デイリーニュース

  • ナイジェリアのジャーナリストで活動家のオモイェレ・ソウォレ、平和的な抗議行動を呼びかけたため、勾留続く

    ジャーナリストで民主主義を求める活動家のオモイェレ・ソウォレは、政府に対する平和的な全国的抗議を呼びかけたために、刑務所に収監されており、拘束2か月目に入ります。ソウォレは自分の運動を「レボルーション・ナウ(Revolution Now)」と呼び、活動家を動員して8月5日に各地の街頭で抗議デモを行おうとしました。しかし、その一連の抗議行動が始まる2日前にソウォレは政権によって逮捕され、政府転覆を企てたとして告発されました。人権団体がソウォレの即時釈放を求め続けるなか、彼は現在1カ月以上投獄されています。彼の妻オピイェミ・ソウォレとオモイェレ・ソウォレの弁護団の一人であるナニ・ヤンセン・レベントローに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/9/4(Wed)
    記事番号: 
    3
  • ジャーナリストで活動家のブランドン・リーが、フィリピンで「国家の敵」と呼ばれ、銃撃される

    米国のジャーナリストで、先住民族および環境権利活動家のブランドン・リーは、8月初旬にフィリピン北部の自宅の外で複数回銃撃された後、4週間以上たったいまも重体です。リーは、8月6日に少なくとも4回背中と顔を撃たれました。彼の家族と支援者は、フィリピン政府がリーの暗殺を企てたと述べています。ブランドン・リーはサンフランシスコで生まれ育った中国系アメリカ人ですが、ここ10年はフィリピンで妻と若い娘と暮らしています。彼は週刊新聞「ノーザン・ディスパッチ」(Northern Dispatch)の通信員であり、地元の農民、先住民族の権利および環境団体の活動家です。「ノーザン・ディスパッチ」の編集者が「記者を保護するための委員会(the Committee to Protect Journalists)」に語った話によると、リーはその活動のために2015年以来、標的にされ、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領の政府からの絶え間ない監視に直面してきました。先週フィリピンに赴きリーへの襲撃を調査した事実調査団のリーダーで、サンフランシスコ監視委員会委員であるマット・ヘイニーと、ブランドン・リーの友人でフィリピン人の女性活動家であるラケル・レドンディエスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/9/4(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 「気候の緊急事態」:危機にある地球の最前線 ハリケーン「ドリアン」によって荒廃したバハマ

    カテゴリー5[ハリケーンの指標で最大級]のハリケーン「ドリアン」で壊滅的な被害を被ったバハマ諸島のハリケーン襲撃直後の映像です。ハリケーンはカテゴリー2に威力が落ちましたが、フロリダ、ジョージア、およびカロライナ各州の住民は現在、警戒態勢にあります。バハマでの死者は公式には7人とされていますが、犠牲者数は増加するおそれがあります。アバコ島とグランドバハマ島では、家屋13,000戸が崩壊、あるいは大規模な被害を受けています。広範な洪水により、救助活動が妨げられています。グランドバハマ国際空港を含め、被災地の70~80%が浸水下にあるとの報告もあります。バハマ赤十字はじめ救援グループは、生存者のw救援に奮闘しています。グランドバハマのフリーポートから、ケンタッキー州立大学アトウッド「人種、教育、および民主主義的理想」研究所の教授であるクリスタル・デグレゴリーと、グランドバハマのフリーポートに拠点を置く「コーラル・ヴィータ(Coral Vita)」の創設者でサンゴ礁担当最高役員のサム・タイシャーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/9/4(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 香港の「民主主義の父」マーティン・リーがデモ参加者たちの要求を聞き入れるよう政府に要請

    政治的自由の拡大と、問題視されている中国への身柄引渡し条例の撤回を求める、香港での大規模抗議行動が8月最終週末も続き、これで13週目を迎えました。数千人の学生たちが9月2日と3日、新学期の授業をボイコットしました。抗議者たちは9月1日、もう一度空港に集結し、香港空港を再び封鎖すべく道路にバリケードを築きました。警察は8月31日、混沌とした夜間街頭デモの間に催涙ガスと放水銃を発砲しました。マスクを付けた一部の抗議者たちが警察に火炎ビンを投げる姿も見られました。キャリー・ラムは9月3日朝、辞任を申した出たことはないと否定しました。香港民主党創設者のマーティン・リー(李柱銘)に、香港から話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/9/3(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 気候変動によって勢いを増したハリケーン「ドリアン」 「前代未聞の災害」でバハマを破壊

    ハリケーン「ドリアン」はバハマで引き続き大被害をもらしています。グランドバハマ島とアバコ島では8月最終週末、大嵐と洪水で5人が死亡し、多くの人が身動きが取れなくなりました。このカテゴリー3の嵐は、最大風速毎時180マイルで9月2日終日バハマ諸島を打ちのめし、9月3日も同地に留まっています。ハリケーン「ドリアン」は、大西洋を襲った史上最大の嵐の1つで、破壊的な威力のままフロリダ州に向かい、その後ジョージア州とサウスカロライナ州の沿岸に進むと見られています。「ドリアン」はバハマに9月1日、カテゴリー5の嵐として上陸しました。2人のゲスト、バハマ人の詩人で学者、エッセイストのクリスチャン・キャンベルと、アメリカ領バージン諸島セントトーマス島出身の受賞歴のある詩人で小説家のティファニー・ヤニークから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/9/3(Tue)
    記事番号: 
    2
  • オデッサの大量殺人で7人が死亡22人が負傷した翌日 テキサス州が銃規制緩和を実施

    銃を持った男が8月31日、7人を殺害し、1歳5ヶ月の女児を含む22人を負傷させました。警察は発砲犯を36歳のセス・エイターと特定しました。エイターは銃乱射事件を起こす数時間前に、トラック運送会社をクビになったばかりでした。死者の出たこの一連の事件は、テキサス州ミッドランドの警官がウィンカーを出し忘れたエイターの車に停止を命じたことから始まりました。警察によれば、エイターは半自動小銃AR15を発砲したのち、猛スピードで走り去ったといいます。彼はその後、住人やドライバーに向けて無差別に発砲し始めました。この銃乱射は、20マイル離れたオデッサの映画館の外でエイターが警察に射殺されたことで終わりました。一方、テキサス州で9月1日、銃規制を緩和する8つの新法が施行され、テキサス州の教会や学校、集合住宅ビルで銃を携帯することが以前より容易になりました。「テキサス・ガン・センス」(Texas Gun Sense)の取締役会長で広報担当のエド・スクラッグスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/9/3(Tue)
    記事番号: 
    1
  • アメリカ・メキシコ国境における死と抵抗 デモクラシー・ナウ 特別番組

    米・メキシコ国境地帯のソノラ砂漠で働く人道活動家スコット・ウォーレンに同行します。ウォーレンと行動を共にするのは、危険な砂漠を北上する移民のために砂漠に水と食料を置く活動をしている「ノー・モア・デス(No More Deaths)」のボランティアたちです。ウォーレンは現在、ソノラ砂漠での人道活動を理由に最大10年の禁錮刑に直面しています。ソノラ砂漠では2001年以降、3,000以上の遺体と骨が発見されていますが、そのほとんどが移民のものでした。ツーソンで活動する芸術家でプロジェクト「夢が潰えるところ」(Where Dreams Die)の設立者アルバロ・エンシソからも話をききます。危険なソノラ砂漠を横断し、移民が死んだ場所に十字架を設置する活動を続けています。これまでに製作した十字架は900を超えます。

    dailynews date: 
    2019/9/2(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 国境警備隊は2003年以来少なくとも97人を殺してきた 被害者家族の声を聞こう

    アメリカ国境警備隊は2003年以来97人を殺害しており、その中にはメキシコ領土内で殺された少なくとも6人のメキシコ人も含まれています。デモクラシー・ナウは今月初め、こうした殺人の一つを取材するためアリゾナの国境地帯に出かけました。2012年に国境警備隊員によって銃で殺されたホセ・アントニオ・エレナ・ロドリゲスの死についての取材です。私たちは「国境警備隊犠牲者ネットワーク」(Border Patrol Victims Network)のリチャード・ボレンとアリゾナ州ノガレスの殺人現場で会いました。ロニー・スワーツが国境の壁越しにホセ・アントニオを撃ち、死に至らしめた正にその現場です。ここでリチャード・ボレンはホセ・アントニオなど犠牲者の顔を描いた横断幕を掲げ、彼らの事件について語りました。

    dailynews date: 
    2019/8/30(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 遺族は提訴できるか? 国境警備隊に殺された10代のメキシコ人の家族が米国連邦最高裁の決定を待つ

    米国最高裁はこの秋、2010年に米国の国境警備隊によって殺された15歳のメキシコ人少年セルジオ・ヘルナンデス・ゲレカの両親が、この国境警備隊員を米国の連邦裁判所に提訴することができるかどうかについて決定を下します。国境警備隊員ジーザス・メサ・ジュニアはエルパソ=フアレス国境で国境の向こう側に発砲し、ヘルナンデス・ゲレカの頭部を撃ってから10年近くが経ちました。この裁判の中心問題は、メキシコ人がメキシコ領内でアメリカ国境警備隊員に殺された場合、合衆国憲法による保護は適用されるのか、被害者の家族は民事訴訟を起こすことができるのか、という点にあります。もし連邦最高裁がヘルナンデス・ゲレカの家族の主張を認めれば、他の国境越しの殺人事件にも影響を与えることになるでしょう。その中には、2012年に米国の国境警備隊員ロニー・スワーツによって国境をまたいだメキシコ側で射殺された16歳のホセ・アントニオ・エレナ・ロドリゲスの事件も含まれます。アメリカ自由人権協会の「移民の権利プロジェクト」の副主任リー・ゲラーントから詳しく聞きます。彼は、ホセ・アントニオ・エレナ・ロドリゲスの家族による民事訴訟の弁護人をつとめています。

    dailynews date: 
    2019/8/30(Fri)
    記事番号: 
    3
  • ホセ・アントニオの死に裁きを:米国の国境警備隊に殺された10代のメキシコ人少年の家族が責任追及を要求

    7年近く前、16歳のホセ・アントニオ・エレナ・ロドリゲスが、メキシコのノガレスでアメリカ国境警備隊のロニー・スワーツによって殺されました。スワーツが発砲したのは国境のアメリカ側からです。少年は武器を持っておらず、自宅からわずか数ブロックしか離れていない歩道で、うつ伏せに倒れて死亡しました。国境警備隊は長年にわたり、殺傷兵器の不適切あるいは不必要な使用についての告発にまみれていますが、その中には、メキシコ領内の少なくとも6人の人物を国境のこちら側から殺した事件が含まれています。ほとんどの事件は捜査されておらず、国境警備隊が暴力行使のかどで訴追されることもめったにありません。司法手続きは5年近く遅れましたが、ホセ・アントニオの母アラセリ・ロドリゲスと祖母タイデ・エレナは2017年、スワーツを第2級殺人で裁判の場に引き出しました。しかしツーソン市の陪審は彼を無罪放免し、殺人罪については審議不能でした。私たちデモクラシー・ナウは、国境地帯へ赴いた際に、ホセ・アントニオが銃で殺された現場で彼の母、祖母を含め家族から話を聞きました。「彼は殺されましたが法の裁きはありません。彼は殺されましたが世の中は変わりません。彼は殺されましたが、国境警備隊員ロニー・スワーツはずっと自由です」。

    dailynews date: 
    2019/8/30(Fri)
    記事番号: 
    2

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