世界が「アースデイ」を祝う中、気候変動を遅らせるためのパリ協定に署名するため、世界60カ国以上の首脳が国連本部へ集まりました。パリ協定は、人為的な温室効果ガスの55パーセントを排出する55カ国が批准して初めて効力を生じることになっていますが、多くの国ではいまだに正式承認が得られていません。この協定で約束されている削減幅では、危険な地球温暖化を防ぐのに不十分だと専門家は見ています。調印式の直前に、メキシコ湾岸では住民たちがBPの石油流出事故から6年の節目に際し、今後いっさいの石油採掘をしないよう要求しました。長年、石油業界を追ってきたジャーナリストのアントニオ・ユハスに話を聞きます。ローリング・ストーン誌に寄稿した最新記事は"Six Years After BP Gulf Oil Spill, Residents Demand No New Drilling"(「BPによるメキシコ湾原油流出から6年、住民は一切の新規採掘を拒絶」)です。近著はBlack Tide: The Devastating Impact of the Gulf Oil Spill(『黒い潮;メキシコ湾原油流出事故の破壊的影響』)です。