警察の暴力に対する抗議行動制圧に州兵が出動したのは、過去6ヶ月の間で2度目となりました。逃亡容疑で逮捕されたあと、警察の拘束中に頸部を損傷して死亡した25歳のアフリカ系米国人フレディ・グレイの死をめぐって、4月27日の夜ボルチモアで暴動が発生しました。警察によると、車や店が放火される中、少なくとも27人が逮捕され、少なくとも15人の警官が負傷しました。ボルチモアの公立校は休校になり、1週間にわたる夜10時から翌朝5時までの夜間外出禁止令が施行されています。また、4月27日のフレディ・グレイの葬儀には数千人が参列し、その中には番組のゲスト、公民権指導者で「レインボー・PUSH連合」(Rainbow PUSH Coalition)の設立者で代表も務めるジェシー・ジャクソン師がいました。暴力は、ボルチモア西部が「貧困と苦痛の場」であり、その住民が長年にわたって警察による虐待と経済的放置によって苦しんでいるという「本当の問題から注意をそらす」とジャクソンは言います。ボルチモアの元市議会議長であるローレンス・ベルからも話を聞きます。彼は、フレディ・グレイが逮捕された貧困地域で育ち、そこから選出されました。ベルは「今回のことは今までのしっぺ返しなのだ」と論じます。