ベルギーの首都ブリュッセルで、国際空港と地下鉄の駅の2ヶ所が爆破され、数十人の死者と多くの負傷者が出たと報じられました。ベルギーの連邦検察官によれば、空港で起きた2つの爆発は自爆犯によるものだということです。3月22日の朝8時に起きた空港での爆発の前に複数の発砲があったとも報道されています。その約1時間後、地下鉄のマルベーク駅で別の爆発が起こりました。ヒューマンライツウォッチの非常事態部長であり、ベルギー出身のピーター・バウカートは、「今回は本当に中枢部が標的となりました」と言っています。「シューマン駅とマルベーク駅はヨーロッパの諸機関の公務員の多くが仕事に向かうため地下鉄を下りる駅です。今回の爆破は9時ちょっと過ぎに起きている。ヒューマンライツウォッチの私の同僚も含め、ちょうど皆が職場に向かっていた時間です。私の同僚は爆発のほんの数分前に地下鉄の駅を出ました。今回の事件はベルギーをまさに中心から揺すぶったのです。」ジュネーブにいるバウカートに最新情報を聞きます。