1月に次期米大統領が就任する時までには、米軍のアフガニスタン駐留は 15 年を超えています。既に米国史上最長の戦争です。先週、アフガニスタン当局は米国の無人機攻撃で民間人 17人が死亡したと発表しました。国連によると、タリバンと自称イスラム国による暴力的な攻撃の渦中に置かれたアフガニスタンの民間人の死傷者数は、7 年連続で過去最高記録を続けています。国連の報告によると、2015 年には 3,500 人を超える民間人が死亡し、7,400 人以上が負傷しました。250 万人以上のアフガニスタン難民が国外で暮らしています。多数がヨーロッパ諸国への入国を試みましたが、各国は次々と新難民に対して国境を閉ざしています。欧州連合(EU)とトルコによる新規の難民計画は、物議をかもした末、実施が開始されましたが、これにより、ヨーロッパに新たに到着した難民は、全員トルコに強制送還されることになりました。米国はアフガニスタン難民の受け入れに向け、どんな役割を果たすべきでしょうか?スタンフォード大学のロバート・クルーズ教授に聞きます。「米国のアフガニスタン難民危機("America's Afghan Refugee Crisis")」と題した最新記事が 『フォーリン・ポリシー(Foreign Policy)』 誌に掲載されています。