デイリーニュース

  • マイケル・クレア ガソリン価格を下げるという共和党の候補者たちの約束は先細りする世界の原油供給量と矛盾する

    高騰する燃料価格を見てみましょう。2012年の大統領選挙で共和党候補たちが問題にしている主要課題の1つです。今年になってから、レギュラーガソリンの1ガロン当たりの平均価格は16%も急騰して3.80ドル以上になっています。今週初め、オバマ大統領は共和党の対抗馬たちの何人かに対し、この高騰の原因の1つは彼らが対イラン戦争を吹聴するせいだと非難しました。一方、その共和党候補たちはこの価格高騰が、オバマ大統領がキーストーンXLタールサンド油のパイプライン建設を退けたことと、彼の国内原油掘削拡大についての政治姿勢のせいだとして非難しています。本日のゲストであるマイケル・クレアはそもそも原油価格はこれからも長期にわたり高止まりのままだろうといいます。なぜなら現在残るこの地球上の石油の大半はすでにもう簡単には採掘できないところにあるからです。クレアの最新著作のタイトルはThe Race for What’s Left: The Global Scramble for the World’s Last Resources(『残り物をめぐる競争: 世界の最後の資源への世界的狂騒』)です。

    dailynews date: 
    2012/3/14(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 「ブレイン・ウォーズ: 軍がどうやって負傷兵を見捨てたか」の共同執筆者 プロプブリカのホアキン・サピエンに聞く

    米軍の公式統計ではイラク・アフガニスタン戦争が始まって以来、11万5000人以上の米兵たちが脳神経に軽度の負傷をしています。この問題に関して非営利のオンラインメディア、プロプブリカで連載記事を書いたホアキン・サピエンに話を聞きます。「私の記事の焦点は、戦線に配備中の兵士たちが脳神経への負傷に苦しんでいるかどうかを、軍がどのように判断しているのかという点でした」とサピエンは言います。「そこでわかったのは、兵士たちの認知機能の基準値を把握するために全兵士に施されるコンピューター式のテストに、重大な欠陥があるということでした」

    dailynews date: 
    2012/3/14(Wed)
    記事番号: 
    3
  • アフガン大量殺人の裏側 容疑者の兵士はイラクへの複数回の派遣で脳に負傷

    アフガニスタンで16人の村人を殺害したとされる兵士が、それ以前にイラクで脳に重傷を負ったにもかかわらず、どうしてまた戦場に送り戻されたのか、米国の議員たちは国防総省に説明を求めています。戦場の兵士たちが必要な精神科の治療を受けているのかどうか、ケビン・ベイカーとともに検証してみます。ベイカーはイラク戦争の帰還兵で今回の大量殺人の容疑者と同じルイス・マコード合同基地でPTSD(心的外傷後ストレス障害)になりました。「これは、まれな事件ではないし、フォート・ルイスだけに起こっている問題でもない。軍全体の疫病なのです」とベイカーは言います。「軍は実際に勤務している兵士たちを助ける能力がありません。兵士たちの多くは労働者階級の出身で家族を離れて軍に入隊した若い男女であり、命を危険に晒しているのです。そして家に帰ると、彼らにふさわしい扱いを受けない」。今日はプロプブリカのホアキン・サピエンにも話を聞きます。彼は連載調査報道記事 ”Brain Wars: How the Military Is Failing Its Wounded”(ブレイン・ウォーズ: 軍がどうやって負傷兵を見捨てたか)の共同執筆者です。

    dailynews date: 
    2012/3/14(Wed)
    記事番号: 
    2
  • アフガンの大量殺人 犠牲者家族はNATO攻撃で家を失い、安全を求めて米軍基地近くに転居していた

    アフガンの大量殺人に関してオバマ大統領は万全の捜査に「労を惜しまない」と誓いました。カブールにいるニューヨーク・タイムズのグレアム・バウリーに最新状況を聞きます。13日、アフガニスタン東部の学生たち数百人が米国への抗議のデモを行い、多くは米軍のアフガニスタン占領に終止符をと訴えました。バウリーはこのアフガン大量殺人の遺族たちに関する記事を書いています。アブドゥル・サマドは妻と4人の娘、4人の息子、さらに親戚2人を失いました。「ここは戦争によって破壊された地区でとても貧しいのです」とバウリーは言います。「2009年の侵攻のときに連合軍はこの地区一帯を掃討し、多くの村を破壊しました。……(追い出された村人たちは)帰還を望まなかったのですが、アフガン政府の強い要請で引き戻されてきたのです。……アブドゥル・サマドやその他の人々もこの町に戻ってきました。そこは米兵が駐留するキャンプからわずか1マイルあまりの場所にありました。だからここは安全だと思ったと彼は言います」。マクラッチー紙の国防総省主任特派員のナンシー・ユーセフにも話を聞きましょう。彼女は今回の大量殺人は、2005年にイラクのハディサの町で起きた米国による民間人24人殺人事件に相当すると話しています。

    dailynews date: 
    2012/3/14(Wed)
    記事番号: 
    1
  • JPモルガンとの取引スキームで破産したアラバマ州ジェファーソン郡バーミングハム 誰がバーミングハムでの予備選を運営するのか?

    ミシシッピー州とアラバマ州が共和党予備選を行う中、経済状態が非常に厳しく3月13日の選挙を運営するのに十分なスタッフを雇うことができないアラバマ州のジェファーソン郡からレポートします。アラバマ州最大の都市バーミングハムを含むジェファーソン郡は、共和党の主な候補者たちが推奨する企業よりの政策の最悪の結果を象徴していると言われています。2011年11月、同郡は、約40億ドルの債務の借り換えに失敗した後、破産法の適用を申請しました。この額は地方自治体の破産としては米国史上最大の額です。ジェファーソン郡は、損傷した下水道システムを再建する費用の資金を調達するため、金融業界の投資家らとの複雑な取引を終結した後に、大幅な赤字を出していました。同郡は、金融大手のJPモルガン社と、金利スワップを通じた借り換えをすることで合意していましたが、後に最初は2億5000万ドルだったプロジェクトに対する借金が膨れ上がったことを受けて、同社を訴えました。2012年3月、破産裁判所の判事はJPモルガン・チェース銀行とバンク・オブ・アメリカを含む債権者の嘆願を退けて、同郡の破産法適用申請を続ける決定をしました。ザ・バーミングハム・ニュース紙でジェファーソン郡について報道しているシニア・レポーターのバーネット・ライトに、バーミングハムから詳細を聞きます。

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    2012/3/13(Tue)
    記事番号: 
    5
  • アリ・バーマン 「共和党の投票に対する闘い」は勝敗を握る州を標的に投票者ID法と登録法を推進

    米国司法省の公民権部門は、投票者に写真付きIDの提示を求めるというテキサス州の新法が、ラテン系投票者らへの人種差別になると判定し、3月13日にその執行を阻止しました。 これは同省が2011年にサウスカロライナ州で投票者ID法の執行を阻止したことに続くものです。サウスカロライナ州でのID法は、司法省が約20年来初めて却下した当該法律でした。米国の投票権問題について幅広く取材しているネイション誌の寄稿作家アリ・バーマンから話を聞きます。彼は、最近ペーパーバックになったHerding Donkeys: The Fight to Rebuild the Democratic Party and Reshape American Politics(『ロバの群れをまとめる:民主党再建とアメリカ政治作り直しのための戦い』)の著者です。

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    2012/3/13(Tue)
    記事番号: 
    4
  • NAACP 先駆的な黒人教授デリック・ベルをオバマが称賛し抱擁したことへのフォックス・ニュースの攻撃を非難

    全米黒人地位向上協会(NAACP)代表のベンジャミン・ジェラスが、ハーバード大学の法科大学院でアフリカ系米国人で初めて終身在職権を与えられた教授で、昨年死去した故デリック・ベルへのフォックス・ニュースによる最近の攻撃に応えてくれます。フォックス・ニュースの司会者ショーン・ハニティは、ハーバード大学がマイノリティーの教授陣を雇わなかったことに対する抗議行動中に、当時学生だったバラク・オバマがベルを抱擁しているビデオを放送し、元副大統領候補のサラ・ペイリンがその番組でベルは「過激で人種差別的な教授だと思う」とコメントしました。「はっきりいって、ショーン・ハニティは生前のデリック・ベルと直接話すことを恐れていたのだと思います。なぜならこのビデオは何年も前から公表されていたものだからです」とジェラスは言います。「もしハニティがベルと話していたら、ベルが深い思いやりと膨大な知識と大きな愛国心を持った人物であることがわかったでしょう」

    dailynews date: 
    2012/3/13(Tue)
    記事番号: 
    3
  • NAACP代表ベンジャミン・ジェラス ジュネーブで国連に米国の投票権保護への支援を求める

    2011年以降、米国の15州で、貧困層や学生、有色人種の投票を抑圧するものだと批評されている新たな投票法が可決されました。これが3月13日にジュネーブの国連人権理事会(UNHRC)で、全米黒人地位向上協会(NAACP)の代表ベンジャミン・ジェラスが行う主要演説のテーマです。NAACPは、国連の専門家集団が、投票者身元確認法の影響を観察し、同日登録、不在者投票、日曜投票に関する新たな制限や有権者登録活動をすることを困難にさせている制限を監視することを求めています。今回の国連への働きかけは、同協会が1940年代と1950年代に、公民権運動とリンチに反対する闘いについて国際社会の支持を求めた時と比較されています。今回の国連訪問の数日前、NAACPは1965年のアラバマ州セルマでの歴史的な公民権デモ行進の道をたどり直す数千の人々の行進に参加しました。 これは1965年3月7日に起こった「血の日曜日」として知られる事件で、警察は公民権を求めて行進しようとしていたデモ隊をセルマのエドマンド・ペタス橋で攻撃しました。この弾圧をめぐる激しい憤りが、1965年の投票権法の可決につながりました。

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    2012/3/13(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 停戦合意 ガザ地区で26人のパレスチナ人がイスラエル軍空爆で死亡後

    4日間にわたる境界線をはさむ戦闘の後、イスラエル軍とガザ地区のパレスチナ勢力が停戦合意に達したと報じられています。ネット上の発信サイト、エレクトロニック・インティファーダ(The Electronic Intifada)の共同設立者であるアリ・アブニマーに話を聞きます。エジプト当局者は3月13日朝、両陣営が攻撃を止め、「相互に包括的な平穏を」取り戻すことを誓約したと述べました。イスラエル軍による最近のガザ攻撃で、少なくとも26人のパレスチナ人が死亡し、少なくとも80人のパレスチナ人が負傷しましたが、そのほとんどは一般市民でした。境界線付近の複数の町では、少なくとも4人のイスラエル人が、ガザ地区のパレスチナ人戦闘員が発射したロケット弾によって負傷しました。

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    2012/3/13(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 原子力技術者アーニー・ガンダーセン:福島原発メルトダウンで100万人がん発症の可能性も

    オバマ政権は原発推進の姿勢に戻りつつありますが、福島第1原発事故から教訓を学んだのでしょうか。元原子力企業幹部のアーニー・ガンダーセンに福島第1原発事故の副次的影響、福島第1原発や米国内で稼動している多くの原発で使われているGE製Mark1原子炉の設計上の欠陥、核エネルギーの経済、地元バーモント州での原発をめぐる戦いについて話を聞きます。ガンダーセンは原子力企業の元上級副社長で、米国各地の原発70施設のプロジェクトをまとめた経験の持ち主です。現在は、フェアウィンズ・アソシエイツのチーフエンジニアで、グリーンピースの新しい報告書”Lessons from Fukushima”(フクシマからの教訓)の共同執筆も行いました。

    dailynews date: 
    2012/3/12(Mon)
    記事番号: 
    4

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