デイリーニュース

  • 全米有色人地位向上協会のベン・ジェラス トレイボン・マーティンの正義は殺害者の逮捕と警察署長の解雇から始まる

    1カ月前に武器をもっていないのに射殺された10代のアフリカ系米国人トレイボン・マーティンの両親が、犯人の逮捕を要求して行われたニューヨーク市の「パーカー着た何百万人の行進」に集まった数千人の前で演説をしました。一方、殺害が起きたフロリダの町では、サンフォード市委員会が3対2で警察署長の不信任を決めました。トレイボン・マーティンを殺したジョージ・ジマーマンがいまだ逮捕されない中、市会議員たちはフロリダ州の銃規正法の修正を検討しています。マーティン殺害に裁きを下すことを要求するためフロリダに来た全米有色人地位向上協会(NAACP)代表ベン・ジェラスに話を聞きます。ジマーマンの逮捕と殺人罪での訴追要求に加え、サンフォード警察も捜査対象とし、警察署長は解雇すべきだとジェラスは言います。「この警察署は有色人種を差別し、ひどく扱うのが慣行になっているようだ」とジェラスは言います。「この事件の処理があまりにも正規を踏み外しているので、警察署長は何千人という町の住民たちの信頼を失ってしまいました。警察がこんな誤った人物に導かれている限り、自分も子供たちも安全ではないと、彼らは恐れています」。

    dailynews date: 
    2012/3/22(Thu)
    記事番号: 
    3
  • マット・タイビ ゴールドマン・サックス幹部グレック・スミスの怒りの辞任について語る

    ニューヨーク・タイムズ紙に掲載された元ゴールドマン・サックス役員グレッグ・スミスの爆弾辞表によって最近注目されたように、ゴールドマン・サックス社では昔から自社の顧客をバカ呼ばわりするような気風があったと金融記者のマット・タイビが語ります。そうしたゴールドマンの「毒のある」社風を嘆きながら、スミスは重役たちが顧客を「でくの坊」と呼んで彼らの利益を犠牲にして儲けを最大化することに励んでいたと言っています。「顧客を食いものにすることを社内で平然と話し合っているのには反吐が出そうだった」。ゴールドマン・サックスは今、伝えられるところによると社内メールを調べて、「でくの坊」という言葉や従業員が顧客を軽蔑的に呼んでいた証拠を示すものがないかくまなく探しています。今回のことで、金融業界で働く人や機関投資家は大きなためらいを感じるでしょうと、マット・タイビは言います。彼らは、「もしこれがゴールドマン・サックスの私に対する態度なら、なにを好んでこの会社と取引するんだ」と考えるでしょう。「ゴールドマン・サックスが自分たちにどれだけ儲けさせてくれるかではなく、自分たちからどれだけぼったくるだろう」と考えはじめる。タイビによれば、ゴールドマンサックスが偉大な金融機関だった「黄金時代」があったかのように思うのは甘すぎるのです。

    dailynews date: 
    2012/3/22(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 「腐りすぎてつぶれない」 バンク・オブ・アメリカ銀行の成功の秘訣は公金救済と詐欺

    "Bank of America:Too Crooked to Fail "(バンク・オブ・アメリカ  腐りすぎてつぶれない)という新しい記事の中で、ローリング・ストーン誌の記者マット・タイビは、バンク・オブ・アメリカ銀行がのし上がってきた驚くべき歴史を記述しました。この金融機関は「投資家や保険会社から住宅所有者や失業者まで、すべての人から」金を騙し取ったとタイビは言います。彼はいかにブッシュ、オバマ両政権が繰り返し同行に助け舟を出してきたかを述べています。バンク・オブ・アメリカ銀行は2008年に450億ドルの公的資金による救済金を受け取りました。それに加えて「隠れた救済資金」とでもいうようなものを何十億も受けとっています。おかげで今やバンク・オブ・アメリカ銀行は、米国の銀行預金総額の12パーセント、住宅ローンの17パーセントを保有しています。タイビはまた、バンク・オブ・アメリカ銀行や他の会社がどんなに詐欺的なやり方で年金資金を食い荒らしたかを語ります。「たいていの人はサブプライムローン危機を、実体の無い抽象的なもののように捕らえています──銀行が銀行を食いものにした、というような感じでね。でも、本当はそうじゃない。銀行が老婦人や定年退職者から金を盗んでいるのです」とタイビは言います。

    dailynews date: 
    2012/3/22(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 米国家安全保障局の内部告発者 オバマ政権による先例のない弾圧と訴追を語る

    国家安全保障局(NSA)の内部告発者、トーマス・ドレイクに話を聞きます。彼はNSAの浪費や不適切な管理、憲法違反の恐れのある活動に関して告発した後、当局の弾圧の標的となり訴追されましたが、彼に対する訴追は後に失敗しました。ドレイクはボルチモア・サン紙がNSA の「トレイルブレイザー(Trailblazer)」と呼ばれる予算12億ドルのプログラムを報じた際の情報提供者の1人でした。このプログラムは電子通信情報を精査して国家の安全保障を脅かすものがないかさぐるというものです。「あの9.11が私の仕事の初日でした。9.11から間もなくして、私はパンドラの箱を開けたようにかなりの規模の政府の不法と不正を目の当たりにすることになりました」とドレイクは言います。彼は「トレイルブレイザー」は、競合プログラムである「シン・スレッド(Thin Thread)」と比べて非効率的であり、さらにアメリカ人のプライバシーの権利を侵害していると主張しました。その結果、ドレイクは「スパイ防止法」違反容疑で訴追され、禁固35年の罪に問われました。しかし実際の起訴状にはスパイ行為の具体的な指摘はなく、機密文書を自宅地下室に保管していたというものでした。しかもそれが機密文書だったことも知らなかった、と彼は言っています。

    dailynews date: 
    2012/3/21(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ユタ州にある米国家安全保障局の最大で最も包括的な国内極秘スパイセンターの内幕

    ワイヤード・マガジンが、最新の暴露記事で国家安全保障局(NSA)がユタ州ブラフデイルの田舎に秘密裏に建設中の米国最大のスパイセンターの詳細をスッパ抜いています。これは「ステラ・ウィンド(恒星風)」という暗号名を持つNSAの極秘監視プログラムの一環です。調査報道記者ジェイムズ・バムフォードによれば、NSA は全米各地に盗聴ポストを設け、国内外で発信される何億とも知れないEメールや電話会話の内容を収集しふるいにかけてきたと言うことです。このユタ州のスパイセンターは同局が集めたすべての種類の通信情報を保管できる、ほぼ底なしのデータベース容量を持ちます。その情報には私的なEメールや携帯電話の会話、グーグルの検索履歴や駐車券、旅行の日程、書店での購買記録やその他ポケットのゴミくずになるようなものなど、すべての種類の個人的な情報の足跡が蓄積されます。NSA長官のキース・アレクサンダー大将は昨日、米国市民の電話やEメールが盗聴されているということはないと否定しましたが、これに対しバムフォードは「NSAは今までも一貫してやっていることを否定してきましたが、実はやっていたということが、いつもバレてしまうのです」と言います。

    dailynews date: 
    2012/3/21(Wed)
    記事番号: 
    1
  • トレイボン・マーティンの射殺後 銃規制擁護者らがフロリダの「先に撃て」法を批判

    「銃暴力を防ぐブレディ・キャンペーン(Brady Campaign to Prevent Gun Violence)」のキャロライン・ブルーワーに、トレイボン・マーティンの殺害が、批評家らからは「先に撃て(shoot first)」法とも呼ばれ、論議を巻き起こしているフロリダ州の「スタンド・ユア・グラウンド(正当防衛)」法の再検討をいかにもたらしたかについて話を聞きます。全米ライフル協会(NRA)によって支持されている同法は、他人を殺害することを正当防衛だと主張する市民の権利を拡大しています。20州以上が同様の法令を定めています。ブルーワーは、同法は、暴行、窃盗、幼児虐待で有罪を認めた多くの犯罪者を含む犯罪歴のあるフロリダ州住人が銃を携帯する許可証を得ることを可能にしたと言います。「それでなくとも危険な人々、暴力的な人々のことを言っているのです。それが、同法が可決されてから間もないうちに、フロリダでは何百人というそういう人たちが、ほかの誰かを殺してもいいというライセンスを持つことになりました。」と、ブルーワーは言います。「そして、彼らは殺された側に対して自衛を主張できるわけです。」

    dailynews date: 
    2012/3/20(Tue)
    記事番号: 
    4
  • 「現代のリンチ」:近隣自警者によるトレイボン・マーティン殺害をめぐる抗議が拡大

    フロリダ州の何の武器ももたない十代の少年トレイボン・マーティンの射殺の詳細が明らかになり、殺人者がまだ逮捕されていない中、コミュニティ指導者らは、同事件への正義を求める声にさらに大きな拍車を掛けようと尽力してきました。フロリダ州A&M大学法科大学院の黒人法学生協会の代表で、トレイボン・マーティンの死亡に対する連邦捜査を求める抗議行動を3月19日に組織し、地方検事らとの会議に参加したシェルトン・マーシャルから話を聞きます。「アフリカ系米国人男性の一人として、この件について立ち上がることが自分の義務であるように感じました」とマーシャルは言います。「私は、自分自身を擁護することができない人たちを代弁・擁護することができるという恵まれた立場にあります。」タイタスビルにあるセント・ジェームスAME教会の牧師で、ノース・ブレバードの全米黒人地位向上協会(NAACP)の元代表のグレン・デームス師からも話を聞きます。「我々が今しようとしていることは、要するに墓場からの彼の声が確実に伝わるようにすることだと思います」とデームスは言います。「ですから、私たちは今では墓場からのトレイボン・マーティンの声になり、それを州全域、国全域、そして世界に広げているのです。」

    dailynews date: 
    2012/3/20(Tue)
    記事番号: 
    3
  • フロリダ立法黒人協議会:トレイボン・マーティン死亡事件に対処した警察に対する本格的な連邦捜査を要請

    フロリダ州の民主党州議員で、フロリダ州のいわゆる「スタンド・ユア・グラウンド(正当防衛)」法の可決に反対したミア・ジョーンズに話を聞きます。関係当局は同法が、自分の行為を正当防衛だと主張するジョージ・ジマーマンを逮捕することを妨げていると言います。ジョーンズはフロリダ立法黒人集会(Florida Legislative Black Caucus)の議長で、エリック・ホルダー司法長官とフロリダ州のリック・スコット知事に、2月に起こった非武装の17歳の少年マーティンの銃殺に対する公正な捜査を求める手紙を送りました。彼女は、同集会の24人のメンバーは銃規正法の再検討に取り組むと述べています。

    dailynews date: 
    2012/3/20(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 黒人は歩くだけでも犯罪:フロリダ警察がなんの武器も持たない十代トレイボン・マーティンの銃撃者の逮捕を求める声に抵抗

    米司法省と米連邦捜査局(FBI)は、なんの武器も持たない17歳の少年トレイボン・マーティン殺害と、殺害者を無罪放免にしたその後の警察捜査に関し、犯罪捜査を行うと発表しました。マイケル・クロップ高等学校のアフリカ系米国人学生であるマーティンは2月26日、フロリダ州サンフォードのゲーテッド・コミュニティ(富裕層が暮らす塀で囲まれた住宅街)に父親を訪ね、キャンディとアイスティーを買いに近くのコンビニエンスストアに出かけました。マーティンは家へ戻るところを、近所を巡回していたジョージ・ジマーマンに目をつけられ、銃撃されたのです。ジマーマンは、マーティンに後ろから攻撃されたと警察に話しています。しかし、ジマーマンは警察にかけた911番の緊急用電話のテープの中で、通信指令員に自分はマーティンをつけているところだと自ら、伝えています。マイアミ・ヘラルド紙は、ジマーマンが近所を巡回することに自負を感じ、2011年1月以来46回警察に電話をし、不審な行動やその他の出来事を報告していたと報じています。911番の電話の抜粋を放送し、トレイボン・マーティンの家族の代理人であるパークス&クランプ法律事務所の公民権部門長である弁護士ジャスミン・ランドから話を聞きます。「ジマーマンを逮捕すべき証拠はそろっています。

    dailynews date: 
    2012/3/20(Tue)
    記事番号: 
    1
  • アイナ・メイ・ガスキン:米国内の妊産婦死亡率上昇、助産、自宅出産について語る

    女性の避妊について議論が続いている中、安全で手ごろな値段で出来る快適な出産の選択肢を女性が利用することについて考えていきます。草分け的な助産婦アイナ・メイ・ガスキンはテネシー州のファームミッドワイフリーセンター創設者でセンター長です。昨年、「母子の身体的・精神的健康に最良な、安全で女性を中心に置いた出産方法を、生涯をかけて教え、提唱している」ことを評価され、ライト・ライブリフッド賞を受賞しました。彼女はまた、「アイナ・メイの自然出産ガイド」の著者であり、最新の著作は「Birth Matters, a Midwife’s Manifesta(出産問題:ある助産婦のマニフェスタ)」です。「現代では保険はとてつもない権力を持っています。70年前にはなかった権力です。現在の医師が骨盤位分娩を学ばない理由はここにあります。米国に助産婦がとても少ないことの主な理由の1つでもあります。助産婦は、保障があるかどうかという観点では、基本的に、社会の最下層にいます」とガスキンは話します。ガスキンはまた、米国内の高い妊産婦死亡率についての注意喚起を目的とする「セーフマザーフッドキルトプロジェクト 」の創設者でもあります。

    dailynews date: 
    2012/3/19(Mon)
    記事番号: 
    3

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