デイリーニュース

  • パナマ文書:アイスランドからアルゼンチンまで世界の指導者たちの大規模な脱税計画が明らかに

    「データジャーナリズムで史上最大の暴露が現実のものとなった。それは腐敗についてだ」。国家安全保障局(NSA)の内部告発者エドワード・スノーデンは、「パナマ文書」(Panama Papers)について、こうツイートしました。4月3日に公表された同文書は、多くの国の富裕層や権力者たちが彼らの資産を隠すために、いかにタックス・ヘイブン(租税回避地)を使っているかを明らかにしています。世界で最も秘匿性の高いオフショア会社の1つ、パナマを拠点とする法律事務所モサック・フォンセカから流出した約1150万点のファイルがドイツ紙「ジュートドイチャー・ツァイトング」(南ドイツ新聞)の手に渡り、それを「国際調査報道ジャーナリスト連合」(International Consortium of Investigative Journalists)が詳しく解析しました。今回の暴露は、12人の国家元首と多くの政治家、彼らの家族や側近に関係しています。その中には、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の友人たち、イギリス首相、アイスランド首相、パキスタン首相、ウクライナ大統領の親戚も含まれています。

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    2016/4/5(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 投票者IDの悪夢 ウォーカー知事のせいで30万人にのぼるウィスコンシン州有権者が投票から締め出される可能性

    米国でも最も厳しいとされる投票制限が施行されているウィスコンシン州で、有権者は4月5日に行われる民主党および共和党の予備選に向かいます。規制が強く、異論のあるウィスコンシン州の投票者ID法によって約30万人の登録有権者が投票できなくなる恐れがあります。ウィスコンシン州が新たに厳格化した要件によれば、投票するためには政府が発行した写真つき身分証明書を提示しなければなりません。支持者たちはこの法律が不正を防ぐと言いますが、批評家の指摘によれば、ウィスコンシン州の有権者の9パーセントが投票権を剥奪され、その内訳は圧倒的に貧困層と有色人種となる恐れがあります。この投票者ID法は、2011年以降、ウィスコンシン州の共和党によって通過した新たな投票制限のひとつに過ぎません。州議会は夜間と週末の事前投票も廃止しており、草の根団体による投票登録推進運動もほぼ不可能になりました。Give Us the Ballot: The Modern Struggle for Voting Rights in America(『我々に投票権を:米国の投票権を求める近代の闘い』)の著者で、最近ネイション誌に「ウィスコンシン州の投票者ID法は30万人から投票を奪う可能性」という記事を書いたアリ・バーマンに話を聞きましょう。

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    2016/4/4(Mon)
    記事番号: 
    4
  • 「愛は憎悪に勝つ」 女優ロザリオ・ドーソンが語る なぜ大統領にバーニー・サンダースを推すのか

    4月後半に予定されているニューヨーク州予備選に先立ち、ヒラリー・クリントン前国務長官、バーモント州選出バーニー・サンダース上院議員の両陣営は3月31日、ニューヨーク州で選挙集会を開きました。サウス・ブロンクス地区にあるセント・マリー公園で開かれたサンダースの集会には16,000人以上が集まりました。この地域で大統領候補が選挙運動を行うのは数十年ぶりのことです。サンダースはブルックリン出身であることを強調、映画監督のスパイク・リーと女優のロザリオ・ドーソンが彼の脇を固めました。ドーソンに集会のあとで話を聞きました。「私がバーニー・サンダースを支持するのは、彼がフラッキングを否定するからです。すべての人を対象にしたシングルペイヤー方式の医療保険がぜひとも必要だから支持するのです。これは夢物語なんかじゃないんです。世界中で、しかもきわめて肯定的に実施されています。世界は社会民主主義なんです」とドーソンは語ります。

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    2016/4/4(Mon)
    記事番号: 
    3
  • ヒラリー・クリントンはどれだけの選挙資金を化石燃料業界から受け取ったのか?

    グリーンピースの新しい報告によれば、ヒラリー・クリントンの大統領選挙事務所とその支援団体であるスーパーPAC(特別政治活動委員会)は、化石燃料業界のロビイストから13万8,400ドル、バンドラーと呼ばれる政治資金集め役から132万7,210ドルを受け取っており、総額では450万ドルを超す資金を化石燃料業界とつながりのあるロビイスト、バンドラー、大口支援者から受け取ったとされます。クリントン自身は、化石燃料企業で働く複数の個人からあわせて約33万ドルを受け取っただけで、これは彼女の選挙運動資金の0.2パーセント程度だと主張しています。グリーンピースの調査専門家で、化石燃料ロビイストによるクリントン陣営への資金提供について調査を主導しているチャーリー・クレイと、選挙集会でクリントンに挑んだグリーンピースの民主運動オルガナイザー、エバ・レスニック=デイに話を聞きましょう。

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    2016/4/4(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 化石燃料業界とのつながりについてヒラリー・クリントンに挑んだグリーンピース活動家に聞く

    ウィスコンシン州の予備選を数日後にひかえ、民主党大統領候補の指名獲得を目指すヒラリー・クリントンとバーニー・サンダースが先週末、化石燃料業界のロビイストがクリントンの選挙活動を資金援助しているかをめぐって論争を繰り広げました。この問題は、ニューヨーク州立大学パーチェス校で木曜日に行われた選挙集会でグリーンピースの活動家エバ・レスニック=デイがクリントンに質問しているビデオが明らかになった後、注目を集めることとなりました。レスニック=デイは、石油・ガス・石炭業界のロビイストや重役からの将来の寄付を拒否することを大統領候補者に誓わせるグリーンピースのキャンペーンに取り組んで来ました。「これらのロビイストの仕事は、今後の政策に影響を与えるためにクリントン上院議員と関係を作ることです。選挙活動で彼女に資金をわたすことで、彼らは明らかに影響を及ぼそうとしています」とレスニック=デイは語ります。「民主主義はこんな風に機能すべきものではありません」。クリントンに真っ向から向き合ったグリーンピースの民主主義オルガナイザー、レスニック=デイをゲストに迎えます。

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    2016/4/4(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 米国が後ろ盾のサウジによるイエメン攻撃はオバマ大統領の業績の「汚点」

    イエメンの反体制派組織フーシに対し、米国の支援を受けたサウジアラビア主導の軍事攻撃が始まってから丸一年がたち、イエメンでは今週、 何十万人もの人が抗議の街頭デモを繰り広げました。参加者によると今回のデモは、2011年にアリ・アブドラ・サーレハ首相を辞職に追い込んだ大規模デモ以来の最大のものでした。イエメンでは昨年3月以降、6000人以上の人が殺害され、その半数が一般市民でした。「私たちの学校や大学、病院や診療所、サッカー場、遊び場に米国製の爆弾が落とされているのに、なぜ世界的な非難が起こらないのか、とイエメンの人々は私に訴えます」と、ヒューマンライツウォッチの中東・北アフリカ課代表のサラ・リー・ウィトソンは話します。彼女が最近ロサンゼルス・タイム紙に寄稿した記事は、"The U.S. is quietly helping Saudi Arabia wage a devastating aerial campaign in Yemen"(イエメンでの破壊的な空爆を繰り広げるサウジアラビアを、米国はこっそり支援)という標題です。一方、米国はイエメン南部でアルカイダへの空襲を遂行し、14人を殺害しました。彼らは、地元の人々によれば、戦闘員と疑われていました。ベイルートにあるカーネギー中東センターの客員教授ファレア・アル=ムスリミからも話を聞きます。

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    2016/4/1(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 独占:シェレル・ボールドウィン無罪 元交際相手の暴力に対する正当防衛が認められる

    シェレル・ボールドウィンがデモクラシー・ナウ!の独占インタビューに応じました。彼女を虐待していた元交際相手ジェフェリー・ブラウンの死に関してコネチカット州の陪審員から無罪判決を勝ち得た後の初めての会見です。裁判所の証拠記録によると、ブラウンはボールドウィンに脅迫を繰り返し、彼女のクレジットカードや現金を奪い、彼らの息子に会いに行った際に暴力を振るったりしていました。ボールドウィンはとうとう裁判所に訴え、脅迫、嫌がらせ、面会時の暴力を禁じる命令を勝ち取りましたが、ブラウンはボールドウィンに脅迫的な文書メッセージを送り続けました。そして、ボールドウィンの証言に基づいた警察の宣誓供述書によると、ブラウンは彼女の自宅に現れ、窓へよじ登って侵入し、彼女を襲い、彼のベルトで彼女の首をしめました。ボールドウィンは逃げて、かろうじて自分の車の中に入りましたが、ブラウンも追ってきて再び彼女の首を絞めました。次に起きたことは、ボールドウィン自身にも思い出せませんが、警察が到着して発見したのは、骨折し、地面に横たわっていたボールドウィンと、ガレージの壁と車の間に挟まれて死亡していたブラウンでした。最終的にボールドウィンは、殺人の罪で逮捕されました。この事件以来、ボールドウィンは100万ドルの保釈金を設定され、約3年間を刑務所で過ごしました。

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    2016/4/1(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 米史上最大の賃上げに? NY市とカリフォルニア州、最低賃金15ドルへ引き上げへ

    最低賃金の15ドルへの引き上げを求める「ファイト・フォー・15」(Fight for 15)運動が歴史的勝利を収めました。米国人労働者にとっての史上最大の賃上げとも言われています。500万人にのぼる労働者の賃金がこれで、大幅に引き上げられることになります。カリフォルニア州とニューヨーク市は相次いで、最低賃金を数年以内に時給15ドルに引き上げる計画を明らかにしました。カリフォルニア州議会は木曜日、最低賃金を毎年段階的に引き上げ、2022年までに時給15ドルとすることを決議しました。またニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は、ニューヨーク市の最低賃金を2018年末までに15ドルに引き上げる予算案で合意したと宣言しました。「ニューヨーク市のマクドナルドの従業員数人が始めたたった一度のストライキをきっかけに、運動が3年であっという間に全米に広がったのは注目すべきことです」とデモクラシー・ナウ!共同司会者のフアン・ゴンザレスは語ります。「連邦最低賃金では暮らしていけない米国人が大勢いる以上、運動はこれからも広がり続けていくでしょう」。

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    2016/4/1(Fri)
    記事番号: 
    1
  • ファシズムの火に油を注いだ者: スペインのファシストに石油を供給したテキサコ社の秘史

    スペイン内戦に数千人の米国人が志願し参戦しましたが、フランコのファシスト政権側に味方した者もいました。中でも特筆すべきは米国石油大手テキサコ社の最高経営責任者(CEO)です。彼は米国の法律に反して、フランコ政権に割引した石油を掛売で供給しました。さらに、米国籍の船でのスペインへの石油輸送も行いましたが、これも米国の法律法に違反していました。注目すべきこの話題について、スペイン内戦についての広範な歴史書Spain in Our Hearts: Americans in the Spanish Civil War, 1936-1939(『心の中のスペイン――スペイン内戦に参加した米国人たち、1936~1939年』)を執筆したアダム・ホックシールドに話を聞きます。

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    2016/3/31(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 「心の中のスペイン」:ファシズムと戦った米国人を描く アダム・ホックシールドの新著

    共和党の大統領選予備選では、ドナルド・トランプにより突然、ファシズム問題が米政治界でも取りざたされるようになっていますが、本日はスペイン内戦について広範な歴史書を執筆したベストセラー作家アダム・ホックシールドに話を聞きます。彼の新書はSpain in Our Hearts: Americans in the Spanish Civil War, 1936-1939(『心の中のスペイン――スペイン内戦に参加した米国人たち、1936~1939年』)というタイトルです。同書は、ヒトラーとムッソリーニの援助を受けたフランシスコ・フランコ先導のファシズムを食い止めようと、大勢の志願者が世界各地から民主的政府を支援するためスペインに集まった過程を描いています。ファシズムと戦うために志願した、約2800人の米国人もスペインに渡りましたが、その4分の1近くが現地で命を落としました。このアメリカ人部隊は「アブラハム・リンカーン旅団」と名付けられました。2年半に渡る戦いの後、1939年4月1日、ファシスト側が勝利を宣言、それからほどなくして第二次世界大戦が始まりました。

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    2016/3/31(Thu)
    記事番号: 
    2

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