高騰する燃料価格を見てみましょう。2012年の大統領選挙で共和党候補たちが問題にしている主要課題の1つです。今年になってから、レギュラーガソリンの1ガロン当たりの平均価格は16%も急騰して3.80ドル以上になっています。今週初め、オバマ大統領は共和党の対抗馬たちの何人かに対し、この高騰の原因の1つは彼らが対イラン戦争を吹聴するせいだと非難しました。一方、その共和党候補たちはこの価格高騰が、オバマ大統領がキーストーンXLタールサンド油のパイプライン建設を退けたことと、彼の国内原油掘削拡大についての政治姿勢のせいだとして非難しています。本日のゲストであるマイケル・クレアはそもそも原油価格はこれからも長期にわたり高止まりのままだろうといいます。なぜなら現在残るこの地球上の石油の大半はすでにもう簡単には採掘できないところにあるからです。クレアの最新著作のタイトルはThe Race for What’s Left: The Global Scramble for the World’s Last Resources(『残り物をめぐる競争: 世界の最後の資源への世界的狂騒』)です。