デイリーニュース

  • バーバラ・ランスビー博士:私たちはアニタ・ヒルへの中傷の教訓をカバノー公聴会で生かせるか

    ブレット・カバノーの最高裁判事指名をめぐり、クリスティン・ブラジー・フォード博士が27日に証言するというニュースを聞いた多くの人々が、1991年のアニタ・ヒルの公聴会での過ちを繰り返してはならないと上院議員に呼びかけています。アニタ・ヒルは1991年、当時の最高裁判事候補クラレンス・トーマスから職場で受けたセクハラについて、全員が白人男性の上院司法委員会で質問を受けました。証言から数週間後には、1600人近くの黒人フェミニストが「自らを守るアフリカ系アメリカ人女性」(African American Women in Defense of Ourselves)を組織、署名入りのマニフェストがニューヨーク・タイムズ紙に意見広告として掲載されました。マニフェスト立案者の一人、バーバラ・ランスビーに話を聞きます。ランスビーは歴史家で作家、活動家でもあり、イリノイ大学シカゴ校でアフリカ系アメリカ人研究、ジェンダー・女性学、歴史を教える教授です。

    dailynews date: 
    2018/9/24(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 「サバイバーの声を聴け」 カバノーのレイプ未遂の告発者ブラジー・フォードの高校の卒業生1100人がFBIの捜査を要求

    15歳の時に17歳のカバノーから受けたレイプ未遂の被害を申し立てているクリスティン・ブラジー・フォードは、27日の上院司法委員会で証言することに同意しました。ブラジー・フォードが1984年に卒業したメリーランド州の進学校ホルトン・アームズ・スクールの卒業生1100人以上がカバノーに対する告発を支持する書簡に署名し、彼女の告発に感謝の意を表しました。書簡は次のようにつづっています。「就任すれば終生最高裁判事を務めることになるブレット・カバノーの承認について上院が適切な採決を行うには、徹底した独立調査が必要です。ブラジー・フォード博士の体験は、私たちがホルトンに通っていた時に聞いた話や経験したことと一致しています。私たちの多くもサバイバーなのです」。ホルトン・アームズ・スクールの卒業生で、ブラジー・フォードを支援するための書簡のキャンペーンを組織したアレクシス・ゴールドスタインが首都ワシントンから番組に加わります。ニュースサイト「リワイア」(Rewire)の代表で編集長ジョディ・ジェイコブソンにも聞きます。

    dailynews date: 
    2018/9/24(Mon)
    記事番号: 
    2
  • カバノーに第2の性的暴行申し立て 上院補佐役はそれを知って承認を急いだか

    最高裁判事候補のブレット・カバノーを性的不品行で告発する新たな女性が現れたのを受け、ダイアン・ファインスタイン上院議員はカバノーの指名承認手続きの即時延期を呼びかけました。イェール大学でカバノーのクラスメートだったデボラ・ラミレスは、大学寮の部屋で行われたパーティーで、カバノーが下半身を露出し彼女の顔に押しつけたと非難しています。ラミレスはニューヨーカー誌に公表を前提としてこの話を告白、現在FBIの捜査を求めています。ニューヨーカー誌によると、共和党上院議員の補佐役らはラミレスの主張を先週知った後、疑惑が公になる前にカバノーの指名を早めようとしました。クリスティン・ブラジー・フォード博士は15歳のときに当時17歳のカバノーにレイプされそうになったという申し立てについて27日の上院司法委員会で証言することに同意しています。カバノーはいずれの告発についても否認しています。ニュースサイト「リワイア」(Rewire)の代表で編集長のジョディ・ジェイコブソンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/9/24(Mon)
    記事番号: 
    1
  • マイケル・ムーア「我々はヒトラーを権力の座に就かせた『良きドイツ人』のようになるのか」

    新作ドキュメンタリーFahrenheit 11/9(『華氏11/9』)のなかでマイケル・ムーアは、生存する最後のニュルンベルク裁判検事ベン・フェレンツを取材しています。フェレンツは、トランプ大統領の米国・メキシコ国境における家族分離政策や移民の子供たちの大規模収容を「人道に対する罪」だと述べています。ムーアは、ナチスドイツのヒトラーの台頭にも目を向け、アメリカ合衆国におけるトランプ台頭と比較しています。
    dailynews date: 
    2018/9/21(Fri)
    記事番号: 
    4
  • マイケル・ムーア「民主党が2016年にトランプ氏をもっと真剣に受け止めなかったのは致命的なミス」

    2016年7月、マイケル・ムーアは"Five Reasons Why Trump Will Win"(「トランプ氏が勝つ5つの理由」)という題でコラムを執筆しました。そのなかで、ムーアは「ドナルド・J・トランプ氏が11月に勝つだろう。この卑劣で、無知で、危険で、時々ピエロを演じ、常時反社会行為を繰り返す病質者が我々の次期大統領になる。『トランプ大統領』。思い切って言ってみよう。だって次の4年間そのことばを口にすることになるのだから」。ムーアはトランプが当選することになる5つの理由をあげました。①トランプが中西部に焦点をあてていること ②「怒れる白人の最後のあがき」 ③「ヒラリーが抱える問題点」 ④「意気消沈したバーニー・サンダース支持者の票のゆくえ」[訳注:予備選で敗退したサンダースの支持者が、意気消沈して大統領選でトランプや第三党候補に投票したり、投票をまったく見合わせる]、⑤そしてムーアが言うところの「ジェシー・ベンチュラ効果」すなわち体制を混乱させたいというだけの理由でトランプに投票する、の5つです。マイケル・ムーアにこの予測について、そして民主党がどうしてトランプをもっと真剣に受け止められなかったのか話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/9/21(Fri)
    記事番号: 
    3
  • トランプ大統領 1998年のトーク番組で共演のマイケル・ムーアに自分の映画は撮るなと警告

    マイケル・ムーアとの対話を続けます。1998年11月放送のロザンヌ・バーのトーク番組でのマイケル・ムーアとドナルド・トランプとのやり取りについてムーアに話を聞きます。ムーアはその9年前に『ロジャー&ミー』[訳注:生まれ故郷の自動車工場が閉鎖され失業者が増大したことを題材にし、ゼネラルモーターズの経営者ロジャー・スミス会長に突撃取材を試みたドキュメンタリー映画。その突撃ぶりが大きな話題を呼んだ]を公開していました。ムーアによると、トランプ大統領は番組で2人が同席することを知って動揺し、番組に出演しないと言い出しました。ムーアはトランプと交渉し、不動産取引や人種差別告発に関して「追及しない」と約束して、出演を降りないよう頼みました。しかし今では、トランプに「してやられた」と言います。

    dailynews date: 
    2018/9/21(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 新作『華氏11/9』でマイケル・ムーアがトランプ大統領と対決 民主主義の危機を警告

    本日公開の新作ドキュメンタリー映画Fahrenheit 11/9(『華氏11/9』)。オスカー受賞映画監督マイケル・ムーアによるこの作品は、2016年の大統領選とその後の顛末を描いた快作です。11/9とは、2016年11月9日、ドナルド・トランプが大統領選で勝利した日のことです。映画のなかで、ムーアは全米各地を巡り、トランプ主義の台頭だけでなく、全国に広がった教師のストライキ、2018予備選挙における民主党の革新派候補者たちの躍進「青い波」[訳注:ブルーは民主党のシンボル・カラー]、フロリダ州パークランドで起きた銃乱射事件後の大学生や高校生によるアクティビズムの高まり、そしてムーアの故郷ミシガン州フリントの水道水汚染危機についても記録しています。広範な出来事に目を向けるこのドキュメンタリー作品では、容赦されるものはありません。民主党の幹部、ニューヨークタイムズ紙やその他の主流メディア媒体、選挙人団、バラク・オバマ元大統領、ドナルド・トランプ大統領、そしてムーア自身もやり玉にあがります。マイケル・ムーア監督に映画について、またその他の話題に関して話を聞きます。
    dailynews date: 
    2018/9/21(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 『アメリカの刑務所』:シェーン・バウアー 奴隷制度時代から現代までの営利目的の米刑務所史を追う

    賞に輝くジャーナリスト、シェーン・バウアーの新著はAmerican Prison(『アメリカの刑務所』)というタイトルです。本著の中で、バウアーは受刑者を労働力として使った植民地時代から現在の大量投獄に至るまでの営利を目的とした米国の刑務所について深く掘り下げました。その中には、ルイジアナ州の民営の刑務所であるウィン矯正センター(Winn Correctional Center)に看守として潜入取材した経験についても書かれています。ニューヨークのスタジオでシェーン・バウアーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/9/20(Thu)
    記事番号: 
    5
  • ハリケーン・フローレンス上陸中もサウスカロライナ州の受刑者は監房に入れられたまま なぜ彼らは避難させてもらえなかったのか?

    ハリケーン・フローレンスがサウスカロライナ州を猛スピードで通過中、地域全体に避難命令が出ていたにも関わらず、受刑者の移動を拒否したことで当局者への非難が集まっています。受刑者らはその間、刑務所でハリケーン上陸に備えてサンドバッグ作りをさせられていました。「社会主義と解放党)「Party for Socialism and Liberation)のコミュニティ・オーガナイザーを務めるキンバリー・スミスに話を聞きます。スミスは、ハリケーン・フローレンスが上陸中に受刑者の避難を怠ったサウスカロライナ州に対し抗議を行っています。

    dailynews date: 
    2018/9/20(Thu)
    記事番号: 
    4
  • サウスカロライナ州:洪水の中 警官が移送していた精神病院患者の女性2人が溺死

    サウスカロライナ州では9月18日、2人の女性を精神病院へ移送中だった警察のバンが洪水に飲み込まれました。同乗していた警官2人は無事でした。ハリケーン・フローレンス上陸以来、この2人の女性、45歳のウェンディ・ニュートンと43歳のニコレット・グリーンを含む37人が犠牲になっています。犠牲となった2人はどちらも18日に強制入院措置で病院に収容されていました。それから24時間も経たない内に2人とも死亡しました。「なぜあの時点でこのようなことが起こったのか多くの疑問が残りますし、緊急事態であるのを考慮して延期などができなかったのかも不思議です」と、この事件を詳細に追ってきたAP通信サウスカロライナ担当のメグ・キンケイド記者は言います。

    dailynews date: 
    2018/9/20(Thu)
    記事番号: 
    3

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