デイリーニュース

  • イェール・ロー・スクールの学生が抗議 同校卒業生のブレット・カバノー判事に対する性的暴力疑惑への捜査を求める

    数千人のイェール大学の学生が、ブレット・カバノー判事による性的暴力を告発した同校の卒業生デボラ・ラミレスへの支持を表明して、カバノーへの抗議を行っています。ラミレスは、彼女とガバノーが大学1年生のときに寮のパーティーで、酔っ払ったカバノーが性器を彼女の顔の前に晒したと告発しました。カバノーはイェール大学および同校ロー・スクールの卒業生です。ラミレスを支持する書簡にはイェール大学の女性2800人以上が署名しました。9月24日、ラミレス支持のデモに学生260人以上が参加できるよう、イェール・ロー・スクールの教授陣は31の講義をキャンセルしました。イェール・ロー・スクールの学生でブレット・カバノーに対する抗議運動の組織を手伝ったサマンサ・ペルツに話を聞きます。イェール大学の学生は「公正で徹底した捜査が行われるまで発言をやめませんし、マスコミにもアピールを続けます」とペルツは語ります。

    dailynews date: 
    2018/9/27(Thu)
    記事番号: 
    3
  • ビル・コスビーによるレイプ・サバイバー リリー・バーナード:性的暴力を通報した女性は多くの場合 法廷で「再度レイプ」される

    最高裁判事に指名されたブレッド・カバノー判事を告発したクリスティーン・フォード博士が本日上院司法委員会で証言しますが、その前にカバノー判事と自身に対する性的暴力の告発をペテン呼ばわりしたトランプ大統領の発言について、ビル・コスビーによる性的暴行のサバイバー、リリー・バーナードの反応を聞きます。「私をレイプした男が……刑務所送りになったのと同じ週に、最高裁判事に指名された男が公聴会で性的暴力行為について質問を受けることになるとは想像もしていませんでした」とバーナードは言います。ビジュアル・アーティストのバーナードは、90年代初頭、彼女が『コスビー・ショー』にゲスト出演した際に、その準備を手伝うことを口実に、コスビーが彼女にレイプドラッグを飲ませレイプしたと告発しました。

    dailynews date: 
    2018/9/27(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 性的暴力告発を「嘘を使った印象操作」と呼ぶトランプに セクハラ被害者ジェシカ・リーズが返答

    9月27日の米上院司法委員会公聴会を前に、トランプ大統領は彼が最高裁判事に指名したブレット・カバノー判事に性的暴力を振るわれたと告発した複数の女性を批判し、民主党は「嘘を使った印象操作」を行っていると発言しました。トランプからセクハラを受けたと告発した16人の女性のひとりで、26日の会見でトランプが引き合いに出したジェシカ・リーズの反応を聞きます。リーズは、1979年に民間航空機のファースト・クラスでトランプに体をまさぐられたと明らかにしています。

    dailynews date: 
    2018/9/27(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 「画期的な判決」 被害者の勝利 性的暴行でビル・コスビーに3~10年の実刑判決

    数十年にわたる性的暴行容疑で数十人の女性たちから告発を受けていたコメディアンのビル・コスビーに、25日フィラデルフィアの裁判官が3年から10年の実刑判決を下しました。コスビーは直ちに収監され、女性たちの訴えが実を結びました。4月に陪審は、テンプル大学の女子バスケットボールチームの元活動責任者であったアンドレア・コンスタンドに対してコスビーが2004年に自宅で、薬物を投与した上で性的暴行を加えたとする強制わいせつ行為容疑3件に有罪の評決を言い渡していました。コンスタンドの他にも60人を超える女性がコズビーの過去数十年にわたる性的加害行為を告発しています。コスビーへの判決がくだされた時、その中の多数が法廷にいました。視覚芸術家で俳優でもあるリリ・バーナードもその一人でした。彼女は1990年代初めに薬を飲まされレイプされたとしてコズビーを告発しています。事件当時、彼女は、「コスビー・ショー」へのゲスト出演に備えて、コスビーから指導を受けていました。

    dailynews date: 
    2018/9/26(Wed)
    記事番号: 
    4
  • トランプ政権によるフード・スタンプやメディケイドを利用する移民たたきは 数百万人の子どもを危機にさらす

    トランプ政権は、米国でフードス・スタンプ[訳注:低所得者に向けた食料費補助制度の通称]やメディケイドなどの公的扶助制度を利用しそうだと見なされる移民たちの多くの米国入国やグリーン・カード(永住権)授与を極めて困難にする新たな規制案を提出しようとしています。22日に公にされた草案は、その苛酷さと、移民の両親をもち米国で生まれた子どもたちが被りかねない影響のため、激しい批判をあびています。全米移民法律センター(National Immigration Law Center)の責任者マリエリーナ・ヒンカピエから詳しく聞きます。

    dailynews date: 
    2018/9/26(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 「スティーブン・ミラーは移民政策の偽善者。おじである私には、よくわかる」とデイビッド・グロッサー

    ホワイトハウス上級顧問スティーブン・ミラーは、広範な批判を受けているトランプ政権の多くの移民政策の中心的考案者で、家族引き離し、ムスリム入国禁止、米国が受け入れる難民数の大幅削減などを立案してきました。現在、彼は、オバマケアや子どもの健康保険、フード・スタンプ[訳注:低所得者に向けた食料費補助制度の通称]など一連の公的扶助制度を利用したことがある移民の、米国の市民権やグリーン・カード(永住権)の取得を著しく困難にする政策を立案中です。スティーブン・ミラーの移民に敵対的な言辞や政策に、彼自身の親族からも批判の声があがっています。ステファンの叔父であるデイビッド・グロッサーは最近ポリティコ誌に、「スティーブン・ミラーは移民政策の偽善者。おじである私には、よくわかる」と題する記事を寄稿し、その中で、「もし甥の考える移民政策が1世紀前に実施されていたら、私たちの家族は地上から抹殺されていたことでしょう」と書いています。

    dailynews date: 
    2018/9/26(Wed)
    記事番号: 
    2
  • トランプ大統領の国連演説 イランやベネズエラを脅迫 自画自賛に世界が失笑

    国連総会でのトランプ大統領の自らの業績への自画自賛が、世界のリーダーたちから失笑を買いました。トランプは北朝鮮を称賛し、ドイツを攻撃しました。イランに対する「混乱と死と破壊の種をまいている」という糾弾は、イランのハッサン・ロウハニ大統領から強い反発を受けました。「驚くべきは、この総会議場にいる経験豊かな外交専門家たちがトランプに失笑を浴びせたということではなく、彼が米国内でより大きな嘲笑を受けていないということです。ケーブルテレビのニュース番組はトランプをまじめに報道しています。彼はいつでもどこでも嘲笑を受けるべきです」と、歴史家でありEngaging the Muslim World.(『ムスリムの世界に取り組んで』)の著者であるフアン・コールは語ります。

    dailynews date: 
    2018/9/26(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ナオミ・クライン:ハリケーン「マリア」から1年後 プエルトリコの災害で自然なものは何もない

    ハリケーン「マリア」と「イルマ」によってプエルトリコで数千人が死亡し、米国史上最長の停電が引き起こされてから1年が経ちました。The Battle for Paradise: Puerto Rico Takes On the Disaster Capitalists(『楽園を求める闘い:災害を利用する資本家に立ち向かうプエルトリコ』)の著者で、インターセプト誌にThere’s Nothing Natural About Puerto Rico’s Disaster(「プエルトリコの災害で自然なものは何もない」)というタイトルの最新記事を書いたナオミ・クラインに話を聞きます。トランプ大統領は9月26日、ハーバード大学の研究が死者数は最大で4600人と試算しているにも関わらず、2つの嵐によって数千人が死んだのは事実ではないとツイッターで誤った主張をして多方面からの批判を受けました。一方、トランプ大統領は9月24日、トランプ政権の「マリア」への対応について厳しく批判しているサンフアンのカルメン・ユリン・クルス市長が在職している限り、プエルトリコの州への格上げは「絶対にさせない」と表明しました。

    dailynews date: 
    2018/9/25(Tue)
    記事番号: 
    3
  • マーシー・ウイーラー「ローゼンスタインの罷免は必ずしもモラー捜査の終わりの前兆ではない」

    2016年の大統領選におけるロシアの役割について、ロバート・モラー特別検察官による捜査をめぐる緊張が高まる中、ニュースサイトの「アクシオス」(Axios)がロッド・ローゼンスタイン司法副長官が9月第3週末に口頭で辞意を表明したと報じ大騒動になりました。9月第3週末、ローゼンスタインとジョン・ケリー大統領首席補佐官がホワイトハウスで会談、ニューヨークタイムズ紙が、ローゼンスタインがホワイトハウスでトランプの発言を密かに録音することを提案したうえにトランプを不適正で弾劾する憲法修正第25条を発動するための閣僚を探していた、と報じた数時間後のことでした。トランプはローゼンスタインは引き続き在職、9月27日に2人で会談する予定だと述べました。トランプ政権がモラーの捜査を終わらせる可能性があるという懸念に応え、マーシー・ウイーラーは「モラーがポール・マナフォートの証言を、ある程度まで得られた時点で、トランプが今回の捜査を完全に妨害するには遅すぎたと思います」と、言います。ウイーラーは、国家安全保障と市民の自由について取材する独立系ジャーナリストで、ウェブサイト「エンプティウィ―ル・ドット・ネット」(EmptyWheel.net)を運営しています。

    dailynews date: 
    2018/9/25(Tue)
    記事番号: 
    2
  • #MeToo 運動の創設者タラナ・バークが語るカバノーに対する性的暴行疑惑:「私たちは被害者を信じる」

    現在2人の女性が、トランプ大統領が指名した最高裁判事候補のブレット・カバノーを性的暴行で公に告発してます。また少なくとも128人が9月24日、彼の承認への抗議行動中に連邦議会議事堂前で逮捕されました。「ハッシュタグの拡散ではなく、こんな風に扱われるのはもう終わり、また1人被害者がこんな風に扱われることには我慢ならないと自ら街頭で訴える時がわれわれに来たのです」と、Me Too運動の創始者のタラナ・バークは言います。彼女は9月24日、性暴力の被害者たちと連携して職場・教室放棄を呼びかけました。国家安全保障と市民の自由について取材する独立系ジャーナリストのマーシー・ウイーラーにも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/9/25(Tue)
    記事番号: 
    1

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