デイリーニュース

  • ロバート・ジェイ・リフトン 気候変動は核戦争に並ぶ人類存続への脅威

    数十年にわたり核兵器反対を唱えてきた米精神医学の第一人者ロバート・ジェイ・リフトンは近年、気候変動による世界的危機に注目しています。2014年リフトンはニューヨーク・タイムズ紙への寄稿記事で、現在の気候正義運動を80年代の核兵器凍結運動と比較しました。「人々は核戦争を起こすことが酷い間違い、もしくは悪であると思うようになったわけだが、現代の人々は、自分たちが住む地を破壊し、子どもや孫の世代にその損害という遺産を残すことが酷い間違い、もしくは悪であると気づきつつある」とリフトンは述べました。米国で最も有名な精神医学者の一人であるリフトンが、核兵器と気候変動の脅威の共通点と、それにより引き起こされる数々の問題を人々が認識しつつあることについて語ります。

    dailynews date: 
    2015/5/7(Thu)
    記事番号: 
    1
  • NYのデブラシオ市長 家賃高騰を抑制するため 新賃借人保護政策を提案

    フアン・ゴンザレスが、ニューヨーク・デイリーニュース紙に掲載した、ニューヨークのデブラシオ市長によるこの数十年間で最も広範な賃貸人保護策の拡張に関する独占記事について話します。この提案は家賃の上昇率が規制されているニューヨーク市の100万戸のアパートを対象としています。現行法では、家賃上昇規制を受けているアパートの1ヵ月の家賃が2500ドルを超えると、家主は賃貸人に市場価格の家賃を請求できることになっていますが、デプラシオ市長の提案はその規制の廃止が含まれています。ニューヨーク市では、過去20年間で25万戸以上が、家賃規制を解かれていますが、その多くが高級化が進む地区のアパートでした。

    dailynews date: 
    2015/5/6(Wed)
    記事番号: 
    4
  • スノーデン文書が暴露: NSA 開発の技術で 米政府が個人通話を書き起こす

    『インターセプト』の最新記事が、国家安全保障局(NSA)が個人のプライベートな通話を検索可能なテキストに転換している方法を詳述しています。NSAの内部告発者エドワード・スノーデンが公開した文書によると、NSAは今では語られた言葉をラフに書き起こし、発音表記を生成する技術をもっています。そうすることで話された言葉を自動的に認識し、それを保存し簡単に情報を検索することができます。この極秘資料では、NSAのアナリストたちが10年近くも前に、彼らが「音声用グーグル」と呼ぶ技術を開発し、自画自賛していたようすが見てとれます。米国の諜報機関であるNSAが、この「話し言葉の文字化」技術を利用して、米国市民の音声による会話を文字化し索引するという行為をどの程度広範囲に行っているかは不明です。この資料では、NSAが特にイラクとアフガニスタン、さらにメキシコで、この技術を頻繁に利用して通話を傍受し、また国際的なニュースを監視していたことをうかがわせます。『インターセプト』の記者、ダン・フルームキンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/5/6(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 米国とイスラエルの圧力に屈せず国際刑事裁判所に加盟したパレスチナ ガザの犠牲者に正義はもたらされるのか?

    イスラエルの団体「沈黙を破る」(Breaking the Silence)の2014年のガザ攻撃におけるイスラエルの無差別射撃方針に関する新報告書は、国連が独自の調査で、イスラエル軍がガザの国連施設に対して直接的な攻撃を行ったことを確認した一週間後に発表されました。イスラエル軍は、国連施設のGPS座標に関する通知を繰り返し受け取っていたにも関わらず攻撃を実行したのです。パレスチナはこの4月、国際刑事裁判所(ICC)に公式に加盟しており、この調査結果をICCで裁判に持ち込むことにしています。パレスチナのICC加盟について、ゲスト2人に話を聞きます。ナビル・アブズネイド大使はオランダのパレスチナ常駐総代表部の代表、ジョン・デュガードは、パレスチナでの元国連人権特別報告官でオランダのライデン大学国際法名誉教授です。

    dailynews date: 
    2015/5/6(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 「手当たりしだい殺せ」 イスラエル兵士 ガザの残虐行為の原因は無差別射撃命令と証言

    2014年夏のイスラエルによるガザ攻撃について、イスラエル兵士の証言に基づく新しい報告書が発表されました。それによると、多くの民間人の死者が出たのは、軍上部の無差別射撃をするという方針による結果であると言うことです。イスラエル元兵士たちの団体 「沈黙を破る」(Breaking the Silence)は60人を超えるイスラエルの将校と兵士の証言を発表し、これらの証言は「指揮系統のトップから出た」「広範な倫理的失策」を物語るとしています。この攻撃で2200人以上のパレスチナ人が殺害されましたが、その大半は民間人でした。イスラエル側の死亡者数は73人でしたが、うち6人を除いて全員が兵士でした。50日間の軍事作戦で、破壊されたパレスチナ人の住宅は2万戸を超え、数十万人がいまだに避難民の状態です。兵士たちの率直なビデオ証言を放送し、元イスラエル軍空挺部隊員で「沈黙を破る」の広報責任者アブネル・ゲバルヤフに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/5/6(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ヒューマン・ライツ・ウォッチ:サウジ主導の連合軍が米国製の禁止されているクラスター兵器でイエメンを空爆

    ヒューマン・ライツ・ウォッチは、サウジアラビア主導の連合軍が、米国によって製造・供給された、禁止されているクラスター爆弾をイエメンの民間地域に投下したことを非難しています。クラスター爆弾は、多くの場合サッカー場程度の大きさの広い範囲にまで拡散するように設計された、数十あるいは数百の子爆弾を含んでいます。クラスター爆弾は、民間人犠牲者を多く出す危険性があるため、2008年に結ばれた国際条約の下で禁止されています。同条約は116カ国によって採択されましたが、サウジアラビア、イエメン、米国はその中には入っていませんでした。ヒューマン・ライツ・ウォッチによると、米国によって供給されたクラスター爆弾は、北イエメンの反政府勢力支配下の複数の村に投下され、住民を危険にさらしています。米国務省は5月4日、同報告の申し立てを「調査中」と述べ、「イエメンでの進行中の戦闘における民間人の死亡を真剣に受け取める」と付け加えました。ヒューマン・ライツ・ウォッチの兵器部門部長で「クラスター爆弾連合」(Cluster Munition Coalition)の議長であるステファン・グースと、ヒューマン・ライツ・ウォッチのイエメン・クウェート研究者であるベルキス・ウィリーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/5/5(Tue)
    記事番号: 
    2

    http://www.democracynow.org/(〜記事のアドレス)

  • 拷問を可能にするためにアメリカ心理学会がブッシュ政権と極秘に連携していたことがEメールで明らかに

    世界最大の心理学者の団体であるアメリカ心理学会(APA)がジョージ・W・ブッシュ大統領政権下で、政府お墨付きの拷問をどのように支援していたかについて、新たな詳細が明らかにされました。最近、反学会主流派の心理学者らが発表した60ページの報告書によれば、APAは同学会の倫理ガイドラインを中央情報局(CIA)の拷問プログラムの運用上のニーズに見合ったものにするため、CIA、米政府、米国防総省の当局者らと極秘に連携していたそうです。この報告書All the President’s Psychologists: The American Psychological Association’s Secret Complicity with the White House and US Intelligence Community in Support of the CIA’s 'Enhanced' Interrogation Program(『大統領の心理学者たち:CIAの「強化」尋問プラグラム支援のためのAPAの米政府と米機密コミュニティとの極秘の共謀』)のほとんどは、APAの幹部らがCIAと直接連絡を取っていたことを示す、新たに発表された2003年から2006年までのAPA内部の数百件のEメールに基づいています。

    dailynews date: 
    2015/5/5(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 「軍部は知っていた」 メキシコ学生失踪事件の政府説明の矛盾が新たな調査で明らかに

    『インターセプト』は、2014年9月26日夜メキシコで起きた学生43人の失踪に関する驚くべき調査結果を公表しました。新たな調査は、生存者や失踪学生の家族、メキシコの歴史学者や人権活動家、ジャーナリストなど20数名に行ったインタビューに基づいています。『インターセプト』はさらに州および連邦の公的記録も再調査しました。そこには治安部隊の通信記録、地元警察およびギャング団による口外を禁止された証言が含まれています。得られた証拠は、学生たちが行方不明になった時に何が起きたかに関する政府の説明には度重なる矛盾と省略があることを示しています。『インターセプト』記者であり、二部構成からなる記事『イグアラの亡霊』の執筆者ライアン・デブローに聞きます。

    dailynews date: 
    2015/5/4(Mon)
    記事番号: 
    4
  • メキシコの失踪学生43人の親族 米国が支援する麻薬戦争の敵は組織犯罪ではなく団結した人々

    ボルティモアでは4月27日、フレディ・グレイの死に抗議して建物や車が放火されました。メキシコ南部のゲレロ州でも州都チルパンシンゴの議会建物に抗議者が炎上するトラックで突入しています。43人の学生が失踪して以来、抗議は7カ月目を迎えました。メキシコ政府は、学生たちが地元警察に襲撃され、麻薬ギャングに引き渡された後、殺害され焼却されたと主張していますが、親族は疑問を示しています。失踪した学生3人の親族に聞きます。ホセ・エドゥアルド・バルトヨ・トラテンパの母マリア・デ・ヘスス・トラテンパ・ベージョ、クリスチャン・ アルフォンソ・ロドリゲズ・ テルンブレの父クレメンテ・ロドリゲス・モレノ、ベンハミン・アセンシオ・バウティスタのおじクルース・バウティスタ・サルバドルの3人です。親族は麻薬戦争に対する米国の支援を批判し、メキシコ政府がその援助を使って無実の人々を殺していると言います。「政府が米国政府が言うように本当に犯罪組織と戦っているなら、犯罪率は下がっているはずです」とバウティスタ・サルバドルは言います。「犯罪組織と戦っているようには見えません。政府は団結した人々と戦っているのです」

    dailynews date: 
    2015/5/4(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 警官起訴に対するボルティモア市民の反応 「『奇妙な果実』はいまもここで育っている」

    フレディ・グレイの死亡に関して起訴された6人のボルティモア警察官は、25万から35万ドルの保釈金を積んで釈放されました。一方、暴動に加わったことを自首した18歳のアラン・バロックは50万ドルの保釈金に直面しています。エイミー・グッドマンは3日、訴追を歓迎するボルティモア住民にインタビューしました。警察の残虐行為を削減し、説明責任を向上させるためには多くの課題が残っていると住民は言います。

    dailynews date: 
    2015/5/4(Mon)
    記事番号: 
    2

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