デイリーニュース

  • 「米国のアフガニスタン難民危機」:戦争開始から15年目 アフガニスタン難民の受け入れを求められる米国

    1月に次期米大統領が就任する時までには、米軍のアフガニスタン駐留は 15 年を超えています。既に米国史上最長の戦争です。先週、アフガニスタン当局は米国の無人機攻撃で民間人 17人が死亡したと発表しました。国連によると、タリバンと自称イスラム国による暴力的な攻撃の渦中に置かれたアフガニスタンの民間人の死傷者数は、7 年連続で過去最高記録を続けています。国連の報告によると、2015 年には 3,500 人を超える民間人が死亡し、7,400 人以上が負傷しました。250 万人以上のアフガニスタン難民が国外で暮らしています。多数がヨーロッパ諸国への入国を試みましたが、各国は次々と新難民に対して国境を閉ざしています。欧州連合(EU)とトルコによる新規の難民計画は、物議をかもした末、実施が開始されましたが、これにより、ヨーロッパに新たに到着した難民は、全員トルコに強制送還されることになりました。米国はアフガニスタン難民の受け入れに向け、どんな役割を果たすべきでしょうか?スタンフォード大学のロバート・クルーズ教授に聞きます。「米国のアフガニスタン難民危機("America's Afghan Refugee Crisis")」と題した最新記事が 『フォーリン・ポリシー(Foreign Policy)』 誌に掲載されています。

    dailynews date: 
    2016/4/13(Wed)
    記事番号: 
    3
  • ホンジュラスのクーデターで自らが果たした役割を弁護するヒラリー・クリントン 「真っ赤な嘘」とデイナ・フランクが反撃 

    ヒラリー・クリントンはホンジュラスのクーデターで果たした役割について自己弁護に努めていますが、ホンジュラスにおける米国の政策に詳しく、人権の専門家でもあるデイナ・フランクの反応は?「ヒラリー・クリントンの発言に驚いています。クーデターを弁護し、事後の尻拭いに果たした自らの役割も正当化するのを聞いて、頭がくらくらしそうです。米大統領選候補の最有力候補の一人が、あれはクーデターではなかったと発言する。それがどんなに恐ろしいことか、この番組の視聴者に、ぜひ理解してほしい。米国はあれをクーデターと呼んだことはないと言っていますが、真っ赤な嘘です」とフランクは言います。

    dailynews date: 
    2016/4/13(Wed)
    記事番号: 
    2
  • フアン・ゴンザレスが直撃 ヒラリー・クリントン ホンジュラスのクーデターで自らが果たした役割を弁護 

    ニューヨーク州の予備選まで 1 週間を切りましたが、民主党大統領候補指名競争は依然、白熱しています。14 日には、1 ヶ月以上ぶりにヒラリー・クリントンとバーニー・サンダースの討論会が ブルックリンで開かれます。今日の放送は、ヒラリー・クリントンとホンジュラスの関係からみていきましょう。今週初め、ヒラリー・クリントンは、 民主的に選出されたホンジュラスのマヌエル・セラヤ大統領が2009 年に起きたクーデターで失脚した時、米国務長官として自らが果たした役割を公然と弁護しました。ホンジュラスはこのクーデター以降、世界で最も無法な国のひとつになりました。9 日に行われたニューヨーク・ディリーニュース編集局との会談で、クリントンはホンジュラスについて質問を受けました。質問の主は、ほかならぬ、デモクラシー・ナウ!のフアン・ゴンザレスだったのです。

    dailynews date: 
    2016/4/13(Wed)
    記事番号: 
    1
  • スパイの美しい秘密: DNA収集するスキンケア商品にCIAが投資を開始

    ザ・インターセプトのリー・ファンから彼の最新の暴露記事、 中央情報局(CIA)の投資機関インキュテール社(In-Q-Tel)が人気の化粧品クレアリスタ(Clearista)の製造にいかに資金提供している かについて話を聞きます。クレアリスタの親会社スキンセンティアル・サイエンス(Skincential Sciences)は、皮膚の表層を薄く剥離し、DNA収集を含むさまざまな診断テストに使用できる独特の生物標識を明らかにする特許技術を開発しました。

    dailynews date: 
    2016/4/12(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 都市再開発高級化が招く死:変容するサンフランシスコで警察の弾雨で殺されたアレックス・ニエト

    2014 年3月にサンフランシスコ市警によって射殺された28歳のラティーノの男性、アレックス・ニエトの事件を検証します。殺人で起訴された警官たちは、ニエト が彼らに向けたスタンガンををピストルと誤解したと主張しました。警官のリチャード・シフ、ネイサン・チュー、ロジャー・モースと警部補のジェイソン・ ソーヤーは、ニエトにに向けて数十発を発砲しました。検視官によると、ニエトは少なくとも10発の弾を受けていました。陪審は3月、全員一致で、警察はニエトへの対応で過度な暴力を使わなかったとしました。ニエトの家族は2014年8月、不当行為致死の連邦民事訴訟を起こし、ニエトの行動は攻撃的なものではなく、武器を携行していたのは警備員としての彼の仕事のためであったと法廷で主張しました。ライター、コミュニティ活動家で、「アレックス・ニエトのための正義連合」 (Justice for Alex Nieto Coalition)の共同設立者であるエイドリアナ・カマレナと、作家のレベッカ・ソルニットから話を聞きます。ソルニットはガーディアン紙に Death by gentrification: the killing that shamed San Francisco(『都市再開発高級化が招く死:サンフランシスコを辱めた殺人』)というタイトルの記事を書きました。

    dailynews date: 
    2016/4/12(Tue)
    記事番号: 
    4
  • リー・ファン 「ダーク・マネーとスーパー代議員を務めるロビイストたちが2016年の大統領選を牛耳るかもしれない」

    「デ モクラシーの春」(Democracy Spring)と大統領選におけるダーク・マネー(黒い金)の影響について引き続き放送します。金と政治の関係に焦点を当てているザ・インターセプトの調 査ジャーナリスト、リー・ファンに話を聞きます。彼は、複数の民主党のスーパー代議員が現在、銀行、石油会社、外国政府、給料日ローン、その他の特別利益団体のためのロビイストとして活動していることを明らかにしています。接戦においては、こうしたスーパー代議員たちが民主党の候補者を決める可能性があります。

    dailynews date: 
    2016/4/12(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 「デモクラシーの春」 米議会議事堂前での汚職と金権政治への抗議で、400人以上が逮捕

    4月11日、巨大資金の影響と企業によるロビー活動が蔓延する政治に抗議しておこなわれた米議会議事堂の階段での大規模な座り込みで、400人以上が逮捕されました。「デモクラシーの春」(Democracy Spring)という名の下で組織されたこの抗議行動は、4月第1週にフィラデルフィアからワシントンDCまでを行進した約140の団体の活動家たちを結集させました。4月第2週の1週間を通して、ワシントンDCでは市民的不服従の似たような活動が複数予定されています。「デモクラシーの春」のキャンペーン部長で、99Riseの共同設立者兼まとめ約のカイ・ニューカークから話を聞きます。彼は4月11日、議会議事堂での活動で逮捕されました。

    dailynews date: 
    2016/4/12(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 70年前の日系アメリカ人12万人の収容を振り返る 歴史は繰り返すか

    ジョン・ケリー国務長官はこのほど、米国が1945年に核兵器による攻撃を行った日本の広島を訪れました。この攻撃では14万人が殺され、大半は民間人でした。今日は、第2次世界大戦中に米国が日本との戦いをめぐって下したもう一つの決断に目を向けます。全米12万人の日系アメリカ人の収容所への収監です。米国で同じようなことが再び起こる可能性はあるのでしょうか。2016年大統領選では、全米のムスリムを管理するデータベースの作成や、ムスリム居住地域の警察によるパトロールなどを呼びかける共和党候補者たちの言動が目立っています。クルーズ候補のこうした提案に先立ち、共和党の最有力候補と言われるドナルド・トランプが昨年、もし自分が第2次大戦中に国のリーダーを務めていたとしたら、日系アメリカ人の収容に賛成したか反対したかはわからないとタイム誌で発言しています。

    dailynews date: 
    2016/4/11(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 「黒人の命も大事」vsロサンゼルス市警 警察は活動家に不公平な狙い撃ちと監視を?

    ロサンゼルス検察は現在、陪審によって評決不能とされた「黒人の命も大切」運動の活動家6人の裁判をやり直すべきかの決定を進めています。この6人は2014年11月、ロサンゼルスのフリーウェイ101をバリケード封鎖したことで、軽犯罪に問われています。6人のこの行動は、その3カ月前に起きたマイケル・ブラウン殺害で問題となったミズーリ州ファーガソンの元警察官ダレン・ウィルソンが不起訴処分となったことを受けて、決行されました。活動家のローザ・クレメンテもこの件で裁判を受けましたが、無罪判決を勝ち取りました。検察の動きについて支援者らは、ロサンゼルスの「黒人の命も大切」活動家を標的とするロサンゼルス市警と市検察局の幅広い措置の一環だと述べています。ロサンゼルスのカリフォルニア州立大学の汎アフリカ学部門の教授で代表も務める、「黒人の命も大切」運動ロサンゼルス地区オルガナイザーのメリーナ・アブドゥラに話を聞きます。また「黒人の命も大切」運動ロサンゼルス地区の代表者の一人で、刑事訴訟の弁護と人権擁護を専門とする弁護士のナナ・ジャムフィもゲストに迎えます。ジャムフィは、訴追に直面する抗議者の多くが監視下に置かれ、ロサンゼルス市警と米司法省から関係者に通知が送られている実情について語ります。

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    2016/4/11(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 「黒人の命も大事」活動家:ビル・クリントンは黒人を人間扱いしない「スーパープレデター」発言を擁護している

    「黒人の命も大切」(Black Lives Matter)運動が米大統領選を揺るがしています。ヒラリー・クリントン候補の選挙戦で応援に立ったビル・クリントン元大統領はフィラデルフィアで7日、活動家らの抗議によって演説を妨害されました。活動家らは、クリントン夫妻が1994年の包括的犯罪防止法を支持し、米国での刑務所収監者の拡大を招いたと批判しました。またヒラリー・クリントン候補が1996年に、若者の一部を「スーパープレデター」(プレデターは「捕食者」の意で、犯罪を重ねる非行少年を指す)と呼んだことも問題となりました。ビル・クリントンはこれに対し、ヒラリー候補の「スーパープレデター」という語の使用を擁護、犯罪者の味方をするのかと活動家らを非難しました。ビル・クリントンのこの発言について、「黒人の命も大切」運動のロサンゼルス地区のオルガナイザーのメリーナ・アブドゥラに話を聞きます。「(ビル・クリントンは)この状況を作り出したシステムについての問題から巧みに私たちの目を逸らそうとします」とアブドゥラは指摘します。「彼らはまるで、犯罪に走ってしまう若者が人間ではないかのように振る舞うのです。『スーパープレデター』という語の使用は、私たちの子どもたちを人間扱いしないということです」

    dailynews date: 
    2016/4/11(Mon)
    記事番号: 
    1

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