、この裁判は米国の企業がイラク戦争中に米国政府やディック・チェイニーにつながる私企業と結託していたことを明るみに出さずに済ませたと指摘します。米国政府は2004年にブートらを含む一連の武器商人との取引を禁じる措置を取っていました。当局の調べではビクトル・ブートはアフリカ、南米、中東の独裁者や熾烈な紛争に武器密輸を行っていました。また、アルカイダやタリバンへの武器供与でも告発されており、ルワンダで大虐殺のわずか4年後の1998年に武器を売り、悪名を轟かせました。

    dailynews date: 
    2012/4/6(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 元海兵隊の老人を警官が射殺した事件 新たな詳細が明らかに

    デモクラシー・ナウ!の共同ホスト、フアン・ゴンザレスがホワイトプレインズの警官アンソニー・カレッリの写真を入手しました。カレッリは昨年11月、68歳の元海兵隊員ケネス・チェンバレン・シニアが間違って医療用の緊急ボタンを押してしまったために駆けつけ、2度の発砲でチェンバレンを死なせたとされる警官です。警察組合は公明正大な調査を受ける権利があるとして彼の名前を公表したことを非難しています。チェンバレンの息子もそれに同意していますが、同時に、ホワイトプレインズの警察は同様の機会を彼の父親には与えなかったと指摘しています。

    dailynews date: 
    2012/4/6(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 独占:元海兵隊員ケネス・チェンバレンを射殺した警官の氏名判明 2008年の人種差別事件でも告訴

    2011年11月、ニューヨーク州・ホワイトプレインズ市の自宅で、医療用警報ペンダントの誤作動が元で射殺された退役海兵隊員の68歳のアフリカ系米国人、ケネス・チェンバレンを殺害した警官の名前を、独占放送で公表します。チェンバレンのの自宅の医療用警報器に残っていた録音から、ホワイト・プレーンズの警察官は人種差別的な発言をし、チェンバレンの玄関のドアを押し破り、彼を電気ショック銃で撃った後射殺したと伝えられています。「葬儀以外で父を最後に見たのは病室でした。父は両目を大きく開き、舌が口から突き出ていて、胸には撃ち込まれた2発の銃で穴があいていました」とケネス・チェンバレン・ジュニアは言います。「一体何が起きてしまったんだろうと、父を見つめることしかできませんでした」。

    dailynews date: 
    2012/4/5(Thu)
    記事番号: 
    1
  • FBIの現在の監視対象:サンフランシスコ湾地区のFBI支部が「コミュニティ・アウトリーチ」名目でイスラム教徒に諜報活動

    米国自由人権協会(ACLU)が公開した新しい記録によると、FBIのサンフランシスコ支部が憲法で保護されているイスラム教徒の宗教活動に関する情報を集めているそうです。明確な法執行の目的がない限り、FBIが人々の宗教活動を記録するのは法律で禁止されています。しかし、ACLUによると、その記録文書は、FBIがいわゆる「コミュニティ・アウトリーチ」の名目でこの法律を犯し、イスラム教のコミュニティの人々の宗教的信条や実践、その他の合法な活動に関する情報を入手し保存していることを示しています。FBIやその他の政府機関が9.11後、イスラム教徒監視のために長期にわたる監視戦略をとっていることが明るみに出ていますが、これはその最新の一端です。ACLUはこれを受けて監察長官にプライバシー法違反での捜査を立ち上げるよう要求しています。ACLUの国家安全保障政策法律顧問のマイク・ジャーマンに話を聞きます。彼は1988年から2004年まで、国内テロ活動防止専門のFBI捜査官でした。

    dailynews date: 
    2012/4/4(Wed)
    記事番号: 
    5
  • 『敵たち:FBIの歴史』:ティム・ワイナーが描く秘密と詮索と策略の一世紀

    機密扱いされていたFBIに関する7万ページ以上の歴史と実践活動の記録がこのほど公開されました。これがピュリッツァー受賞ジャーナリストティム・ワイナーの新著Enemies: A History of the FBI(『敵たち:FBIの歴史』)のベースになっています。この本は、歴代のFBI長官と米国大統領、司法長官が国家保安の名目でいかにその権力を──法律の範囲内または範囲外で──行使してきたかを明らかにしています。ワイナーは、FBIが創設以来1世紀以上にわたって、テロリストやスパイ、その他危険と見なされるすべての人物をその捜査対象にしてきたことを描きだしています。彼はFBI長官のJ・エドガー・フーバーに焦点を当て、「大統領以外の人間で、これほど絶大な権力を握ることは二度とないだろう」と言います。フランクリン・D・ルーズベルトからリチャード・ニクソンに至る歴代大統領がこのフーバーをかけがえのない貴重な存在と見なしていたことを指摘した上で、ワイナーは「情報は権力です……フーバーはそこに秘密情報を持ち込んだ。これは権力が二乗になったも同然です」と話します。

    dailynews date: 
    2012/4/4(Wed)
    記事番号: 
    4
  • フーバー対キング師 FBIがキング師を標的にした事実を新著が暴露

    本日はマーティン・ルーサー・キング・ジュニアの暗殺から44年目です。暗殺は1968年4月4日、テネシー州メンフィスのロレイン・モーテルで起きました。そのころ、彼のすべての動きは連邦捜査局(FBI)によって追跡されていました。公民権運動指導者や平和活動家たちを追い回した、FBIのその狂信的な執拗さを描いた新刊書 Enemies: A History of the FBI(『敵たち:FBIの歴史』)の著者でジャーナリストのティム・ワイナーに話を聞きます。FBI長官のJ・エドガー・フーバーはキングを共産主義者と見ていました。彼は捜査官たちにキングのホテルの部屋や私邸にも盗聴器をつけてスパイするよう命じていました。ワイナーはまた、キングがノーベル平和賞を授賞する直前、FBIがどのようにして新聞各紙にキングと彼の夫人以外の女性たちとの関係を卑猥な詳細にまでわたって書かせたのかも記しています。

    dailynews date: 
    2012/4/4(Wed)
    記事番号: 
    3
  • マーティン・ルーサー・キング師を偲ぶ: ジョン・ニコルズが語る 人権としての労働者の権利への貢献

    マーティン・ルーサー・キング・ジュニア師の暗殺から44年目を迎えました。米国での労働者の組織作りとその後の活動の歴史的な中心地であるウィスコンシン州での彼の政治的実践の足跡を見てみます。晩年、キングは1932年のウィスコンシン州で創設された、米国州・郡・市職員同盟(American Federation of State, County and Municipal Employees =AFSCME)会員の組織作りに助力しました。キングは労働者の権利は人権であり公民権なのだと主張しましたが、この主張は2011年、同州の公務員の賃金・手当を大幅にカットし、彼らの団体交渉権のほぼ全てを否定しようとした共和党知事スコット・ウォーカーへの抗議運動でも聴かれました。「これは単に経済に関する戦いではありません。賃金や手当や年金だけのための戦いではないんです」とネイション誌の政治記者ジョン・ニコルズは言います。「これは団結権の戦いでもあり、自分一人では大した力はないかもしれないが、多くが集まればこの国で最も力を持つ政界人や経済人にも異議申し立てできる可能性を秘めた個人の権利の戦いなのです。キング師はそれを福音として説いていました」

    dailynews date: 
    2012/4/4(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ロムニーが予備選連勝 苦境のウィスコンシン州知事は共和党候補たちを避ける

    ミット・ロムニーが3日に行われたウィスコンシン州、メリーランド州、ワシントンDCの共和党3予備選でいずれも勝利しました。ウィスコンシンの州都マディソンからネイション誌のジョン・ニコルズに話を聞きます。彼は選挙戦が進むにつれてロムニーがより右翼路線へと方向転換したと指摘しています。ウィスコンシンではロムニーは、苦境に立つスコット・ウォーカー知事の反組合政策に同調しました。「ロムニーはスコット・ウォーカーと一緒の写真にこそおさまっていませんが、多くの場面で『大手組合のボス』を攻撃し、大統領になった暁には労働者の権利を剥奪したいなどと、スコット・ウォーカーと同様の発言をしています」とニコルズは言います。彼はまた、連邦下院予算委員会議長ポール・ライアン(共和党、ウィスコンシン州選出)が立案し、先週連邦下院を通過した予算案をロムニーが支持していることについても話します。この予算案は国内政策プログラムの大幅削減を含み論争の的となっています。

    dailynews date: 
    2012/4/4(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 「2つの動力源」:バン・ジョーンズが語るオバマ再選の必要性と「占拠せよ」運動のような大衆運動の構築

    米政府の元顧問バン・ジョーンズに、オバマ大統領の再選において「占拠せよ」運動が果たしえる、そして果たすべき役割について話を聞きます。ジョーンズは、彼が2011年夏に「夢の再構築」運動を始めた理由の一つは、革新派が経済問題に効果的に対処していないことを皆に気づかせるためだと言います。「我々は環境、人種、ジェンダー、移民、セクシュアリティといった問題にはとてもうまく取り組んでいますが、中心にあるべき経済問題がドーナツの穴のようにすっぽり抜けています。ティーパーティーは日々、そこを逆手に取ってきたのです」。彼やその他の人々が「占拠せよ」運動の課題にただ乗りしているのではないかという懸念に対して、彼は、誰も「占拠」運動を代弁してはいないと言い、彼の活動は「99%の全ての人」を「占拠」運動が始めた対話に参加させることができるようにするものであると主張します。

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    2012/4/3(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 『夢の再構築』:オバマの元顧問バン・ジョーンズが語るホワイトハウスでの体験と右派の中傷攻撃

    バン・ジョーンズは、米政府で環境保全をめぐる雇用創生の特別顧問職でしたが右派による組織的中傷によって辞任させられました。彼は、オバマ大統領の元スタッフで初めて本を出版した人物です。Rebuild the Dream(『夢の再構築』)と題されたこの本は、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師の暗殺の記念日に出版される予定です。オバマは2009年に、ジョーンズを顧問として任命しましたが、ジョーンズは当時のフォックス・ニュースの司会者グレン・ベックが先頭に立って行った攻撃にさらされて辞任しました。彼は新著の中でそのときの体験を記し、政権内部者と草の根レベルで社会変化を後押しする外部者の両方の立場に立った特異なキャリアについて語っています。「草の根の外部者から、6ヶ月の間米政府の内部者になり、再び草の根の外部者になった人間は、おそらく米国で私だけでしょう」と、ジョーンズは言います。「米政府の中にいたとき、そしてその後に私が目撃したのは、ホワイトハウスの内部、ワシントンの政界内部いる者たちと、彼らの選出を助けた外部者たちとの間にある非常に大きな誤解、そして前向きな変化への機会を大きく逃したことでした」。ジョーンズはさらに、将来への戦略についても語ります。

    dailynews date: 
    2012/4/3(Tue)
    記事番号: 
    2

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