デイリーニュース

  • カバノーはロー対ウェイド判決を覆すか? カバノーの最高裁判事承認は女性の「生死にかかわる」問題

    最高裁判事候補のブレット・カバノーによる性的暴行疑惑が報道される中、ロー対ウェイド判決(人工妊娠中絶への規制を違憲とした判決)に対するカバノーの立場に注目が集まっています。ニューヨーク・タイムズ紙は、9月前半の指名承認公聴会が始まる前に複数のリーク文書を受け取っていたことを認めています。この中には、ロー対ウェイド判決が「法的な決着」であることを疑問視するカバノーのメールも含まれています。「スレート・ドット・コム」(Slate.com)上級編集者のダリア・リスウィック、「米国進歩センター行動基金」(Center for American Progress Action Fund)の上級研究員で「シンク・プログレス」(ThinkProgress)の司法担当編集者のイアン・ミルハイザーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/9/17(Mon)
    記事番号: 
    3
  • フェイスブックがカバノーへの批判記事を検閲 保守メディアの「フェイクニュース」との判断をうけて

    ニュースサイト「シンク・プログレス」(ThinkProgress)は先週、上級研究員のイアン・ミルハイザーによる“Brett Kavanaugh said he would kill Roe v. Wade last week and almost no one noticed”(「ブレット・カバノーは先週ロー対ウェイド判決を覆すと言ったがほとんど注目されず」)と題した記事を掲載しました。その後、フェイスブックのファクトチェッカーを務める保守メディア「ウィークリー・スタンダード」がこの記事を「フェイクニュース」と判断したことで、フェイスブックはこの記事を格下げの対象としました。ニュースサイト「インターセプト」(The Intercept)は、「フェイスブックの措置は、これをシェアすると通信上および経済的に不利な影響を被りますという他メディアへの脅しであり、記事に対する事実上の攻撃だ」とするベッツィー・リード編集長のコメントと共に、ミルハイザーの記事を再掲載しました。「米国進歩センター行動基金」(Center for American Progress Action Fund)の上級研究員で「シンク・プログレス」司法担当編集者のイアン・ミルハイザーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/9/17(Mon)
    記事番号: 
    2
  • カバノーの高校時代の暴行をブラジー・フォードが告発 上院はアニタ・ヒル事件の過ちを繰り返すのか

    トランプ大統領が最高裁判事に指名したブレット・カバノーの過去のレイプ未遂をクリスティン・ブラジー・フォード博士が告発したことをうけ、数日後に迫る上院司法委員会での指名承認が疑わしくなってきました。カリフォルニア州パロアルト大学のクリスティン・ブラジー・フォード教授は、高校時代、同じく高校生だったカバノーに性的暴行を加えられたと主張しています。フォードはこの話を表に出そうとは考えていませんでしたが、情報の流出を受け、考えを変えたと言います。フォードは現在、自分の経験について証言してもいいと語っています。16日掲載のワシントンポスト紙のインタビューでフォードは、1980年代前半に「まっすぐ歩けないほど酔った」カバノーとその友人に寝室に無理やり連れこまれたと語っています。同紙は、「フォードによると、友人が見張りをする中、カバノーはフォードをベッドに仰向けに押し倒し、服の上から身体を触り、自分の体を押し付け、不器用な手つきでワンピース型の水着とその上に着ていた服を脱がそうとした。フォードが悲鳴を上げようとすると、カバノーが手で口をふさいだとも言っている」と報じました。「スレート・ドット・コム」(Slate.com)の上級編集者ダリア・リスウィックに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/9/17(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 地球工学をめぐる論争:気候変動と闘うため地球に「ハック」を仕掛けるべきか?

    カリフォルニア州のジェリー・ブラウン知事の「グローバル気候行動サミット」が同州サンフランシスコ市で開催中です。気候変動対策の中でも異論の多い解決策のひとつ「地球工学」について考えます。「気候操作」とも呼ばれる地球工学は、温室効果ガス排出の影響の低減を狙う意図的な地球の改造のことです。そうした提案はすでに世界中の政府機関、科学者、企業などによって検討されています。地球工学の支持者たちは急進的な方法で地球を操作することを認めており、硫黄酸化物を含むエアロゾルを成層圏に噴射したり、大気中の二酸化炭素を除去することなどが提案されています。しかし、このような「テクノロジーによる対処」は気候変動の根本的原因の解決にはつながらず、むしろ地球を危険に晒す危険があるとの批判もあります。ETCグループの理事であり、「気候正義連盟」(Climate Justice Alliance)創設メンバーで理事のゴーパル・ダヤネニと、ハーバード大学工学・応用科学スクールの応用物理学教授でハーバード・ケネディー行政大学院の公共政策学教授のデビッド・キースの二人を招き討論会を行いました。キース教授は、大気中から二酸化炭素を捕まえる技術を開発する会社、「カーボン・エンジニアリング」の創設者です。

    dailynews date: 
    2018/9/14(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 100人以上の先住民活動家 カリフォルニア州ブラウン知事の市場原理に基づく気候変動対策を批判

    100人以上の先住民・気候正義運動の活動家たちは11日サンフランシスコで、カリフォルニア州のジェリー・ブラウン知事が主催する「気候変動と森林破壊の対策本部」(Climate and Forest Task Force)の会合に、会場の外から抗議活動を行いました。抗議者たちはブラウン知事や対策本部メンバーに手紙を届けようと試みました。デモクラシー・ナウ!は抗議活動が行われている街頭の様子を取材しました。

    dailynews date: 
    2018/9/14(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 温室効果ガスを制限する手段か 「汚染する権利」か? 排出量取引制度をめぐる論争

    抗議者たちが13日にカリフォルニア州の「グローバル気候行動サミット」(GCAS)を紛糾させた一因は、ジェリー・ブラウン知事が排出量取引制度(キャップ・アンド・トレード)を支持していることです。排出量取引制度とは、政府が排出レベルの上限を定め、それに基づき企業が排出権を売買するのを認めるという、市場主導型の戦略です。カリフォルニア州にはアメリカ合衆国内で最も大規模な排出量取引制度プログラムがあります。ブラウン知事は昨年、共和党のアーノルド・シュワルツェネッガー元知事の時代に始まった排出量取引制度の州法の延長する書面に署名しました。ブラウン知事は排出量取引制度を、州の温室効果ガス排出量を制限すると手段として評価していますが、問題に対する環境団体の意見は割れています。国家資源防衛審議会(Natural Resources Defense Council)の気候・クリーンエネルギープログラムの責任者ピーター・ミラーと、先住民気候アクション(Indigenous Climate Action)の創設者・事務局長でアサバスカ・チペワ・ファーストネーションの一員エリエル・デランジェをお招きして議論を行いました。

    dailynews date: 
    2018/9/14(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 「気候資本主義が我々のコミュニティを破壊している」抗議者がブラウン知事の気候サミットを妨害

    カリフォルニア州のジェリー・ブラウン知事が開催する「グローバル気候行動サミット(Global Climate Action Summit)が13日に始まりましたが、先住民活動家や気候正義活動家たちは正門を封鎖して抗議しました。この抗議活動のさなか、会場内にはブラウン知事と、気候アクション国連特使のマイケル・ブルームバーグ元ニューヨーク市長がいました。抗議者たちはサミット本会議でブルームバーグの演説を中断させました。デモクラシー・ナウ!は抗議活動の行われる街頭とサミット会場で取材しました

    dailynews date: 
    2018/9/14(Fri)
    記事番号: 
    1
  • ビル・マッキベンからジェリー・ブラウン知事へ:排出制限だけでは不十分 石油採掘は中止すべきだ

    今週は世界各地の知事、市長、政策者たちが「グローバル・クライメート・アクション・サミット」に集まっています。この会議はカリフォルニア州のジェリー・ブラウン知事が組織したもので、本日13日から始まります。開会の数日前ブラウン知事は、州内の電力を全て無炭素エネルギー源によって賄うことを義務付ける新法に署名しました。彼は多くの人々から環境保護運動の英雄と見なされていますが、多くの環境正義活動家からは広い範囲の批判も寄せられており、13日の会議初日に会場前で抗議が計画されています。環境保護団体350.orgの共同創設者ビル・マッキベンに話を聞きます。ネイション誌にマッキベンが寄稿した最新記事は”Jerry Brown’s Climate Legacy Is Still Being Decided”(「ジェリー・ブラウン知事の気候変動対策政策の評価はこれからだ」)というタイトルです。

    dailynews date: 
    2018/9/13(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 大手石炭会社が灰を貯蔵する素掘りの池を ハリケーンが直撃する見込み

    米国東海岸ではハリケーン・フローレンスの上陸に備えていますが、今回のハリケーンで壊滅的な廃棄物の流出が起こることが懸念されています。ハリケーンの進路には24箇所の有毒な石炭灰の貯蔵池があり、極端な大雨で溢れ出す危険性があります。「水源管理人連合」(Waterkeeper Alliance)のスタッフ弁護士ウィル・ヘンドリックと、南部環境法律センター(Southern Environmental Law Center)の上級弁護士フランク・ホルマン、そして環境保護団体350.orgの共同創設者ビル・マッキベンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/9/13(Thu)
    記事番号: 
    2
  • ノースカロライナのラグーンには普段から数十億リットルの家畜排泄物が蓄積 ハリケーンでそれが水路に飛び散る可能性

    ノースカロライナ州、サウスカロライナ州、バージニア州、そしてジョージア州では数百万人がハリケーン・フローレンスの上陸に備えています。気象学者は、米国東海岸の広範囲の地域で人命に関わるような高潮や歴史的洪水が起る可能性があると警告しています。仮に勢いが弱まったとしても、このハリケーンで数千匹の家畜が犠牲となり、汚水処理施設や豚の排泄物用ラグーン(潟)、そして養鶏場から汚水が流出する大惨事を引き起こす可能性があります。ノースカロライナ州の多くの養豚工場は通常、家畜の排せつ物を近隣の野原に散布するか、ラグーンに貯蔵する形で処理しており、このハリケーンで有毒な家畜の排泄物が近隣の水路に流れ出る可能性があります。ノースカロライナ州環境正義ネットワーク(North Carolina Environmental Justice Network)組織共同代表ニーマ・ムハマドと、「水源管理人連合」 (Waterkeeper Alliance)のスタッフ弁護士ウィル・ヘンドリックに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/9/13(Thu)
    記事番号: 
    1

Pages